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初めてのコンペ作業

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すぐ知りたい!  : すぐ知りたい!

半年ほどタスクの作業をしていました!
今回始めてコンペ作業に挑戦してみたのですが、ネーミングの作業でクライアント様の募集内容の記入欄と
その下に”メッセージ”という欄がありました。
この欄はネーミングのコンセプトとキャッチコピー以外にもなにか書いたほうがいいのでしょうか?
たとえば、あいさつや、自己紹介、実績など・・・
よろしくお願いします!

2017年04月23日 22:40

ベストアンサーに選ばれた回答

naviさんからの回答

はじめまして。
ネーミングなら誰でも出来ると思っている方が多いようですが、そんなに簡単なものではありません。
例えば既に商標登録されている名前は使用できません。
また社名や商品名の場合は、その名前でサイトを作成する可能性が高いですから、その名前でドメインが取れるかどうかも重要ポイントです。

ドメインも通常好まれるものが決まっていますから、それらが取得できるか?なども重要ポイントです。
例えば「.com」は企業やサービスなどを示していて、「co.jp」は日本国内の企業を示していて、「ne.jp」は日本のネットワークサービス(プロバイダーなど)を示しています。
ドメインは沢山ありますが、「.cn」は中国を示していますから、そんなドメインが取得できたとしても日本国内では意味がありません。
日本国内の企業や商品名であれば、少なくとも「.jp」や「.com」で取得したいと考えるのが普通です。

つまり、ネーミングとはそういった全ての事をクリアできないと、感覚的に「かっこいい名前」「素敵な名前」というだけではその名前を使えるとは限らないのです。
特に商標登録がないか?というのは大変重要なことで、もしかぶっていたら訴訟沙汰になります。

例えば商標登録されている名前を使った場合、宣伝広告用のチラシを作ったり、名刺を作ったり、封筒を作ったり、印鑑を作ったりした後で「他社が商標登録しているから使えません」とわかった場合、その損害は莫大な費用になってしまいます。
また商標登録を保有している会社から損害賠償請求などの訴訟沙汰になった場合は、更に損害が拡大します。

つまりメッセージ欄には「商標登録がクリアできていることや、でも似たような名前で商標登録がある」ことや「.comのドメインが取得可能である」ことなど、その名前を使うのにどれだけリスクが有るとかないとかを記載できるようになっています。

商標登録は、例えばつい最近も「PPAP」問題がニュースになりましたよね?
ピコ太郎がPPAPで世界的に有名になりましたが、実は全く関係ない別の人物がPPAPで商標登録をしてしまったため、ピコ太郎がPPAPという名前を使うには、その人から商標登録を買い取るか、使用料を払わなければ使ってはならなくなってしまったニュースです。

そのケースでは、ピコ太郎の芸能事務所がPPAPで商標登録の申請をした所、その数日前に既に他の人物から申請されていることで発覚しました。

この方はPPAPだけではなく、世間的に評判が出たものをどんどん商標登録して、それを使いたい実際の企業などに買い取らせることを目的としていたこともニュースになりました。
他にも「民進党」や「北陸新幹線」「あまちゃん」「終活」など片っ端から商標登録していたことも明らかになりました。

ですからネーミングの場合は、ともかく「商標登録が可能であるか?」は何より重要なのです。

2017年04月24日 00:06
相談者からのお礼コメント

はじめまして
正直なところ簡単そうだなと思い作業にはいりました。
パソコンでの仕事はほぼ未経験に近く、この業界でのルールや用語などもわかりません。
商標登録というのは知っていましたが、”なるほど”というのが本音です。
今後の作業では気をつけていこうと思います。
naviさんのような方にコメントして頂いて助かりました。
ありがとうございました。

2017年04月24日 21:35

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naviさんからの回答

はじめまして。
ネーミングなら誰でも出来ると思っている方が多いようですが、そんなに簡単なものではありません。
例えば既に商標登録されている名前は使用できません。
また社名や商品名の場合は、その名前でサイトを作成する可能性が高いですから、その名前でドメインが取れるかどうかも重要ポイントです。

ドメインも通常好まれるものが決まっていますから、それらが取得できるか?なども重要ポイントです。
例えば「.com」は企業やサービスなどを示していて、「co.jp」は日本国内の企業を示していて、「ne.jp」は日本のネットワークサービス(プロバイダーなど)を示しています。
ドメインは沢山ありますが、「.cn」は中国を示していますから、そんなドメインが取得できたとしても日本国内では意味がありません。
日本国内の企業や商品名であれば、少なくとも「.jp」や「.com」で取得したいと考えるのが普通です。

つまり、ネーミングとはそういった全ての事をクリアできないと、感覚的に「かっこいい名前」「素敵な名前」というだけではその名前を使えるとは限らないのです。
特に商標登録がないか?というのは大変重要なことで、もしかぶっていたら訴訟沙汰になります。

例えば商標登録されている名前を使った場合、宣伝広告用のチラシを作ったり、名刺を作ったり、封筒を作ったり、印鑑を作ったりした後で「他社が商標登録しているから使えません」とわかった場合、その損害は莫大な費用になってしまいます。
また商標登録を保有している会社から損害賠償請求などの訴訟沙汰になった場合は、更に損害が拡大します。

つまりメッセージ欄には「商標登録がクリアできていることや、でも似たような名前で商標登録がある」ことや「.comのドメインが取得可能である」ことなど、その名前を使うのにどれだけリスクが有るとかないとかを記載できるようになっています。

商標登録は、例えばつい最近も「PPAP」問題がニュースになりましたよね?
ピコ太郎がPPAPで世界的に有名になりましたが、実は全く関係ない別の人物がPPAPで商標登録をしてしまったため、ピコ太郎がPPAPという名前を使うには、その人から商標登録を買い取るか、使用料を払わなければ使ってはならなくなってしまったニュースです。

そのケースでは、ピコ太郎の芸能事務所がPPAPで商標登録の申請をした所、その数日前に既に他の人物から申請されていることで発覚しました。

この方はPPAPだけではなく、世間的に評判が出たものをどんどん商標登録して、それを使いたい実際の企業などに買い取らせることを目的としていたこともニュースになりました。
他にも「民進党」や「北陸新幹線」「あまちゃん」「終活」など片っ端から商標登録していたことも明らかになりました。

ですからネーミングの場合は、ともかく「商標登録が可能であるか?」は何より重要なのです。

2017年04月24日 00:06
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