マーケティング
公開日: 2019.01.28 / 最終更新日: 2020.08.18

メディアと媒体に違いはないのか?歴史や種類、資料を一覧で公開!

あなたは「メディア」と「媒体」の違いを述べられますか?これからマーケティングに携わる方にとって、マーケティング用語を正しく理解することは基本中の基本であると言えるでしょう。「メディア」と「媒体」それぞれの意味、歴史の変遷、種類などを紹介していきます。

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メディアと媒体の違いとは?

メディアとは媒体の意味を持つ英語

メディアと媒体の違いですが、現代社会において両者の違いはほとんど明確ではありません。もともとメディア(media)とは、媒体や伝達手段などといった意味を持つ英単語です。

今日ではメディアも媒体も、さまざまな情報を伝えるためのシステムや事業、装置のことを指すようになりました。特に、新聞やテレビなどのような、老若男女関係なく大勢の人に情報を提供する「マスメディア」を意味することも多いです。中でも新聞や雑誌などは「紙媒体」と称されます。

現在ではマスメディアに加え、インターネット上で情報を配信するウェブメディアもメディアを代表するものになってきています。時代を経て、メディアや媒体の言葉の意味が拡大してきたと言っても良いでしょう。

メディアの歴史の変遷とは?


メディアは歴史上、さまざまな変遷をたどってきました。メディアの始まりは、文字や画を大量に発行できる、印刷術が誕生したときまで遡ります。

活字印刷の普及によるメディア化

「印刷された文字によるメディア」の誕生は、印刷技術の発展によって生み出されました。やがて、新たな媒体である活版印刷術が登場し、「印刷された文字によるメディア」はさらに早く、より多くの人の手に渡るようになります。

ラジオによる情報の一般化

近代社会では無線通信技術が開発され、音声を送受信できるようになりラジオという受信機、つまり新たな媒体が登場します。ラジオを利用することで、印刷物とは比べ物にならないほどの量の情報を、多くの人々が言語を超えて受信できるようになりました。情報はより一般化し、広く社会的に共有されることになったのです。

目と耳を使ったコミュニケーション

ラジオが登場して数十年、今度は映像を遠くへ送る技術が開発されました。それがテレビです。テレビは印刷物のように文字を良く必要もなく、ラジオのように音声だけつまり耳から入ってくる情報だけでなく、目から入ってくる映像という新しい情報源を人びとに提示します。これによって目と耳を使った、テレビという媒体を介したコミュニケーションが広く一般化していきました。

テレビはその情報を流す側であるメディアと情報を受け取る大衆という明確な区分を生み出し、「マスメディア」という新たなメディアを生み出します。

インターネットメディアの登場

テレビの登場から30~40年あまり。現在の主となるメディア、インターネットメディアが産声を上げます。インターネットメディアは、テレビなどのマスメディアとは異なり、遠く離れた場所でも、利用する言語が異なっても、1体1で、見知らぬ人とのコミュニケーションを可能にする、コンピュータという媒体を介して利用されます。

インターネットの登場はより多くの情報を、より個人的に利用できるようになった点で、これまでのメディアとは大きく異なる特徴を有するとともに、コミュニケーションの複層性を生みだしたと言えるでしょう。

メディアの種類を一覧で解説


ではメディアの種類を一覧で表してみましょう。テレビなどのマスメディアとウェブサイトなどのデジタルメディアで区分します。

マスメディア

  • テレビ
  • 音と映像を出力する媒体で感覚に直接訴えることができるメリットがあります。作成したコンテンツや宣伝をテレビ局を介して放送、テレビを使って視聴者が消費します。

  • ラジオ
  • 音声のみを出力する媒体で、放送局を介してニュースや音楽、天気予報などの情報を伝えます。携帯でき、電波さえ届けばどこでも放送を聴けるため、緊急時時の情報源として重宝します。

  • 新聞
  • ほぼ毎日発行される紙媒体です。ニュース、コラムなど様々な情報を、詳細に伝えることがきるメリットがあります。

  • 雑誌
  • 新聞と同じ紙媒体ですが、保存性に優れている点が異なります。さまざまなジャンルの雑誌があり、消費者の選択性が広い点もメリットです。

インターネットメディア

ウェブメディアともデジタルメディアとも呼ばれるインターネットメディアは、パソコンやスマートフォンなどの媒体を介して利用されます。デジタルメディアには、企業や個人が情報を一方的に発信するマスメディアに似た形のオウンドメディアと、企業や個人が双方向でコミュニケーションを行う形のソーシャルメディアがあります。

  • オウンドメディア
  • ホームページとブログが挙げられます。ホームページは企業や団体、個人などが情報を発信するメディアです。発信する側は発信したい情報を広く周知できる点で、受信する側は自ら能動的にさまざまな情報にアクセスして自由に消費できる点でメリットがあります。

    ブログはホームページよりもさらに小さい規模のオウンドメディアです。法人や個人が情報発信できる点でホームページと同じ特徴を持っていますが、よりミニマムな情報を頻繁にリリースできる手軽さがブログの良いところだと言えるでしょう。

  • ソーシャルメディア
  • オウンドメディアよりも、不特定多数の個人や法人も含め、双方向のコミュニケーションが手軽にできるのが、ソーシャルメディアです。ソーシャルメディアでは、誰もが気軽に参加できるオープンなコミュニケーションから趣味・サークルのようなクローズドなコミュニケーションまで行うことができるでしょう。具体的な例として、Facebook、Twitter、LINE、Instagramのようなサービスがあります。

    企業のマーケティング担当者がプロモーションにおいて実施を検討するべき25コの施策をまとめています。企業と消費者のコミュニケーションチャネルは多様化・複雑化しているため、事前に十分なメディアプランニングをすることが重要です。
    マーケティング担当者が実施を検討したい25コの施策リスト

    人気メディアの媒体資料は?


    では最後に、マスメディアやデジタルメディアの媒体資料をご紹介します。

    日経新聞

    日本経済新聞は世界最大の発行部数を誇る総合紙で経済の話題が中心で、大都市圏を中心に全国紙として高い人気があります。信頼性が高く、ビジネスに役立つ経済紙という高い評価を得ている新聞であると言えるでしょう。下記資料は、ビジネスマンを中心とした顧客に広く広告をリーチするのに適したメディアであることが綺麗にまとめられた資料になっています。

    出典元:日経メディアデータ

    日本テレビ

    日本テレビは国内最大の売上高、広告収入を誇るテレビ局です。ゴールデンタイムの視聴率も2013年度から1位をキープし続けるなど、他局の追随を許していません。すべてに安定した数字を残す、人気のテレビ局です。下記の資料はどのような属性を持った人物がホームページに来たかを簡単にまとめており、広告を出せばどのような人にアプローチできるかがわかるといった点で良い媒介資料と言えるでしょう。

    出典元:日テレサイトの概要

    Gunosy

    適切な人に適切な情報を届ける、をモットーにさまざまなコンテンツを配信。2013年のアプリリリース後、現在まで3,400万インストールを実現、幅広い年齢層から支持を受けており、広告媒体としての実力も侮れません。また、Gunosyの媒体資料は独自のデータを活用して興味のある人にアプローチすることができるといったポイントが目に止まりやすい資料であると言えます。

    出典元:Gunosy Ads

    まとめ

    ここまでメディアと媒体の違い、またこれらの歴史や種類などをご紹介してきました。ここ10~20年の間に急速に拡大したデジタルメディアの影響はそれまであったメディアや人々の生活にも大きな変化をもたらしています。この変化を受けて、いかに柔軟にマーケティングできるかが、これからの多メディア時代を乗り切る手段となるのではないでしょうか。

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nikkson
IT会社でウェブ広告の作成から運用、分析まで一連の流れを担当。 運用、クリエイティブディレクターの経験から、 多角的な目線でウェブマーケティングに鋭く切り込む。

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