出水の象徴を、未来へつなぐシンボル
本提案は、全国有数のツルの越冬地として知られる出水市の象徴である「ツル」を中心に、「出水(いずみ)」の名の由来でもある豊かな水の恵み、そして地域を支える特産品の実りを一つのシンボルとして表現しました。
マーク全体を包み込む円形は、人・地域・観光・産業のつながりを表すとともに、出水市の魅力が広く発信され、未来へ循環していく姿を象徴しています。ツルの優雅な姿は地域の誇りと文化を、水紋は豊かな自然環境と交流の広がりを、穂のモチーフは特産品や地域産業の実りを表現しています。
複数の要素を統合しながらもシンプルな構成とすることで、高い視認性と汎用性を実現。印刷物からデジタル媒体、看板、グッズ展開まで幅広い用途で活用でき、単色表現でもブランドイメージを損なうことなく使用可能です。
出水市の魅力を訪れる人へ伝え、地域の誇りを未来へ受け継いでいくシンボルとして設計しました。
メンバーからのコメント
デザインコンセプト:出水の水脈と、未来へ紡ぐ知恵
本ロゴマークは、出水市の名前の由来でもある豊かな水源と、地域に息づく歴史や特産品を支える伝統的な手仕事の織りをモチーフにしています。具象的なツルや建物のイラストといった既視感のある量産型の表現を一切排除し、出水の風土そのものを象徴する抽象的な幾何学ラインのみで構成しました。
マーク上部の美しい曲線は、こんこんと湧き出る清らかな湧水や水脈を表しており、観光地としての瑞々しい魅力と、未来へ絶え間なく発展していく流動性を象徴しています。一方で、下部の交差するラインは、豊かな大地と、特産品を編み出す織物や籠編みなどの職人技を表現しました。この2つの要素が円の中で美しく結びつくことで、豊かな自然の恵みである観光と、人の営みである特産品が調和し、一つの大きな円となって地域を豊かにしていくという、一般社団法人出水市観光特産品協会さまのビジョンを表現しています。
デザインの機能性と汎用性についても極限まで突き詰めました。従来の「全部盛り」による煩雑さを完全に無くし、モダンな家紋のような佇まいに仕上げることで、一目で記憶に残るミニマルなエンブレムに仕上げています。これにより、名刺や封筒などの小さな印刷物から、WEBサイトのアイコン、イベントののぼりや法被にいたるまで、あらゆる媒体で美しく自立します。
カラーはグラデーションを一切使わず、出水の深い自然と誠実さを象徴するディープティールの単色、または背景との2色のみで成立するソリッドな設計です。単色での印刷や、グッズ等への縮小刻印、型押しでもデザインが潰れることがなく、高い視認性と認知性を永続的に保ち続けます。