個人と企業の働き方が変われば、人生を楽しめる人はもっともっと増えていく。~クラウドワークス×推しユーザー対談5~

プロフェッショナルのフリーランスに特化したキャリアサポートサービス「クラウドテック」の立ち上げから関わっている竹ノ谷と、サービススタート時からご登録いただいている正現さん。2人がエンジニア・フリーランスの「働き方の未来」について語りました!

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プロフィール

ユーザー:正現智一さん(写真左)
2013年に8年勤めた大手Sierから独立し、フリーランスとして活動し始め今年で4年目。「Never Give Up」をモットーとする粘り強い対応が武器。三度の飯よりプログラミングが好きで、週5で常駐の仕事をする一方、並行して個人的に開発の仕事を請け負うこともしばしば。常に技術力を磨き続けている。

クラウドワークス:竹ノ谷知香(写真右)
早稲田大学政治経済学部卒業後、2015年にクラウドワークスに入社。クラウドテック事業部の立ち上げに携わり、エンジニア・デザイナーの方をサポートするキャリアサポートグループに従事。現在は新規登録の方を担当するチームと、稼働後のフォローを行うチームのマネジメントを担当している。

正現さんはクラウドテックでご紹介させて頂いた方の面談もされていると伺っています。そこがすごく珍しいし、新しい。(竹ノ谷)

竹ノ谷:クラウドテックでは、直接やりとりしたことのない社員も知っているくらい正現さんは有名な方で、サービス開始初期からご利用頂いていますが、サービスを知ったきっかけは何だったんだでしょうか?

正現:独立後クラウドワークスに登録をしていたら、サービス立ち上げのタイミングで、当時クラウドテックにいた金子さんにメールか何かで「よければ登録しませんか」と、お声をかけていただいたのがきっかけですね。それが確か2年前、2015年の春くらいかな。

竹ノ谷:クラウドテック自体も、サービスリリースが2015年の4月なので、本当に立ち上げと一緒のタイミングで登録して頂けました。

正現:本当に最初なんですね。

竹ノ谷:私が最初に正現さんにお会いさせて頂いたのは、正現さんが今担当している案件の1つ前の案件が終わったタイミングで…。

正現:そんな感じでしたよね。金子さんが「紹介したい人がいる」と(笑)

竹ノ谷:(笑)。金子は営業担当で私はお仕事を紹介する担当だったので、次の案件をご紹介をさせていただくことになり。正現さんのお名前は最初から存じ上げてはいたものの、直接やり取りさせていただいたのはそのタイミングっていう感じですかね。継続的にクラウドテックをご利用いただいている理由ってありますか?。

正現:1つは、サービス開始時に声を掛けてもらえたことにすごく感謝しているというのがあります。もう1つは、技術には自信があるというか大丈夫だと思っているんですけど、営業はそんなに得意じゃないし、そこに時間を割きたくないんですよ。だったらその時間を技術を磨くことに存分に使いたいという所で利用させてもらっています。

竹ノ谷:ありがとうございます。正現さんから見て、この2年でクラウドテックが「変わったな」と感じる部分はありますか?

正現:少しずつ便利に使いやすくなっているのは感じますね。

竹ノ谷:最初、作業報告書はエクセルで、お支払いもクラウドワークス上でした。あと内部のお話をすると紹介案件も、今はシステムを入れて、複数案件を一括でご紹介できるようになりましたが、一番最初はPCのメモ帳機能で管理みたいな時代から始まっていて。あれはやっぱり大変だったなって、今になって思いますけど(笑)。

正現:(笑)。でも、事業を始めるに当たって、一番最初にドーンとお金かけてもしょうがないと思うんです。できるだけスモールから始めて、軌道に乗ってきたらどんどんどんどんお金かけて回していくのがいいと思うんで。あと変化で言うと、要望を伝えたらいくつか実際に実現したものもあって。例えば支払いのサイクル。もともとは45日サイクルだったと思うんですけど、「もっと短いほうが、会社員辞めてフリーランスなりたい人は収入ない期間が続いちゃうとキツイと思うので」というのを伝えさせてもらいました。

竹ノ谷:そうですね。その後30日サイクルにして、さらに15日サイクルに短くして、と2段階で変えていきました。

正現:すごく早かったですよね。トントンって。「30日なった。おぉ、15日になった」。もう1つ、「福利厚生がないね」という話をしたことがあったんです。それは特に要望という訳ではなかったんですけど、そんなことをポロっと言ったら、今って何か福利厚生あるじゃないですか。

竹ノ谷:そうですね。

正現:「こんなの作りました」みたいなのが来て、「すげー」と思って(笑)。

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竹ノ谷:そうですね。内容も少しずつ拡充させていっています。話が変わりますが、今入ってらっしゃる企業さんは、何人ぐらいエンジニアさんがいらっしゃるんでしょうか?

正現:私のいる部署は5人くらいで、そんなに多くはないですね。

竹ノ谷:クラウドテックでご紹介させて頂いた方の面談もされていると伺っています。

正現:(笑)。

竹ノ谷:われわれから新しい方をご紹介すると…

正現:「紹介もらったんだけどどう思う?」と言われ書類を拝見し、マッチしそうだな方だったら面談させて頂いています。

竹ノ谷:そこがすごく珍しいというか、新しいというか。われわれからご紹介した方が直接面談に出てくるってなかなかないので。

正現:そうですね。せっかくお任せしてくれるならぜひという感じで担当させてもらっていますね。

「小遣い稼ぎから本業まで」みたいな感じに、フリーランスの在り方がここ数年で変化している気がします。(正現)

竹ノ谷:お仕事のキャリアとしてはずっとエンジニアだったんでしょうか?

正現:そうですね。専門学校を卒業してからずっとエンジニアです。最初8年間大手系列の会社にいて、その途中で、副業をやっていたら、それがうまくいって、収入が本業を越えちゃったんです。それで独立して、その翌年に自分の会社つくって。ただ1年くらいでうまくいかなくなって、クラウドソーシングに登録した感じですね。竹ノ谷さんは?

竹ノ谷:私は新卒でクラウドワークスに入社した時からクラウドテックでした。人材業界やエンジニア・デザイナーに関する知識はなかったので、クラウドテックを他のメンバーと立ち上げていく中で身に着けていった感じですね。サービスとしてはエンジニア・デザイナーの方だけでなく、最近はライター、ゲームプランナー、マーケッターの方などにもご紹介できるようになり、幅が広がってきていますね。

正現:フリーランスってこれまで敷居が高かったとおもうんですけど、WEB上でできるようになってきたくらいから低くなってきていますよね。もちろん価格競争が活発になっていく側面もありますが、「小遣い稼ぎから本業まで」みたいな感じにここ数年で変化している気がします。

竹ノ谷:初期の頃より「フリーランスになろうか今検討している」という正社員の方の登録が増えてきているなっていうのはありますね。実際われわれのサービスを使って、最初にフリーランスとして独立される方も結構いらっしゃいますね。

フリーランスになって実感したのは「自分だけでもお金は稼げるんだ」ということ。この感覚はこれからの若い人たちに持ってほしいなと思って。(正現)

竹ノ谷:正現さんの今後のキャリア・人生で描かれているビジョンをぜひ教えて頂きたいです。

正現:1つ大きなのは、生涯エンジニアをやっていたいなということですね。エンジニアは「35歳定年説」なんてものがありますけどそんなこともなくて、好きなことなら続けていけると思うんです。だから生涯開発に携わっていたいなというのは大枠の夢ですね。今入っている所には、めちゃくちゃ刺激受けています。とにかく新しいことにチャレンジできるんです。毎週毎週全く違うことをやっているな、俺」みたいな。

竹ノ谷:それが楽しいんですよね。

正現:楽しいですね。私はやらせてもらえるなら何でもかんでもやりたい感じなので。あとは、いろんな会社で経験を積むのも面白くはあるんですが、自分とは違う強味を持っている仲間を見つけて1つのサービスを一からつくって、大きくしていってみたいですね。そういう人を見つける、コネクションを作る。「出会う」という観点で考えた時に色んな場所で働くのってメリットが大きいと思います。

竹ノ谷:仲間探しの旅みたいですね。

正現:そうかもしれませんね。

竹ノ谷:あとフリーランスを目指したい人にアドバイスがあればぜひ。

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正現:自分ができることはこれだって決めつけるんじゃなくて、相手が何を求めているかを察知して、それを提供する。言われなくても提供するっていうのは、やっぱり信頼関係を構築する上で重要なことかなと。そこの意識ないと、やっぱり何かあった時に声を掛けてもらえる人になるのは難しいんじゃないかなと思いますね。

あと普通の会社員やっている人って、自分は会社にいないとお金もらえない、という感覚があるんじゃないかと思うんです。かくいう私もそうだったんですけど。「自分で稼ぐなんてできないから、もう会社にいるしかない」という固定概念を持っている人、すごく多いんじゃないでしょうか。でも実際独立して、フリーランスになって実感したのは「自分だけでもお金は稼げるんだ」ということ。この感覚はこれからの若い人たちに持ってほしいなと思って。

竹ノ谷:固執する必要はないっていうことですね。

正現:「この会社嫌だけど、でも稼げないからしょうがないよね」とかあると思うんです、でも実際は、会社で給与をもらうこと以外に稼ぐ方法ってたくさんある。。その体験はしてほしいなと思います。もちろんその分求められるものが大きかったり、確定申告は自分でやらなきゃいけないとか会社員とは違うこといろいろありますよ。競走も激しいですし。でもちょっと大袈裟ですけど、経験はしておいたほうがいいんじゃないかなと思います。

竹ノ谷:ありがとうございます。クラウドテックでいうと、実務の浅い人にとってはまだまだフリ―ランスで仕事をしていくというのは難しいので、教育面からも支援しながら、案件にご参画いただけるようにサポートしていけるようになれば、もう少し幅が広がるかな、というのは思っています。

正現:私も講義とかあったらいいかもな、っていうのはあります。勉強会、週に1回みたいな、そんな感じで。

竹ノ谷:正現さんぜひ講師で…。

正現:私は先生に向いている気があんまりしないですね(笑)。

竹ノ谷:(笑)最後に私も。この会社に入ったのは、働き方を選べることで幸せになれる人は増えるんじゃないかという思いがあったことが理由です。そこで、クラウドテックも2年半ぐらいやってきて、「フリーランスになってよかったです」とか、「マッチするお仕事を紹介してくれて、ありがとうございます」っていうふうに言っていただけて、そういう人の人生を少しでも豊かにできていきているのかなという実感があります。ただ一方で、今後は個人だけじゃなく、企業が変わらないと個人の働き方もなかなか変わらない部分はあると思っているので、今後、企業の働き方を根本から変えていくようなことができたらいいなっていうのは個人として思っています。

正現:いいですね、そういう企業が増えれば、フリーランスの活躍の場も、チャレンジしてみたい人ももっともっと増えていくと思います。