クラウドソーシングを利用してお仕事を探したいワーカーや、お仕事をしてくる人を探したいクライアントにとって、サイトのプラットフォームを十分に理解した上で活用することは、双方のマッチング精度の向上に不可欠です。
プラットフォームを有効活用するには、お互いが求めるスキルの組み合わせ、お仕事を検索する際のキーワード設定や、報酬もまた、精度の高いマッチングをする上で重要になります。
お仕事の依頼者と受注者が上手にマッチングされるよう、サイトのプラットフォームを適切に利用しましょう。
提案する側 クライアントのポイント
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まずはお仕事を提案する側(クライアント)の立場から、依頼内容に最適な人材・ワーカーを確保するためのプラットフォーム利用法を考えてみます。ポイントとなる3点を抑えておけば、以降のやり取りもスムーズです。
依頼内容を箇条書き・フローチャートにする
どんなことを依頼したいのかを、まずはクライアントとして把握している必要があります。
頭の中でざっくり考えただけでは、抜けがあったり重複があったり、肝心のゴールが曖昧になる事もあります。
募集要項は、シンプルな箇条書きにするか、システム構築のような案件ならフローチャートにします。言葉で説明するよりも、絵の力を借りた方が、受注者の理解も増します。
受注者が仕事を探しやすいように、依頼文面のキーワードもよく検討します。
連絡頻度と納期を明確にしておく
依頼内容が確定したら、連絡頻度と最終納期を設定します。「3日に一度は連絡をもらいたい。または水曜日には途中報告が欲しい」など、具体的にしておきます。納品の日を決めたら、どのような形態での納品にするかも併せて指示します。
明確な依頼文なら、応募者も自然と絞り込まれるため、最適な人材からの募集が期待できます。
報酬は相場を考慮して決める
クラウドソーシングでの依頼は、総じて低単価での発注が可能となりますが、「報酬なりの成果物にしかならない」という点も、よく考える必要があります。
相場の8割~7割の報酬を設定して質の高い人を求めることで、確実に成果物が仕上がり、効率も高まります。報酬が良いと応募者も多く、その中から十分なスキルを持っている人材を選べるので、マッチングの精度が向上します。
仕事を受ける側 受注者のポイント
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「とにかく何でもいいからやってみたくて…」と、話題のクラウドソーシングに何となく参加する人も多いようですが、仕事をするからには確実に報酬に結びつくようにすることが肝心です。クラウドソーシングサイトの利用法、登録方法、仕事の探し方や応募の仕方等、仕組みやルールを最初に確認しておきます。
サイトのプラットフォームを理解したら、早速お仕事を探してみましょう。
自分がやれることを明確にしておく
自分に何が出来るかを、最初に明確にしておきます。初心者の方で多いのが、「やれると思ったけど難しかった、やり方がよく分からなかった」という相談が多くあります。
「ライティングをしたい」のではなく、「ライティングが出来る」と、立場を明確にしておきます。プログラマーの仕事をしたい方なら、「この言語なら多少のトラブルも自分で解決出来る」というレベルで挑戦します。
お仕事検索機能を利用して、自分に出来ることをキーワードにしてみます。
クライアントの依頼内容を理解する
せっかくのクラウドソーシングサイトという魅力あるプラットフォームがあっても、それを活用できない利用者も中には存在します。クライアントの提案内容をよく理解せずに仕事を受けても、双方が損をしてしまいます。
高単価、高報酬といった言葉に惑わされずに、まずは「どんな提案内容なのか。どんな作業をする必要があるのか。いつまでに仕事を終わらせる必要があるのか」といったポイントで、依頼を選びましょう。
依頼の冒頭だけを見ても、実際の内容は不明です。検索したお仕事の依頼詳細は、面倒でも必ず熟読するようにしましょう。
よく分からない部分は、クライアントに質問します。きちんと返事をくれないクライアントなら、仕事を受けないという姿勢も大切です。