クラウドソーシングでデザイン制作をする際に起こりやすいミスって?
クラウドソーシングでは、制作会社に外注する場合とは異なり、クライアントが制作の指示などのディレクションを行う必要があります。クラウドソーシングでのデザイン発注をスムーズに進めるためには、発注側であるクライアントと、受注側であるデザイナー、双方の協力が必要です。このページでは、クラウドソーシングでデザイン制作を発注する際に注意したいポイントについてご紹介しましょう。
引用元:無料写真素材 写真AC
クラウドソーシングでの発注前に……
まず、クラウドソーシングでの発注前には、「発注側の意見がまとまっているかどうか」を確認しておきましょう。たとえば会社のロゴデザインを発注する際は、社内の発注担当者がデザイナーとのやりとりを担当することになりますが、「デザインのイメージ」は社の総意に基づくものである必要があります。まれにあるトラブルとしては、発注担当者と、社長が求めるロゴテイストが異なっているまま制作を進めてしまい、成果物ができあがったあとで「やり直してほしい」という指示をデザイナーに出さなければならなくなるパターンが挙げられます。
制作後の大幅な修正は、デザイナーにとっても発注側にとっても、デメリットでしかありません。大幅な修正となれば、追加のデザイン料金が発生してしまう可能性もあります。デザインの発注前は社内でイメージをまとめ、方針に問題がないかどうかをきちんと確認することをおすすめします。
クラウドソーシングの発注後の注意点
また、デザイン案件の発注時の注意点としては、「ラフデザインの提出を求めすぎないこと」が挙げられます。上記で社内のデザインイメージを統一しておくことをポイントに挙げましたが、この「社内のイメージの統一」のために、デザイナーに多くのラフデザインを求めてしまうことがあります。しかし、「ラフデザイン」と一言にいっても、どこからどこまでがラフであるのかという線引きが曖昧であるため、場合によっては綿密なラフを描くために、本採用のデザインにあてるリソースを割くこともあります。ラフを頼む時は、できるだけデザイナーの負担にならないよう、ラフデザインに割く手間や時間の程度を指定したほうがよいでしょう。
また、デザイナーは「デザインを捻出する」という点においては、ラフも本採用のデザインも同じくらいの労力を費やしています。大量にラフをお願いするのは避け、制作してもらうデザインのパターンも1~3案程度に絞ることをおすすめします。
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クラウドソーシングの納期について
クラウドソーシングでは、案件の納期や予算を、クライアント側から提案することができるアウトソーシングサービスですよね。しかし「納期」に関しては、できれば案件を担当するデザイナーと相談したうえで決定することをおすすめします。技術や設備が発達した現代においても、「なにかをデザインする」という行為は時間と根気を要する作業です。もちろんデザイナーはプロである以上、「明日までにデザインをしてほしい」という依頼があれば最善を尽くすことが予想されます。しかし、納期までに余裕がなければ、細部までの作り込みや補正に手間をかける時間がとれなくなり、「デザインを作る」のではなく「納期に間に合わせる」ことが目的になりかねません。
デザインを発注する際には、発注側の最終納期を提示したうえで、デザイナーに納期の希望をとってみましょう。デザイナーが制作しやすい環境を整えることも、ディレクションを担うクライアントの役目といえます。
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クラウドソーシングでデザインを作ろう
クラウドソーシングでデザイン制作を発注する際に注意したいポイントについてご紹介しました。他にもクラウドソーシングでの発注についての疑問点があれば、クラウドワークスの「お仕事相談所」を利用してみてはいかがでしょうか。クラウドソーシングの発注相場や、ディレクションのコツなどを質問することが可能です。