クラウドソーシングの契約後はどうなるの?
クラウドソーシングサイトに登録し、クライアントと晴れて契約できた。受注者にとってこの瞬間は、ほっと一息つけるひとときではないでしょうか。しかし、クラウドソーシングの案件は契約が成立した時からが本番といえます。案件をスムーズに完了するために、契約後の流れについてきちんと把握しておきましょう。このページでは大手クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」で受注した場合を想定し、クラウドソーシングの契約後の流れについてまとめてみました。
クラウドソーシング案件の契約後の流れ!
クラウドソーシングサイトでクライアントと晴れて契約を結んだ後は、すぐにでも作業に取りかかりたくなってしまうものですよね。しかしまずは一度落ち着いて、クライアントの仮払いを待つようにしましょう。仮払いとは、契約の締結と同時にクライアントが行う、「報酬の前払い」のこと。案件で発生する予定の報酬額をクラウドソーシングサイトが仮に預かることにより、受注者への支払いを保証するシステムを指します。固定報酬制の場合は額面どおりの金額が、時間単価制の場合は週の想定稼働時間分の金額が仮払いされます。仮払いがなされないまま作業を始めてしまうと、報酬の未払い等のトラブルが発生する可能性も否めません。〆切がある以上、「早く作業をしたい」と焦ってしまうこともあるかもしれませんが、まずは仮払いを待つことをおすすめします。作業をしないと〆切に間に合わなくなる日時になってしまった場合は、クライアントに一度、仮払いについてお伺いをしてみましょう。
クラウドソーシングの仕事で失敗しないコツ!
仮払いが済んだら、いよいよ作業開始です。契約前に打ちあわせた内容を確認し、不明点がないかどうかをもう一度チェックしてから、作業に入りましょう。もしわからない点があれば、いただいた資料に記載がないかどうかを確認してから、クライアントに連絡することをおすすめします。クラウドソーシングの案件で失敗しないコツは、取引相手とのコミュニケーションを惜しまないことです。クラウドソーシングは基本的にメールやチャットといった文面のみのやりとりになるため、読み手の解釈によって思わぬ誤解や認識の差が生まれてしまうことがあります。わからないことを「これはたぶんこういうことなんだな」と推測して作業を進めると、納品した後で修正依頼が発生してしまうことも。文面でのコミュニケーションで齟齬を生まないコツは、「相手から指示を受け取ったら、自分なりに解釈した言葉で復唱すること」です。クライアントにも理解度が伝わりますし、もし誤りがあれば指摘してもらうこともできるでしょう。
引用元: PAKUTASO/ぱくたそ 無料写真素材
クラウドソーシングでの評価について!
なおクラウドワークスには、契約が完了した後に双方を評価しあうシステムが導入されています。評価項目は「スキル」と「クオリティ」、「スケジュール」に「コミュニケーション」と「パートナーシップ」の5項目で、クライアントは受注者を、受注者はクライアントをそれぞれ5段階で評価できるようになっています。ただ、5段階の評価基準については明確な規定がなく、ユーザーに任されているのが現状です。快く評価してくださる人もいれば、中には仕事中のわだかまりが原因で、評価をつけない人もいます。よって他のクライアントは星の数よりも、補足のコメント文に注目しやすいといえるでしょう。極端に評価の低い案件があった場合でも、それ以外の案件に好意的なコメントがついているのなら、新規のクライアントは何らかのトラブルがあったのだと察してくれる可能性があります。まずはクライアントひとりひとりから信頼してもらえるよう、丁寧に案件を遂行していきましょう。
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クラウドソーシングを日々に活かそう!
クラウドソーシングの契約後の流れについてご紹介しました。上記の内容を参考に、クラウドソーシングでの仕事をよりスムーズに進めてみてはいかがでしょうか。