クラウドソーシングのロゴコンペになかなか採用されない……
クラウドソーシングに多く寄せられている案件のひとつに、ロゴデザインのコンペがあります。ロゴデザインコンペは、プロ・アマチュア問わず参加できることや、失敗を恐れずに自身の才能やスキルを磨いていけるため、デザイナーにとってのメリットも多いのです。しかし一方で、多数の応募者の中から選ばれず、「クライアントのニーズに沿ったデザインをしているつもりなのに、コンペに出した作品が採用されない……」と落ち込んでしまうことも少なくありません。ロゴコンペでの採用率をあげるには、一体どんなことに気をつければよいのでしょうか。このページでは、ロゴコンペに応募する際のポイントについてまとめてみました。
引用元:無料写真素材 写真AC
クラウドソーシングのコンペでは「クライアント」に注目
まずはじめに応募するロゴコンペの選び方についてご紹介します。クラウドソーシングサイトには上記で述べたとおり、日々たくさんのロゴデザイン案件が寄せられています。すべての案件に応募するのは現実的ではないため、実際には自分に合った案件をいくつかピックアップすることになります。この案件を絞る際のポイントは、「クライアントのディレクション能力を見極めること」です。
クラウドソーシングは誰でも発注できるという特性上、中にはデザイナーに指示を出すことや、自分のイメージを伝えることが不慣れであるクライアントも存在します。もちろん、一対一で作業を進めていくプロジェクト形式であればクライアントのニーズをしっかりヒアリングし、協力しながら作業することも可能でしょう。しかしコンペ形式では、クライアントと一対一で入念に打ち合わせることは困難です。採用率をあげたいと思っている時は、クライアントのニーズを掴みきれない案件ではなく、クライアントのデザインの好みがはっきりと分かる案件を探してみてください。具体的には、案件の募集要項にそういった好みや指示の詳細が記載されているかどうかが、まずは最初のポイントと言えるでしょう。
自分の創ったロゴを説明する
ロゴコンペに応募する際の「応募メッセージ」も、採用率を上げるのに重要な役割を持ちます。初めてロゴコンペに応募するデザイナーの中には「デザインさせていただきました。よろしくお願いします」等の簡易的なメッセージのみで済ませてしまう人も少なからずいます。しかし、このような一言だけでは、クライアントはデザイナーが何故このデザインにしたのか、提示したニーズをどう満たしてくれたのかを、ロゴからでしか判断できません。クライアント、ひいではクライアントの顧客層(ロゴを見る人々)の心を掴むために、このデザインにした理由を伝えて「なるほど。だからこのデザインなのか」と、クライアントに納得してもらう必要があります。ロゴコンペのメッセージでは、応募にあたっての挨拶以外に、自分の創ったロゴについて説明を加えておきましょう。
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コンペの応募チャンスは一回じゃない!
クラウドソーシングにおけるコンペは、複数回応募することが可能です。一度目の応募で採用されなかった場合でも、クライアントから好感触を得た(お気に入りの評価やコメントをもらった)場合、よりニーズに近づけた作品をもう一度提出することも可能です。ブラッシュアップした作品を応募することで、採用率をあげることができるでしょう。また、報酬の多寡にかかわらず真摯に仕事に取り組む姿勢は、クライアントの目にとまりやすい傾向にあります。クライアントの目に留まる事で仮にそのコンペ自体には採用されなかったとしても、コンペ終了後に直接指名が来ることもあり得るのです。コンペで自身のスキルや姿勢をアピールしてみることは、決して無駄ではありません。
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魅力的なロゴデザイナーになろう!
ロゴコンペに応募する際のポイントについてご紹介しました。コンペの応募時にはやはり「採用されないかも……」という不安がつきものです。しかし、仕事に対する真摯な姿勢を崩さなければ、それはクライアントの目につくはずです。上記の内容を参考に、魅力的なロゴデザイナーとしてクライアントとより良い関係を築けるように頑張ってください。