「独立にはきっかけが欲しかった」ラーメン屋で友人と夢を語り合い、独立:株式会社FIXA CEO若槻嘉亮さん

滋賀の住宅街のラーメン屋で友人と夢を語り合い、独立することを決意

学生時代から、将来は起業したいと漠然と考えていました。自分の裁量で働けることに魅力を感じ、人生を面白くするための一つの方法であると考えていました。システム会社に勤めて7年目となり、滋賀で働いていました。もうすぐ30歳。そんな時に麻雀友達と滋賀の住宅街のとあるラーメン屋でビールを飲みながらお互いの夢を語り合いました。

友人が「後々は起業するつもりだ」と言い出したので「俺も起業したいと思っている」といい、「じゃあ一緒に起業するか!」という流れになりました。2011年9月のことでしたが、勢いも手伝ってそのまますぐに退職届を出しました。何かきっかけが欲しかったんですよね。このまま年を重ねると身動きも取り難くなるだろうと思い、このタイミングで独立しようと判断しました。スマートフォン関連で何かやろうということだけは決めていて、他は何も決まっていませんでした。

独立を決めてからはスマートフォン関連業界の情報収集を始め、私は滋賀に、他の企業パートナーは愛知と高知に住んでいましたが、イベントなどで度々上京し、事業の可能性を探っていきました。

リソースの2/3を自社サービスに、1/3を受託案件に投下して会社を運営

私自身は2012年2月に上京し、10月に3人で株式会社FIXAを登記しました。上京してからは自社でAndroidアプリを多く作っていました。メンバー間で「2週間でアプリを一つ作り、市場での反応が良いアプリの運用に力を注ぐ」というルールを決め、1年満たない中で16個のアプリをリリースしました。(参考:FIXA Andoridアプリのポートフォリオ)その中からのAnglersという釣りのアプリに今はリソースの比重を傾けています。元々釣り好きのメンバーが企画開発をしたアプリです。

ただ、アプリ開発だけでは中々売上があがらないので、メンバー3人のリソースの2/3を自社サービス、1/3は受託で売上を上げるという形で運営しています。今は3人で部屋をシェアしていることもあり、月に50万円程度の売上を上げることを目標としています。受託に時間をかけすぎてしまうと、自社サービスが進まなくなってしまうので、常駐の仕事は避けるようにしていました。

今後一年はこの自社サービスへ2/3、受託へ1/3というリソース配分を変えるつもりはありません。Anglersもそうですが、NFC関連のサービスも手掛けており、今後はNFC関連に力を入れていきたいと考えています。

クラウドワークスのお陰で、安定した売上を稼ぎながら自社サービスに打ち込める

クラウドワークスを知ったのは2012年の7月でした。上京してアプリを多く作っていましたが、まずは売上を上げる実績を作りたいと思い始めていました。「フリーランス サービス」などで検索し、クラウドワークスを見つけました。他にもフリーランス向けの掲示板サイトを利用しましたが、クラウドワークスが便利だったので、今はクラウドワークスだけを利用しています。

開発案件の単価が高めで数十万円のまとまった金額の仕事が取れることと、報酬の決済オペレーションがサイト内で完結できる点が魅力的でした。当社が常駐はしないスタンスであり、クラウドワークスは非対面での仕事ばかりであることも相性が良かったですね。既に5件ほどクラウドワークスで仕事していますが、自社でも手掛けているNFC関連の案件やアプリの企画案件など、純粋に楽しんで取り組める案件も多く、クラウドワークスを利用する喜びを感じています。

当社のようなスタートアップが事業を継続するにあたり、安定した収入を稼げるクラウドワークスのようなプラットフォームがあることは有難いことです。