1月8日。今日は成人式ですね。新成人のみなさん、おめでとうございます。
今のお気持ちはどうですか?1日ですぐに大人になるのはむずかしいけど、各々で感じることがあると思います。
私はあれから3年が経ち、23歳になりました。今年の春から社会人になります。我ながらに、大人になったなと。
今日は「本当の大人とはどういうこと?」とテーマに、私なりの考えを綴ってみたいなと思います。
- 大人になるってどういうこと?
- 大学生活がイマイチ楽しめてない
このような悩みを抱えるあなたに、少しでもあなたのヒントになれたり、行動を起こすきっかけとなれるとうれしいです。
ちなみに、年齢は単なる数字という言葉があるように、ここでの大人とは「20歳を超えた人」ではありません。「本当の大人」がポイントです。
中高生で「この子大人だな」と思う特徴も含まれてます。逆も然り。
結論から言うと、私が考える本当の大人とは「自分軸を持つこと」と「自己責任」です。
そして、自分のものさしを持って行動し、そこに伴う自己責任を楽しめることが、充実した生活に繋がるのかなと信じています。
今までの私たちは「既存のレール」と「みんなと同じ」という安心に寄生していた
日本教育システムの背景
日本の教育システムは、間の空かない既存のレールが存在します。
ほとんどの方が、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、就職というレールに沿って、歩んできたと思います。私も例外ではありません。
また、特に高校生までは予め徹底されたカリキュラムがあり、自分なりにこなしてきました。
この学校教育の意図として、堀江貴文さんはすべての教育は「洗脳」であるという本で、次のように考えています。
つまり学校はもともと、子どもという「原材料」を使って、「産業社会に適応した大人」を大量生産する「工場」の一つだったのである。(中略)
社会は、とくに旧来型の企業では、従順な働き手を求めている。したがってその養成段階である学校で子どもたちは道徳規範を叩きこまれ、学力という形で「従順さ」に点数がつけられていく。(中略)
教師は子どもたちに同じテキストを暗記させ、同じ数学の問題を解かせ、同じルールで採点していく。赤点を取ったり、問題行動を起こしたりした子どもは、どうにか「規格内」になるよう尻を叩く。そして、「会社」に納品する。
簡単に言うと、会社員不適合者を出さないために、教育されているということです。
最初この本を読んだ時は「きつい表現だな」と思いながらも、私が思っていたことを言語化してくれた本だったので、終始納得しました。
クリエイティブな発想よりも、与えられていることに対して、上手に対処したり処理することが求められているのです。
「出る杭は打たれる」という言葉があるように、日本には突出したスキルは好まれません。横並びの文化なので、個性よりも協調性が求められてきました。
「みんなと同じ」に潜む影
私は大学に入る前まで、学校が好きではありませんでした。ガチガチのカリキュラムが嫌いだったし、自由がない。つまらないけど、自分の将来のためにこなしていました。
でも、そんな中に「妙な安心感」があったんですよね。
その原因を紐解くと、「みんなと一緒だから」という安堵感だったんです。
でも、ルールに依存する安心感は、とても怖いものだと今なら思います。「自分軸」がブレたり、行動する際にブレーキとなってしまうからです。
「みんなと一緒」から抜け出し、ベクトルを自分に向けてみる
冒頭でも書いたように、私が考える「本当の大人」とは自分軸を持って行動して、その結果をすべて自己責任で考えられる人です。
先ほど、「みんなと同じという安心感は怖い」と書いたのは、常に「みんなと一緒に」という思考に慣れてしまうと、自分で考えることをやめてしまうからです。
みんなの基準が、自分の基準に合っているとは限りません。
傍観者ではなく、やる側の人間になる
落合さんのメッセージを聞いて、腑におちました。
AI(人工知能)との賢い付き合い方とは~『ポジションをとれ やる側の人間になれ~何かのポジションをとることがすごく重要な事。何もしないというのが一番良くない』落合博士の言葉~この約60秒の言葉は、いま多くの人に最も重要なことではないだろうか #落合陽一 #人工知能 #深層NEWS pic.twitter.com/0IYfTofgV9
— take-b3 (@ryoyuki1914) 2017年10月14日
落合さんが言う「ポジションを取る」とは、何かに作用したり、やる側の人間になるということです。もっと簡単に言うと、「アクションを起こせ」です。
あなたはポジションを取れていますか?やる側の人間になれていますか?
周りがやっているから、親が言うから、世間がそうだから。
こうして、自分の願望や欲を無視して周りの基準で行動するのは、いくら年を取っていても、本当の大人ではないと思います。
そう言っている人ほど、何かあると人にせいにしてしまったりするものです。当事者意識がそもそもないので、自己責任の意味もわかっていません。
今が楽しくないのは、自分のものさしがないから
でも怖いのが、私たちが受けてきた日本教育だと協調文化に慣れすぎて、自分で舵を切ること自体がむずかしいんじゃないかなって思うんです。
大人になっても学校教育の延長線上になってしまって、いつまでたっても自分のものさしを持てない。
これ、怖いと思いませんか?
もしあなたが今の現状に楽しめていないのなら、自分軸を持っていない証拠かもしれません。
自分のために行動しないと、当事者意識が欠如してしまうので、楽しめないんです。
おわりに:楽しんでいる大人になるために自分軸を持って行動しよう
今まで偉そうに綴ってきましたが、私が自己責任や自分軸の大切さを知ったのは、ここ1・2年の話です。
休学して自分と向き合い、ブログというスモールビジネスを通して、意識がガラッと変わってきました。
自分でポジションを取ることで、やっとわかったんです。
私の尊敬するかっこいい大人は、常に自分と向き合って結論を出し、自己責任で動いています。
だからこそ行動が速いし、結果も出るんだなと思います。私もそうありたい。
高校生までの私たちは、両親や先生に見守られ、良くも悪くもレールという安定に依存してきました。考えることをしなくても、特に問題がありませんでした。
でも大人になりたいのであれば、その延長線上にいてはいけない。
もしあなたが今の現状に悶悶としているのであれば、行動の1つ1つに「自分の軸」と「自己責任」があるのか、見つめ直してみてください。
行動を起こすための道具は揃っています。あとは足を突っ込んでみるだけです。
自分で舵を切っていくと、きっと楽しくなるはずです。自分の欲に、もっと目を向けてみてくださいね。
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【執筆者】
ヌイ
94年生まれの現役女子大生。自分メディア「ヌイの脳内」では、エッセイ、大学生活、就活、複業を中心に綴っています。ここ2年間ほど、複業がしたいと言い続けてきました。春から社会人なのでコツコツ積み重ねていきます。
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