クラウドソーシングで受注者を早く集めるコツとは?
「クラウドソーシングで依頼を出したけど、なぜか人材が集まらない」。初めてクラウドソーシングを利用した際に、このような壁に当たることがあります。受注者からの応募が集まらないと仕事そのものが進まないため、発注者としてはじれったい思いをしてしまいますよね。クラウドソーシングは迅速かつリーズナブルに人材を集めることができるウェブサービスとして注目を集めていますが、サービスの恩恵を十分に引きだすためには、発注時にちょっとしたテクニックが必要になります。今回は、クラウドソーシングで早く受注者を集めるコツについてご紹介しましょう。
引用元: 写真素材 足成
クラウドソーシングのコツ1:報酬が見合っているかを確認
まず始めに、自身の案件の報酬額について見直してみましょう。報酬を見直す際のポイントは、次の3つです。ひとつめは「類似した他案件より報酬が安すぎないか」。ふたつめは「報酬が作業内容に見合っているか」。最後は「自分がこの仕事を請け負うとしたら、納得できる報酬額か」。以上の3つのうち、ひとつでも問題があると思った場合は、報酬額の見直しを検討してみましょう。クラウドソーシングには確かに、クライアントが自由に報酬額を設定できるという利点があります。しかし受注者も同様に、「作業内容と報酬が見合わない仕事は受注しない」という自由を持っています。つまり、同じ作業内容の案件でも、より割のよい依頼に人が流れやすいというわけです。まずは他案件が出している価格を調べ、クラウドソーシングの相場をつかむことから始めてみましょう。
クラウドソーシングのコツ2:仕事内容を明白にする
次のコツは、「仕事内容を明白にする」という点です。クラウドソーシングで依頼を出す際には、どんなものを、どんな手順で、いつまでに、どれだけやってもらうのかを説明できるようにしておきましょう。なぜかというと、クラウドソーシングで雇うことができる人材は「スキルや能力が均一ではない群衆」だからです。多くの人がご存じのとおり、人はそれぞれの努力や経験によって、理解力やスキルに差があります。そしてクラウドソーシングは、所属や年齢にとらわれない、あらゆる人材が集まるウェブサービスです。よって、少ない説明ですべてを理解することができる有能なワーカーもいれば、細かいところまで説明を要する初心者のワーカーも存在します。「これくらい言っておけば仕事内容はわかるだろう」という憶測は、相手との齟齬を生んでしまう可能性があります。仕事内容は、どんな人が読んでもわかるようにまとめておきましょう。
引用元: 写真素材 足成
クラウドソーシングのコツ3:案件タイトルに情報を盛りこむ
最後のコツは、「案件タイトルに情報を盛り込むこと」です。受注者がクラウドソーシングサイト上で案件を探す際には、まずタイトルでスキャニングをします。スキャニングをする時の要点は、主に以下の5点です。
1クライアントが求める受注者像はどんな人か。
2納期はいつまでか。
3報酬額はいくらか。
4仕事のジャンルは何か。
5仕事の分量はどれほどか。
1の受注者像とは、未経験可・主婦歓迎・プロ限定といった人材のタイプを指します。このような情報をもりこむことで、受注者は自分にあった依頼なのかどうかを瞬時に判断することが可能です。クライアントのニーズにあった人材の目にとまりやすい他、ニーズとあっていない人材からの応募をはじきやすい点もメリットといえます。
引用元: 写真素材 足成
クラウドソーシングで人材を集めよう
クラウドソーシングで早く受注者を集めるコツについてご紹介しました。受注者が集まらない主な原因は、「報酬が極端に低い」か、あるいは「作業内容が曖昧であり、なにをしたらいいか分かりにくい」せいである場合がほとんどです。適度な報酬額であり、かつ仕事内容も明白であれば、受注者が集まる確率はぐっとアップします。クラウドソーシングを使えば、日本国内はもちろん、海外に在住している人材を起用することも可能です。上記の内容を参考に、魅力的な人材と出会ってみてはいかがでしょうか。