データ入力とパンチ どう違う?

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パソコンが普及する以前、手書きの文章を読みやすいフォーマットに変換するのに使われていたのが、キーパンチ機です。映画などで目にする機会もあるかと思いますが、ちょっとレトロで絵になるマシンです。
文字タイプのみができるワープロの前身です。

現在でもキーパンチャーという職種があります。データ入力業務とはカバーする範囲が異なるキーパンチャーの仕事内容について紹介します。

キーパンチャーって?

引用元:pixabay.com

パソコンには様々なビジネスアプリケーションが入っているため、データ入力と一口でいっても、やれることの幅は広いものです。単純にエクセルにデータを入力しても、「後でグラフに利用できるように」考えて打ち込みをしたり、余分な数字や行・列を削除したり、必要なデータだけ抽出するといった作業も、データ入力の仕事内容となる場合があります。

一方のキーパンチャーは、その専門は「入力」と「確認」に分かれます。

キーパンチャーが行うこと

データを入力する「エントリー」と、データや結果にミスがないか確認・検証する「ベリファイ」があります。

エントリー職の基本は、ひたすら単純に手書きの文字・数字を打ち込むことです。何かを考えたり、変えたりせずに、文章や数字そのものを単純にタイピングします。よって入力スピードは、メールや文章を書く場合とは比較にならないほど早く、1時間15,000~18,000タイプを超えるプロが存在します。これは、10分間に2,300~3,000文字の日本語入力ができるレベルです。

現在でも、手書きの領収書・売り上げ伝票・品目コードなどを打ち込む際には、キーパンチの専門職が必要とされる職場があります。時代の流れの中でこれらの作業がバーコード処理に置き換わりつつありますが、それでも、何からの手書き書類や伝票類が多い業種も存在します。求人でキーオペレーターとなっていたら、ひたすらキーボードを打つキーパンチの仕事と解釈できます。

一方のベリファイは、タイプされたデータをひたすらチェックします。エントリーとベリファイを交互に行うことも多いようです。

キーパンチャーのレベルと時間単価

キーパンチャーの仕事をこなせる入力スピードは、1分間にどれだけタイピング出来たかを測るWPM(Words Per Minute)が目安になります。タイピング練習サイト(http://www.e-typing.ne.jp/roma/check/)などで自分のWPM測定してみましょう。
WPM300以上なら、キーパンチャーのレベルとして通用します。400以上ならプロのレベルです。正確に文字を打つスキルも重要なので正打率を高める必要もあります。

時間単価は、首都圏なら1,200円前後、地方では1,000円前後となり、主に派遣社員やアルバイトの求人がかかるケースが多くあります。

データ入力とキーパンチャーは違う?

引用元:pixabay.com

「タイピングだけをひたすらやりたい」という希望を持つ人もいます。「データ入力」や、「データエントリー」は、求人広告でよく見かけますが、応募する際には、仕事の内容をよく確認してみましょう。

データ入力は、様々な業務が付随する

特に気を付けるのが「データ入力」の募集です。「データ入力なら得意」と考えて応募しても、実態はテレフォンオペレーターとの兼業だったり、事務作業を含んだりするのが一般的です。

「話が違う」と思われるケースは、電話の受付がメイン業務で、データ入力がサブ業務の場合です。通信販売のコールセンターや、物流センターの配送受付部門、企業のコールセンターが募集する「データ入力」は、おおむね電話受付を兼ねたデータ入力です。

コールセンターに所属し、顧客からの電話内容をデータに入力する仕事です。シフト制が多く、時間単価も高単価です。平均1,500円前後、曜日や時間帯によっては1,800円になる場合がありますが、「業務が思っていたのと違う…」とがっかりする人も多いようです。

事務員として募集がかかるデータ入力業務もあります。会社の業務をコツコツと覚えながら、手書きの伝票をパソコンに入力し、資料を作るのを手伝います。フルタイムの勤務が多く、時間単価は1,000円前後が主流です。正社員化の話もよくありますが、パソコンの前に座っているばかりではありませんので、仕事内容はよく確認するようにしましょう。

※このページに掲載している画像は他サイトより引用しています。
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