はじめに
クラウドソーシングサービスに携わる方なら【2人のジェイク】の存在はもちろんご存じかと思われます。2人のジェイクは、今ではクラウドソーシングサービスの立役者となっていますが、そもそもグラフィックデザインの世界を民主的なものにしたかったわけでもありませんし、2人の夢はただ【かっこいいTシャツを作りたい】というそれだけでした。今回は、そんな2人のストーリーをカンタンにまとめてみたので、気になる方はぜひとも読みすすめてみましょう。
2人のジェイクは、どこで何をしていた?
2人のジェイク、【ジェイク・ニッケル】と【ジェイコブ・デハート】は、実は大学を中退してしまっていました。2000年頃の2人は、その教養をもてあまし、自分のテクニック活かせる仕事を見つけられずにいたのです。そんな中、2人は、【安いTシャツ】に目を付けました。「安いTシャツをキャンバスにして、そこにイマジネーションをぶちまけよう」そして、サブカルチャーに目覚めた彼ら--シカゴに住む二人のジェイクは、そのまま【Tシャツのデザイン募集】にのめり込んで行くのです。
Tシャツに開眼するものの…
彼らは、【自分たちでかっこいいTシャツのデザイン・コンテストを開こう】ということを思いつきます。そして11月になると、2人は会社を興したのですが、それは現実的な利益を追求するものではなく、理想に溺れたものだったのです。数力月後、2人のジェイクは【スレッドレス・コム】というWEBサイトを立ちあげるのですが、まだこの当時も事業計画はかなりアバウトなものでした。2人の目標は【かっこいいTシャツのデザインを募集すること】、それだけだったのです。
具体性を帯びてきたシステム
2人のジェイクは、参加型のシステムを構築するようになります。「いい作品に投票してもらって、優勝者にはそのデザインをTシャツにしてプレゼントしよう」、そんな企画を立てるようになるのです。彼らは、その他の応募者にも同様のTシャツを購入できるようにしましたし、2人のジェイクの立ち上げたサイトはみるみるうちに成長していきました。クラウドソーシングサービスの先駆けとなるそのサイトは、Tシャツによって急成長を遂げるようになるのです。
おわりに
その後、2人のジェイクが立ち上げたサイトはテレビや雑誌などのメディアに紹介されるようになりました。優秀作品はテレビの人気番組でピックアップされるようになりましたし、人気のある作品は有名なヒップホップアーティストが着用するようになっていったのです。今でも2人のサイトはますます人気が上がっている最中ですが、彼らの考えたシステムは、今では世界中のクラウドソーシングサービスに影響を与えるまでに成長しているのです。