目次
3つのクラウドソーシングサービスでのコンペ:クラウドワークスだけ応募があった
新規事業を立ち上げる際に、社内のデザイナーのリソースが不足していました。外注するような制作会社との付き合いもなかったため、最近よく聞いていたクラウドソーシングを使ってみようと思いました。クラウドワークスは私も参加している有料オンラインサロンのUmeki Salonで話題になっており、気になったので利用してみました。
クラウドワークス以外にも2社、他のクラウドソーシングサイトにも同じ案件を募集し、応募いただいた方々にコンペとしてトップページのデザインのラフ案を提出してほしいとリクエストを出しました。3つのサービスから10人以上の応募がありましたが、コンペへの参加の意思を表明いただけたのは結局3組だけで、その3組は全てクラウドワークス経由の方でした。コンペは仕事が始まる前に工数が掛かるため、敷居が高いかなと思いましたが、結果的に他のサービスと比較して、クラウドワークスには意欲的なクリエイターの方が多いという印象を抱きました。
コンペ期間中に積極的に電話でヒアリングしてきた会社へ最終的に発注
コンペでは期間の猶予を1週間設けていました。3組に参加いただいたコンペですが、その内の1社はコンペ期間中に毎日電話をいただきました。多いときは一度電話を切った10分後に再度電話をもらっていたこともあります。ヒアリングを細かく積み重ね、当社の要望を引き出そうという姿勢が垣間見られました。このコンペ期間中の前のめりな姿勢もあり、コンペで提出頂いたワイヤーフレームは当初の最低条件であった「紙ペライチのワイヤー」ではなく、資料としてデザインに落とし込まれたモノでご提出いただきました。(下記が最終的な成果物:チケット売買サイトのチケットチェキット)
今回はコンペ時に応募者の方とは一度直接対面する方針と募集時に明記していました。3組の方々とお会いしましたが、この前のめりだった1社にはチームメンバー全員でご来社いただき、誠意を感じることもできたため、最終的にはこの会社に依頼することをその場で決めました。ディレクターの方だけではなく、デザインする方とも顔を合わせることができたことが、後に共に仕事をする際の安心に繋がりました。今回は当社の要望をいかに引き出していただけるかというヒアリング力が選定の重要な基準でしたが、積極性や信頼感も仕事を依頼する上で重要な判断基準となると感じました。
応募までのスピード感と向上心の高いクリエイターがいることが魅力
クラウドワークスを利用して一番良かったのはスピード感です。新規事業立ち上げの構想から、リリース日だけは社内で目安として決めており、リリースまであまり時間がありませんでした。クラウドワークスは募集してから2〜3日で数件応募があり、コンペ期間も含めて10日程度で実作業に移ることができました。コンペの応募の話からも、他のクラウドソーシングサイトと比較して、向上心の高いクリエイターの方が多かったことも好印象でした。
今回は新規事業立ち上げだったこともあり、ザックリとした案件での応募でしたが、今回の経験から今後はデザイン案件でももう少し要件定義をして募集した方がより効率的にクラウドソーシングを活用できるのではないかと感じました。