マーケティング
公開日: 2019.12.03 / 最終更新日: 2020.11.12

ポスティング用のチラシ作成のポイントは?デザインのコツを徹底解説

ポスティングのチラシは郵便受けに投函するため、狙った個人にダイレクトにリーチしやすいメディアです。その効果を最大限にするためには、しっかりと内容を見てもらえるようなデザインと工夫が必要です。そこで、ポスティングチラシに掲載すべき要素や反応を高めるコツ、気を付けたいポイント、制作方法などを紹介します。

ポスティングチラシ作成時のポイント


効果が高いポスティングチラシを作るときの4ポイントを紹介していきます。

最小限のコストでチラシ作成を依頼するには?
全国のプロが登録する「クラウドソーシング」がおすすめです。クラウドワークスのサービス資料はこちらです。▶クラウドワークスのサービス特長や活用事例、発注相場などをご紹介

 

得られるメリットを載せる

1つ目のポイントは、チラシに掲載されている商品やサービスを利用することで、どのようなメリットや価値を得られるのか必ず明記することです。そのためにはターゲットを明確にしておくことが重要です。

たとえば、シワやシミの悩みが増える40代女性に向けた、自社化粧品のポスティングチラシを作るとします。この場合、キャッチコピーは「きれいになりたいならコレ!」よりも「シワやシミを改善して生活にハリを!」のほうが、商品のベネフィットが伝わります。後者のほうがより具体的な商品の良さがわかり、それを使うことでうまれる気分や、晴れやかで幸せな暮らしをイメージすることができます。

証拠を提示する

2つ目のポイントは、商品の効能などのエビデンスとなる証拠や根拠を提示することです。実際に使用した利用者の声や、写真を使ったビフォ-・アフター、権威ある機関で行った実験結果などの証拠を掲載すると、商品に対する信用度が増大します。また、商品を使った自分の未来をイメージしやすくなり、購入意欲を後押しします。

独自性をアピールする

3つ目のポイントは、自社商品の優位性や他との差別化になる独自性をしっかりアピールすることです。広告の基本ですが、たとえば「地域NO.1」「業界NO.1」などのアドバンテージ要素や、「あなただけの特別価格」「今だけ限定キャンペーン」など、オンリーワンサービスの訴求も有効です。

行動につながる内容を記載する

4つ目のポイントは、自社が目的とする行動=コンバージョンにつながる内容を掲載することです。自社の最終目標がサイトへの誘引であれば、「今すぐHPへ」などの文言とともにサイトURLやQRコードを掲載します。また、コンバージョンが「商品購入」であれば、申込み先のURLや電話番号などを明記します。

目を引くポスティングチラシのコピーとは?


ポスティングチラシに大切な要素は、ほかのチラシに埋もれていても目を引く内容であることです。自社のチラシ以外にもたくさんのチラシが郵便受けに入っていることを想定し、チラシの中に紛れていても興味を引くキャッチコピーとは何かを理解しておくことが重要です。

ターゲットを絞り込む

なぜチラシを見るのかといえば、自分が必要としていることが書かれている、自分の悩みを解決してくれそう、今欲しい物の情報が載っているなど、自分に関連するコンテンツが掲載されているからです。つまり、こうした情報を真っ先に伝えることが重要となり、そのためにもターゲットを絞り込むことが必要なのです。

「たった3カ月で-15kg」「ご使用の化粧品が今だけ30%OFF」など、細かなターゲットセグメントによる、それぞれのニーズに対応したコピーの使い分けが効果的です。

大きく目立つように書く

ターゲットを絞り込んだコピーを載せるにあたっては、大きく目立つように配置したり、デザインしたりすることも大切です。一般的には、3メートル離れた場所からでも視認できるような大きさ、かつ、紙面の1/3以上を使うと良いとされています。

ポスティングチラシの反応を高める画像とは?


キャッチコピー以外にも、画像を効果的に使うことでレスポンスを高めることができます。

顔写真を使う

画像はイラストよりも写真のほうが効果的といわれており、さらに、それが顔写真ならばより人の目に留まりやすいとされています。ターゲットが憧れる・共感する・好感が持てる顔写真を使うと反応を高めやすくなります。

証拠写真として使う

ビフォー・アフターなどの写真で、自社商品の効果を証明できる写真を使うと、信用度が増してレスポンスにつながりやすくなります。

シズル感を意識する

ラーメンの湯気が立っている、肉汁があふれ出すハンバーグ、水滴が付いている生ビールなど、見るだけで欲求をかき立てられるシズル感の高い写真を使うと効果が高まります。

キャプションをつける

写真のそばにメッセージとなるキャプションを添えると、注目度が高まります。画像と共に文章を読んでしまうという人間の習性をふまえてキャプションを付けることで、商品理解も向上します。

残念なポスティングチラシの特徴


ポスティングチラシの制作時のポイントを紹介しましたが、逆に「こういうチラシはNG」というポイントも紹介します。自社のチラシがこれらに該当していないかチェックしてみてください。

情報が多すぎている

何を伝えたいのかがわかりづらい、情報量が多いチラシは敬遠されます。キャッチコピーの文字数は20字以内、1紙面で伝える要素は3つ程度に留め、文字だけではなく画像も駆使して見やすくデザインするようにしましょう。

必要最低限の情報がない

自社のECサイトへ誘引したいのにサイトURLやQRコードが載っていない、店舗に集客したいのに店の住所やマップ、電話番号が無い…。このように、必要な情報が記載されておらず、チラシを手に取った人の行動につながらないようなチラシは「残念なチラシ」です。

きれいな写真になっていない

目を引く、行きたくなる、買いたくなるポスティングチラシは、写真などの画像を上手に使っています。しかし、写真のクオリティによっては逆効果になる場合もあるので要注意。たとえば、暗い外観の店舗写真、シズル感のない食べ物写真、背景が映り込んでいる商品写真などは、マイナスイメージになってしまいます。使用する写真を自分で撮るのが難しければ、プロの撮影による作品を使うようにしましょう。

関連記事:ポスティングで集客するコツとは?反響効果を測定する方法も徹底解説


最後に、実際にポスティングチラシを作る手法をいくつか紹介します。

チラシ制作会社に依頼する

自社で制作できない場合は「ラクスル」や「ASOBO DESIGN」などの制作会社に外注する方法があります。これらの会社では、作りたいポスティングチラシの要望を伝えると、企画からデザイン、印刷に至るまで、一貫した作業を依頼できるため便利です。さまざまなテイストのデザインや、フライヤー・三つ折り・カードタイプなど多様な形状のポスティングチラシを作るノウハウと実績があるため、安心して依頼できます。

テンプレートを使って内製する

自社で制作する場合は、チラシ作成のテンプレートを利用して作る方法もあります。インターネット上には無料で利用できるテンプレートが多数出回っており、PowerPointなどで簡単に作ることができるものもあります。気に入ったデザインがあれば、こうしたテンプレートを使うことでコストダウンにもつなげられます。

クラウドワークスで依頼する

制作会社やテンプレートでの内製以外にも、実はクラウドワークスなどのクラウドソーシングを活用する方法もあります。クラウドソーシングとは個人と企業がインターネット上でやりとりするサービスで、仕事の依頼から納品まで一度もお互いに顔を合わせることがないのが特徴です。クラウドワークスには、フリーランスのデザイナーやポスティングチラシ制作の経験が豊富な人材が多数登録しており、チラシ制作においても利用しない手はないでしょう。

一人ひとりのプロフィールを確認して自社の目的に合いそうなデザイナーを見つけるほか、コンペ形式にしてデザイン案を一気に募集し、多数の案の中からゆっくりと選ぶことも可能です。納期やコスト面で融通がききやすい場合も多いので、ぜひ選択肢のひとつとして検討してみることをおすすめします。

まとめ

ポスティングチラシは、オールドメディアながら、ターゲットへのリーチが高いメディアとして今でも支持されています。その分しっかりと情報を伝えるために、コンテンツの整理や見せ方のコツが重要となります。ここで紹介した制作のポイントや作り方、NGパターンなどを参考にし、ぜひ効果的なポスティングチラシを制作してください。

マーケティング担当者が
実施を検討したい25コの施策リストとは?

プロモーション施策や体制等で悩む担当者へ、25個の施策リストや実現可能な体制構築のカギを紹介します。

【こんな方におすすめ】
・施策リストをまとめて確認したい
・施策を決定する際の基準を知りたい
・施策が実行できる体制を作りたい

coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

コメントは受け付けていません。