どう対処する?クラウドソーシングの知的財産権問題

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クラウドソーシングで起こりうるトラブルとは?

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クラウドソーシングは、インターネットを通じて不特定多数の人とコンタクトをとり、ビジネスのアイデアや成果物を受け取れるアウトソーシングサービスです。「利用時間に制限がなく、ワーカーとクライアントのタイミングがあえばいつでも連絡がとりあえる」というメリットから、クラウドソーシングをアウトソース先に選ぶ企業が増えています。しかし一方で、クラウドソーシングにもデメリットが存在します。それは、「知的財産権についてのトラブルが起こる可能性がある」という点です。このページでは、クラウドソーシングで起こりうるトラブルと対応策についてご紹介しましょう。

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クラウドソーシングの「知的財産権の侵害トラブル」

まず知的財産とは、人の精神活動によって生み出された無体財産(アイデアやデザインなど)のことです。知的財産は、契約のもとに譲渡されない限りは創作者のものであり、勝手に知的財産を使用すると知的財産権の侵害になる可能性があります。
では、クラウドソーシングでは、どのようなシーンで「知的財産権の侵害」が起こりえるのでしょうか。いくつか例を見てみましょう。たとえば、「ロゴデザイン案件で提出された作品が、すでに盗作だったパターン」や、「案件の進行中にワーカーから別案件のアイデアを受け取ったパターン」、「ワーカーに渡した情報が漏洩してしまうパターン」などが例として挙げられます。これらのトラブルを防ぐためには、いったいどうしたらよいのでしょうか。

クラウドソーシングのトラブル対処法

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まず「ロゴデザイン案件で提出された作品が、すでに盗作だったパターン」ですが、これは成果物を受け取ったクライアントが入念なチェックをすることで、トラブルを最小限に抑えることができます。すでに商標登録されているロゴデザインやネットの画像をチェックし、使用に問題がないかどうか、盗作の可能性はないかどうかを確認しましょう。
次に「案件の進行中にワーカーから別案件のアイデアを受け取ったパターン」ですが、進行中の案件とは別件のアイデアを受け取ってしまうと、別途報酬が発生したり、トラブルに発展してしまう可能性があります。クラウドソーシングは、案件ごとの要求定義の達成に応じて報酬が支払われる仕組みになっているため、「要求定義外の話題やアイデアのやりとり」には特に注意する必要があります。クライアント側からワーカーに対して、別件のアイデアを募ることは避けたほうが賢明です。なお、ワーカーからアイデアを持ちかけられた時にも、情報の受け取りに際して細心の注意をするようにしましょう。

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クラウドソーシングでの情報漏洩トラブルを防ぐには?

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最後に、「ワーカーに渡した情報が漏洩してしまうパターン」の対処法ですが、情報漏洩を防ぐには主に3つの方法があります。まず前提として、顧客情報や社外秘情報など、漏洩したら困るデータは外部に出さないこと。なお、ワードやエクセルなどの電子データには、作成者の名前などの個人情報が知らずに入ってしまうことがあります。データを外部に出す時は、情報の扱いに注意しましょう。
2つめは、クラウドソーシングで契約したあとに、面談の場をもうけ、秘密保持契約を結ぶこと。面とむかって秘密保持契約を結ぶことで、よい信頼関係を築ける点がメリットです。そして3つめは、情報を細分化し、複数のワーカーに割り当てることで、いったい何の情報なのか分からないようにすることです。なお、「クラウドソーシング上で信頼できるワーカーを得ること」が一番のセキュリティ対策になるのは言うまでもありません。

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クラウドソーシングをうまく活かそう!

クラウドソーシングで起こりうるトラブルと対応策についてご紹介しました。クラウドソーシングは多くのアイデアを得られる魅力的なリソースです。上記の内容を参考にトラブルを回避し、クラウドソーシングの恩恵を活かしてみてはいかがでしょうか。


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