企業インタビュー
公開日: 2013.12.26 / 最終更新日: 2020.01.06

ロゴコンペ開催で、2週間で253提案!本業専念のためにクラウドワークスを活用した話:株式会社トレタ

飲食店の経営課題に向き合う革新的なツール「Toreta」のロゴをクラウドソーシングのクラウドワークスのコンペで依頼し、集まったデザインの提案は2週間で253。クラウドワークス活用方法や、最終的に採用したデザインの選考理由などについてお聞きしました。

飲食業界は「テクノロジーの恩恵からは遠い」。その課題に向き合い、新しいサービスを開発

まず、代表の中村さんご自身のプロフィールについてお知らせください。

料理の写真やレシピなどを共有できるソーシャルアプリ「ミイル」や、マーケティングや集客をTwitterで行い話題になった西麻布の豚肉料理店「豚組」などの創業者・オーナーとして活動してきました。

今までは主に人と食の関係とコミュニケーションをテーマに、BtoCのビジネスを中心に行なってきましたが、今回新しく立ち上げた「株式会社トレタ」は飲食店などのお客様を対象に、デジタルテクノロジーで現場の課題を解決する新しいサービスを提供しようと考えています。

ー「Toreta」とは具体的にはどういったサービスなのでしょうか?

お客様からのご予約をクラウド上に反映し、タブレット型スマートデバイスを活用し管理できるサービスです。「Toreta」を開発しようと思ったきっかけは、実は私自身が現場で数多くのアナログ作業を経験した実体験が大きく影響しています。

具体的な例を挙げると、お客様から電話で予約を受けた際、手書きで予約台帳に記録する作業があります。このフローは、電話を受けながら手入力で行なうため、お客様の名前や連絡先を聞き間違えてしまったり、後から振り返ってお客様を検索するのが大変だったりと、色々な課題がありました。

ここを、ITでスマートに管理し業務に活かせればなと思いました。 飲食店のビジネスは労働集約的な側面が強く、今までは「スタッフが丁寧に手間をかける」ことが価値を生む業種でしたが、テクノロジー自体が現場の誰もが使える、やさしくフレンドリーなものにもなってきた今だからこそ、現場の味方になるようなITサービスが必要だと考えたのです。

すでに一部の大手チェーン店ではITが活用されていますが、ほとんどの店舗では、これからニーズがあるステージだと感じています。

2週間で約253の提案:インスピレーションで採用を決めました。

ーなぜクラウドソーシングのクラウドワークスを利用されたのでしょうか?

今回、クラウドワークスで依頼したのは、サービスのイメージを大きく左右するロゴマークのデザイン。アプリやWEB、名刺に販促物と多くのシーンで活用する予定でした。

当社では既にアプリ開発におけるデザイナーは雇っていたのですが、クラウドワークスを活用したのには理由が2つあります。

1つ目は本業のアプリ開発を優先し、その他の作業を切り分けたかったこと。何でもかんでも全てお任せしては集中してクリエイティブを発揮できなくなるリスクがあるからです。

2点目は色々な方向性のアイデアを見てみたかったこと。具体的には期限が決められたコンペを活用し、とにかくアイデアの“量”を確保したかった。その中から本当に質のいいデザインを採用したいと考えたからです。

ークラウドワークスを利用されて良かったのはどのような点でしょうか。

とにかく驚く程の応募は来ましたね。2週間で約253の提案がありました。 特に工夫した点は無かったのですが、コンペ案件のタイトルに、“「飲食店向けツール」の常識を覆す、シンプルでかっこいい、美しいやつ希望!”と、具体的な要望を伝えたのは良かったのかもしれませんね。

他のコンペ案を見ると、「会社ロゴ募集」などの訴求する上での特徴がないものが多かったので。 また、以前は「Logo Tournament」という海外のサイトで、同じくらいの金額でロゴのコンペを活用したことがありました。

その時は、英語でテキストを入力しないといけなかったので大変でしたし、微修正などを依頼したい時に、やっぱり日本人のデザイナーの方がニュアンスは伝わるなと感じましたね。

今回は多くの応募の中から、最終的に1案に絞らないといけませんでしたが、実はインスピレーションでこれがいいというのは決まりました。シンプルながら細部のディティールにまでこだわっていて、さらにはBtoBのサービスに不可欠な信頼感も表現できていると感じました。

その上で、クラウドワークスを使う際の私自身の反省点としては、最初にコンペに登録した際のデザインイメージをもっとしっかり記載すれば良かったかなと思いました。

案はいっぱい集まりましたが、希望イメージではないデザインもあったため。 しかし、最終的には素晴らしいデザインを採用できましたし、たとえ方向性が違う場合でも、コンペ中に要望をクラウドワークス上で追記できるのはいい機能ですよね。

スタートアップには欠かせないリソースの確保を、クラウドワークスを味方に付けて解決できる

ー今後、どういった場面でクラウドワークスの利用を考えたいですか?

スタートアップ企業は、とにかくリソースが足りないんです。事業にかけられるコストも、もちろん少ないのですが、それよりリソースを確保することが大切だと思います。

だからこそ、必要な業務を切り出して、外にアウトソースできる業務は積極的にお任せするのも1つの戦略ではないでしょうか。

特に飲食業界は、ITや外部リソースの活用が遅れている分野なので、当社が率先して成功事例を作っていきたいですね。そして、リリースしたばかりの新サービス「Toreta」と共に、業界の常識を覆していく企業としての成長を目指します。

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