少人数体制の中で何を内製し、なにを外注するかは難しい判断ですよね。
内製「できる」ことが多いほど、悩みも多くなります。
本記事では「強み」であるかどうかを判断基準に外注をしながら、しっかりと品質をコントロールしている株式会社ガイアックス様の事例をご紹介します。
目次
社内でできることは何でもするのではなく、強みでなければ外部の力を借りる
ーどういったことをご担当されているのでしょうか
2013年4月にβ版をリリースしたCo-workという、新しい社内コミュニケーションツールを担当しています。
Co-Workは、メールよりもオープンで効率的なコミュニケーションツールです。メールでは煩雑で整理が必要だったやりとりが効率化されるとともに、関係者全員と情報が共有できるオープンな環境を提供することで自発的な行動をとりやすくなる、というメリットがあります。
担当は私を含め2名で、開発は福岡にある子会社で、デザインはUXデザインに定評のある株式会社ツルカメのトザキケイイチ氏にメインデザイナーとして参画していただいています
ークラウドワークスの利用を始めた経緯を教えてください
社内ツールのサービスになるので、営業資料を製作する必要がありました。社内のデザイナーに依頼するという手もありましたが、クラウドソーシングが盛り上がってきていることを知っていたため、試しに利用してみようという話になりました。
Co-WorkはBtoE(Business to Employee)での展開に力を入れてますが、BtoB(Business to Business)で問い合わせのあった企業に営業もしています。
そのデザインを社内のデザイナーに依頼するという手もありましたが、社内でできることは何でもやるのではなく、社内の強みでないことは外部の力を借りることにしました。
Co-Work自体が企業に新しいワークスタイルを提唱するサービスですし、小さなチームなのでクラウドソーシングのような様々な新しい働き方を試してみたかったというのも理由の一つです。
コンペでカラーコードまで細かく指定し、イメージに沿った応募を引き出す
ーどのようにお仕事を発注したのですか
営業資料のテンプレートと6枚のスライド制作をコンペで募集しました。
ブランドイメージをつくる大切な資料なので、案件募集時には添付ファイルでカラーコードを指定するなど、要件を明確にして募集しました。
提案の幅を狭めてしまったかと不安になりましたが、短納期にもかかわらずイメージに沿った応募が複数あり、様々な候補から絞ることができたので満足しています。
また現代のビジネス社会で起きている情報洪水を解決したいというCo-Workの想いと合致したシンプルなデザインを求めていました。
そうした当社の要望に沿った応募があり、しかも5万円。品質を考えると大変満足しています。社内の担当部門に依頼すると倍近いコストが掛かっていたので、社内的にも良い刺激となりました。
個人的に仕事を全て内製する必要はないと考えていたので、有用な新たな仕事の進め方としてクラウドワークスを利用できたことは 、大きな発見でした。
パイプドビッツやイトクロなど付き合いのある会社の利用が、安心感に繋がる
ークラウドワークスの利用に際して不安はありましたか
利用する前に、パイプドビッツ様(クラウドワークスインタビュー記事)やイトクロ様という比較的大手もクラウドワークスを利用しているということを知っていたので、安心感がありました。
ー今後考えているクラウドワークスの活用方法があればおしえてください
今回のコンペで使い勝手は理解できたので、社内の別の部門にもクラウドワークスを勧めてみようと思っています。
直近ではバナー作成をコンペで募集しようと思っています。今回のコンペで価格感にも質にも満足しているので、継続的に利用していきたいですね。
また、今後クラウドワークス様と共同でCo-workのセミナーを開催していく予定もあります。クラウドソーシング共々新しい働き方を提案しているので、ご興味のある方はぜひCo-workを一度ご覧いただければと思います。