体を壊して会社を退職した後、“趣味を楽しみ尽くせる人生”に変わったフリーランスに注目

Webメディアのディレクターとして働くRemyさん。ライター・編集・校正の業務経験に加え、ピアノの調律や龍笛の演奏も行うなど、仕事の幅が非常にユニークなフリーランスです。

そんなRemyさんですが、かつての会社員時代、大変ハードな働き方をしていたことから体を壊し、退職をした過去があるといいます。そこから、どのようにクラウドワークスで現在の働き方を手にしたのかインタビューしました。

ハードな日々を経て出会ったクラウドワークス

―はじめに現在のお仕事について、詳しく教えていただいても良いですか?

現在は、Webメディアの記事のディレクションのお仕事をしています。
編集者として参画した案件だったのですが、途中からディレクターのお話をいただきました。当初から数えると、携わって3年目くらいになります。

―事前にいただいた情報では、色々な経験をお持ちだと聞いています。過去のお仕事や生活などは、どういったものだったのでしょう?

やりたいことがあって、大学を卒業した後に音楽の専門学校に行ったのですが、そこで学んだことで食べていくのは難しいということが分かりまして…。
音楽の技術自体は習得して学校を卒業したんですけど、『仕事をどうしよう』と悩んでいる時に新卒スカウトを受けて、IT関連の企業に入社しました。

入社して何年かはシステムの運用保守や要件定義を担当していたのですが、会社の都合で子会社と掛け持ちするような働き方をすることになりまして。業務後に深夜まで打ち合わせをしたり、出張をしたりなども多く、そんな生活を続けていたら、ちょっと体調を崩してしまいまして…結果的に会社を辞めることになりました。

―かなりハードな生活だったんですね。クラウドワークスとは、どのようなキッカケで出会ったのでしょうか?

退職後は、『仕事の形は会社員じゃなくてもいいかな』という気持ちがありまして。
もともと文章を書いたりするのは好きだったので、求人サイトでSEO関連の会社を見つけて、しばらくそこでライティングのお仕事をしていました。
その会社では文章のテーマや文字数がほぼ決められていたので、『文章のジャンルやボリュームを自分で選んで働けるところはないかな』と思って探していたときに見つけたのがクラウドワークスでした。

―そういった経緯があったのですね。ちなみにですが、初めて受注したお仕事のことなどは覚えていますか?

一番最初に出会えたお仕事は、結婚式関連の記事のライティングでした。
募集条件が【結婚式場で勤務もしくはアルバイトをしたことがある人】という限定的なものだったのですが、たまたま高校生の頃に結婚式で讃美歌を歌うアルバイトをした経験があったので、問い合わせてみたらOKをいただきまして。
文章のボリュームが多い案件で、ある程度の決まりごともあったものの自由に書かせていただけたので、『好きに書けるって楽しいな』というポジティブな気持ちで取り組んでいました。

お仕事の安定的な獲得につながった『チャレンジ』と『こだわり』

―業務を行う中、仕事が軌道に乗り始めるまでには、どのような働き方をされていたのでしょうか?

最初のクライアントさんが声をかけてくださって、何度かお仕事をいただけたのですが…コンスタントに受注したい分だけ受注できたわけではありませんでした。
そのため、ライティングのお仕事をとにかく何でもやっていた時期もありました。たとえば地方銀行の金融コラムの執筆とか医療関係のライティングとか、とくにテーマを選ばず書いていました。

―なるほど。お仕事を広げていくにあたって、心がけていたことなどはあるでしょうか?

私の場合は、『条件面で自分が納得できること』か『やりがいがあること』か、どちらかを満たしているお仕事であればやってみるようにしていました。
全然知らない分野でも、自分の経験値になりそうな案件や、“ライター心”をくすぐるような…書いてみたら面白そうなテーマの案件には応募をして、経験を積んでいました。

―がむしゃらにチャレンジしたことが、案件の安定した獲得にもつながったということですね。同じクライアントさんからリピートの依頼をしていただくにあたって、大切にしていたことなどはありますか?

ライティングには、ジャンルや案件ごとのマナーがあると思うのですが、そこから外れないように気をつけていました。
それから、分かりやすい文章・誤解のない文章・正しい日本語の三点は、ずっと大事なことだと考えています。どういった案件であっても、ねじれの多い文章や、不要な言葉の多い文章が求められることはほぼないので。

あとは、お仕事上で必要最低限の連絡も、積極的に取るように心がけていました。

―クラウドワークスでライター案件を定期的に受注するためには、かっこいい文章や博識じみた文章より、しっかりとした日本語の文章や、ちゃんとしたレスポンスといった基礎的なことを淡々とこなしていくのがコツ…と考えてよいでしょうか?

そうですね。クラウドワークスは案件やライターさんの数がとても多いので、クライアントさんから選んでいただくためには、文章や連絡面での基本的なことを丁寧にやっていくのが必要かなと思います。

私生活が全力で趣味を楽しめるものに変わった

―私生活での変化はどのようなものだったのでしょう?会社員の頃と比べて、良くも悪くもあったと思うのですが。

悪いこと…というか、面倒だなと思うことは確定申告の準備くらいです(笑)
良かったことのほうが圧倒的に多くて、『趣味をやりながら生活していきたい』という気持ちが強かったので、それを実現できるようになったのは大きいですね。

―興味深いです。その趣味の内容など、教えていただけるなら知りたいです。

働きすぎて体を壊した頃から続けている趣味が、クラシック音楽とバレエを合わせた舞台です。歌やダンスの演者として出演しています。

―すごいですね!その趣味をガッツリやろうと思ったら、今の働き方が一番フィットしているような気もします。

本当にそう思います。平日に『これやりたい。見に行きたい』というイベントなんかがあっても、自分の仕事の調整がつけば参加できるっていうのはすごくありがたいです。

たとえば、私はプロレスや大相撲を観戦することも好きなのですが、試合当日は夕方くらいまでに仕事に区切りをつけて、会場へ行くこともあります。そういった生活ができるのも、この働き方の良いところですね。

Remyさん流の“クラウドワークスで成功するためのコツ”

―いまクラウドワークスで頑張っているユーザーや、登録したてのワーカーに、クラウドワークスを使って成功するためのメッセージをお願いいたします!

“自分がどういうふうにクラウドワークスを使いたいのか”ということを、きちんと自覚してみると上手くいく気がします。

スキマ時間にできるお仕事を探したいのか、しばらくブランクがあったからとりあえず何かお仕事をやってみたいのか、お金を稼ぎたいから高単価の案件を狙っていきたいのか、絶対に好きなお仕事しかやりたくないのか…。
『何故どうして・どういうお仕事をしたいのか』という点を都度自分で確認しながらお仕事探しをしていけば、妥協できる点やチャレンジしたい点のレベルが分かってくるのではないかと。

それぞれの思いや目的は、ワーカーさんの数だけ答えがあって、全てが正解だと思います。
その答えはライフステージや生活環境の変化に伴って変わっていって良いものだと思うので、まずは今の自分の気持ちや状況と照らし合わせながらお仕事探しをしてみてください!

Remy
Webメディアディレクター。過去の経験から、ライター・編集・校正はもちろん、ピアノの調律や龍笛の演奏にも仕事として対応している。
芸術や音楽方面に造詣が深く、公演のパンフレットの解説を執筆するなどのほか、趣味では演者として舞台にも出演している。