マーケティング
公開日: 2016.07.01 / 最終更新日: 2020.01.06

コンテンツマーケティングのKPI設定と効果検証のやり方を解説!

コンテンツマーケティングにおいては効果測定が大切ですが、その数値の設定にはテクニックが必要。適切な効果測定のための数値設定やKPIの設定は、コンテンツマーケティングの成功には欠かせません。

それでは、コンテンツマーケティングにおいて効果測定を正しく行うためには、どのような数値を設定すると良いのでしょうか?

コンテンツマーケティングの効果測定について

コンテンツマーケティング_KPI_1コンテンツマーケティングの実践においてその成果を左右するのが効果測定です。
しかし、コンテンツマーケティングを実践している人にとっても、これから導入を検討している人にとってもコンテンツマーケティングの何を効果指標にすればいいのか、という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

コンテンツマーケティングの効果測定において、キーワード順位や流入数以外にどんなものがあるのでしょうか?

まずは検索エンジンのインデックス数と表示数を確認しておく

検索エンジンのインデックスとは検索エンジンが対象のページを検索対象として保存しているかどうかを示すものです。いくらコンテンツを作成してもインデックスされていなければ検索結果には表示されません。

インデックスを調べるにはGoogleサーチコンソールにある「インデックスステータス」から調べることができます。

また、同様にGoogleサーチコンソールの検索アナリティクスで検索エンジンでの表示数も調べることが可能です。検索エンジン表示数は、ページ訪問にまではつながっていなくとも、検索エンジンの検索結果にページが表示されているかどうかを確認することができます。

コンテンツを追加していく途中で検索エンジン表示数が増えていれば検索ユーザーの必要とする情報を提供できていると考えることができます。

ソーシャルメディアでのシェア数も測定する

コンテンツ公開後、ソーシャルメディアで情報を拡散した後には、どれだけシェアされているかの数字も効果測定のための数字となりうるでしょう。

コンテンツマーケティングで難しいのが効果測定

コンテンツマーケティング_KPI_2コンテンツマーケティングを行うにあたって難しいのが効果が出ているかどうかを調べるための効果測定と、どの数字を測定するのかの設定です。

KGIとKPIを適切に設定すること

効果測定の方法として、KPIやKGIを適切に設定することが求められます。

■KGI:重要目標達成評価指数
KGIはKey Goal Indicatorの略で、最終目標が達成されているかを計測するための指標です。

■KPI:重要業績評価指標
KPIはKey Performance Indicatorの略で、設定した目標に対してどのような過程を通過すれば達成可能かどうかを洗い出し、その過程をクリアできているかを計測するものです。

KGIはその名前の通りゴールで、KPIはそのゴールに到達するための途中経過だと言えます。KGIとKPIを設定する上で大切なことは、KGIに対してKPIがずれていないか、ということです。

例えば1年後の売上を2倍にするというKGIを設定するとしたら、そのための新規顧客獲得数やPV数、リピート率などをKPIに設定します。

大きなKPIと小さなKPIを設定する

コンテンツマーケティング_KPI_3コンテンツマーケティングを実施する上でキーワード順位や流入数を効果測定の指標とするケースはありますが、それはKPIの1つに過ぎません。

コンテンツマーケティングを行う各コンテンツの評価を行う時には細かいKPIを設定していきますが、それよりも少し大きな視点を持つKPIを設定しておきます。このKPIはKGIを達成するために必ずチェックするためのKPIとなります。

チェックを行う時にはこの大きなKPIを達成するためにはどの数字を伸ばすのが効果的か?という視点を持つことが大切になります。

キーワード順位や流入数のみをKPIとしてしまうと失敗してしまう理由

キーワード順位や流入数は分かりやすい指標となりますが、キーワード数や流入数のみを目的としてしまうと、流入数は増えたけど売上は増えない、というケースが起こってしまう可能性があります。

コンテンツマーケティングはあくまでもマーケティングなので、顧客の認知、興味関心から比較検討、商品の導入判断とステップを追って効果を測定できるようなKPI設定することが大切です。

まとめ

コンテンツマーケティングを成功に導くための効果測定のための数値設定とKPIやKGIについてお伝えしました。コンテンツマーケティングはいつ成果につながるか分からないため適切な数値設定が不可欠です。数値設定の際にはゴールにつながる数値設定を行えるようにしましょう。

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