クラウドソーシングで獲得した案件を、エンジニア仲間と一緒にやりたい:エンジニア田丸愛継さん

病気で退職⇒フリー⇒会社の代表⇒フリー:波瀾万丈のフリーランス遍歴

ーエンジニア歴はどれくらいですか?

9歳からなのでかなり長く、30年近いです。両親がコンピューターを使っていた関係で、子供の頃からコンピューターに触れる環境がありました。大学に入り、その後アルバイトしていた学習塾に専任講師として勤めることになりましたが、やっぱりプログラミングをやりたいと思い、ソフトウェア開発会社に転職しました。学生時代も個人事業主として派遣プログラマーをやっていたこともあり、腕にはそこそこ自信がありました。

ー会社員からフリーランスに転身したきっかけは?

勤めていた会社で働きすぎて、実は鬱を発症してしまいました。発症して1年ほど会社を休職した後、退職しました。退職後にいきなり転職というのではなく、フリーランスとしてできる仕事はないかと思い、企業に電話して飛び込み営業をしていました。そこから業務委託で仕事をいただき、その会社と3年くらい仕事をした後に、「専属のシステム会社が欲しい」といわれ、その会社の子会社の代表を務めることになりました。代表を務めた後にまたフリーランスに戻りました。その際は知り合い伝手で仕事をいただけるようになっていました。

仮払いシステムで入金の不安がない点が、クラウドワークスの良さ

ークラウドワークスはどのように利用されていますか。

2013年に入ってから、クラウドワークスに登録しました。家内がこんなサイトがあるからやってみたら?と教えてくれました。受注実績がない中、1件目の仕事を獲得するのはハードルが高かったです。最初はWord Press制作の小さい案件に応募すると、すんなり受注できました。次は英語学習システムの開発という大きめの案件を受注し、その発注主の方からはご満足いただき継続受注をいただくことができました。他の案件も合わせると4ヶ月で累計6案件を手掛けています。

ークラウドワークスを利用されて、良かったと思う点はどういう点でしょうか。

3つあります。まずは仮払いシステム。フリーランスとして仕事を請けて、入金で揉めたことが何度かありました。納品したにも関わらず、結局入金されなかったことも。それ以来、準備金として一部を前金制で仕事を請けていましたが、まだまだ一般的ではありません。クラウドワークスのような仮払いが必須というサービスを通して、仮払いの文化が定着すると、入金の不安を抱えながら仕事をする心配もなく、有難いなと思います。入金とも関連がありますが、2つ目は納品書を発行できるシステム。これも助かります。

最後の3つ目はサイトのユーザーインターフェイスの進化が早く、確実に良い方向に改良していっていること。改善される度に使いやすくなっていると、実感しています。

クラウドソーシングで獲得した案件を、エンジニア仲間と一緒にやりたい

ー今後はどういう働き方を目指しているのでしょうか。

私のような働き方をする人が増えるといいなと思っています。エンジニア仲間が何人かいますが、 仙台・新潟・神戸など地方に住んでいる人も多く、仕事したいけど上手く仕事が回ってこないという現状があります。私がそういうエンジニアたちを束ねて、クラウドソーシングで営業をし、取ってきた案件を彼らと一緒にシェアしながら仕事できるという緩い繋がりを持ったクラウドワーキングを追求したいです。お互いの得意分野を活かし合える関係を作っていければ嬉しいです。

実は専門学校や職業訓練校でプログラミングの非常勤講師をしている関係もあり、若手エンジニアと知り合って教えながら一緒に仕事をすることもあります。それ以外にも変わった話だと、オンラインゲームで知り合ったエンジニアとSkypeで会話するうちに、一緒に仕事をするようになったということもありました。エンジニアの緩い繋がりがあるので、そういう中で一緒に仕事をしていくことに興味があります。