本当にやりたいNPO支援と執筆に時間を投下するため独立:イケダハヤトさん

本当にやりたいことに時間を投下したかった

独立した理由は2つあります。1つ目ができるだけ家族と多くの時間を共に過ごしたいということ。私は結婚していて、奥さんと一緒に暮らしています。会社員時代は時間も場所もあまり自由が利かなかったため、フリーランスとして独立して時間と場所の自由を得て、奥さんと共に過ごす時間を大切にしたいと思っていました。

2つ目は本当にやりたい仕事に時間を投資したかったからです。やりたい仕事とはNPOの支援と執筆活動です。NPO支援は社会人1年目の頃からやっていて、執筆活動は今も運営しているihayato.newsの前身となるブログメディアで記事を書いていました。会社員との両立もできなくはなかったのですが、会社員との両立だとかけられる時間が20%くらいになってしまうため、比率を逆にして80%に近いくらいの時間をこの2つにかけたいと思うようになりました。

貨幣経済をドライブにしないNPOへの興味の理由

NPOの支援にやりがいを感じている理由はいくつかあります。1つ目は現状の日本のNPO市場が中長期的な視点で見た時に魅力的であることです。米国ではNPOは大きな市場となっていますが、日本ではこれからの市場です。NPOはあまりお金がないところが多いため、経済的なモチベーションで携わる人は多くないでしょう。フリーランスという立場を活かして、無償でもいいから支援する。無償で支援できる人は多くはいないので、市場が成長した時に無償で支援してきたことがリターンになるのではないかと思っています。

2つ目はお金を介さない評価経済で人間関係を作りたいからです。フリーのマーケターとしてNPOを支援する知人の女性の話が印象的で、お金を稼ぐためだけでは得られないものを得ることができたと言っています。例えば、一緒に別荘を借りるような仲間が見つかったそうです。お金を介さない人間関係に興味がありました。

3つ目はNPOという組織に興味がありました。経済的なモチベーションが働かない中で、共感を軸にいかに人を巻き込むか。そのリーダーシップのスタイルに興味がありました。例えば、リーターシップのスタイルとして、メンバーへフィードバックを与えるのが上手く、そのフィードバックがモチベーションとなるのではないか。実際にプレイヤーとしてNPOに関わりながら、こういう側面を学んでいます。

最後に、ブログを続けているモチベーションは「多様な生き方を許す社会を創ることに貢献したい」という想いを昔から持っているからです。日本の同調圧力的な社会を変えたいと思っています。

例えば、1人前にならないと社会の役に立つころの必要条件かのように言われますが、0.3人前でも十分社会に貢献していて、そういう人が認められる社会を創りたい。ブログのターゲットは、人生の転機を迎えている人やこれからアクションを取ろうとしている人。そういう人の背中を、僕の言葉で後押しできればと思い、今日もブログを書いています。

時間、場所、そして「金」から解放されるのが真のノマドワークスタイル

独立して1年近く経ちますが、独立してすぐに時間や場所からは会社員時代と比較して解放されて自由になりました。しかし、お金からの解放という点ではなかなか解放されませんでした。労働を通したお金に関しては経営者、会社員、フリーランスで感じ方が違うのではないかと思います。フリーランスの立場でいえば、どれだけ稼げばいいのかわからず、とりあえず稼ごうとしますが、この仕事にこれだけの対価をもらってもいいのか?と不安になることがあります。

フリーランスは収入が時間単価制やプロジェクト制のことが多いため、仕事に対する対価が会社員と比較すると明確に可視化されます。それに対して、この仕事は対価が高すぎるのではないか?少し低いのではないか?と考えてしまいます。この「お金によるしがらみ」から解放されることで、精神的な自由度が上がり、一段上の「ノマドワークスタイル」に近づけるのではないかと思います。

今はクライアントワークの比率を下げ、自分のブログで収益を上げられるよう、アドセンスやアフィリエイトや広告収入で月に15万円稼ぐことを目標としています。ブログを利用したクラウドソーシング的な稼ぎ方といえるかもしれませんが、自分が頑張った分がそのまま反映される気がして、この稼ぎ方が性に合っているなと感じています。今後は「お金からの解放」を目指す生き方を志向し、そのための生活実験を続けていくつもりです。

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