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コンペ
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10,800円
※採用確約あり
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掲載日
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2018年09月08日 |
応募期限
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2018年09月21日 |
応募期限まで
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募集終了 |
希望イメージ |
単色
カラフル
シンプル
複雑
気軽
厳粛
リーズナブル
高級
伝統的
先進的
女性的
男性的
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納品ファイル |
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提案した人 | 3 人 |
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気になる!リスト | 17 人 |
【 依頼内容 】 2018.9.の新刊書『自己愛危機サバイバル~摂食障害・醜形恐怖症・自己臭恐怖症の克服・治療~』についてのお願いです。 (ターゲット読者は、若い女性になります) 以下の文章を読んでいただき、その情景をマンガにしていただきたいのです。 (赤字の部分につき、2ページのマンガをお願いします) ~~~ その日の最後に、一人の女性患者・Yさんのベッドサイドにやってきました。彼女は摂食障害で2年にも渡る入院生活を送っていた。初対面の私にも気さくに話しかけてくれ、にわかにはその病気の重さを察せられませんでした。腕をまくると、黒々とした脈が浮き出てきた。「一見採血しやすそうだけど、これが手強いのよ。注射針を刺そうとすると、くるりと脈が逃げちゃうの。初めてやって注射に成功した先生はこれまでにないのよ」と、なぜだか自嘲気味につぶやくのでした。そのとき、注射を成功させなくとも、彼女に責められることはなかったでしょう。しかし、彼女を深く失望させるような気がした。「何としても、一発で注射を決めなくては」と考えました。 結果は、成功でした。すると彼女の顔はパァーと明るくなり、「一回で成功させてくれた人は初めて」と言ってくれた。その一件から、彼女は私を少し信頼してくれるようになりました。ただ、私は彼女の担当医ではないので、長いカウンセリングを行うことなどはない。ただ、病棟で会えば挨拶をする、そのような関係でした。 それから数ヶ月経過したある日、私は当直医として夜間の病棟回診をしていました。そこで彼女に呼び止められた。「どうしても、先生に見てもらいたいものがある。それを見て欲しい」と。 回診が終了してから、彼女の元に行くと、彼女は私を女子トイレの入り口付近に案内します。彼女はトイレの洗面台に向き合っている。私はトイレの外。そこで「これが私のすべて。これまで誰にも見せたことはないけど、どうか見て欲しい」と言って、いきなり身体全体を波打つように震わせました。するとゴボンゴボンと異様な音。そして口のあたりからビシャーと吐物が噴水のように溢れました。手を口に入れることもなく!これを何度も繰り返す。内発的・律動的に嘔吐を継続するさまは、「人間ポンプ」さながらです。トイレの中は真っ暗ですが、窓の外の薄明をバックに、蠢く彼女が影絵のように映し出されて、まるで奇妙な夢を見ているかのよう。ひとしきり吐いた彼女は、よろよろとトイレの外に這い出て、すとんとへたり込みました。私はここでようやく我に返り、看護師を呼んで、彼女をベッドまで一緒に連れて行く。そのとき、何て声を掛けたか、自分でも覚えていない。 その後、当直室に帰り、しばらく天井を見つめながら考えていました。これまでに彼女とそれほど多くの言葉は交わしていませんが、当時の私にとって、取り扱いあぐねるような重いメッセージを託されたのだと感じました。担当医でもない私が、Yさんとこれ以上濃密に関わるべきでないとは思う。そんな私は、そもそも何をしてあげるべきだったのか、それとも何もすべきでなかったのか。このメッセージ、これからどう咀嚼してゆくべきなのか・・・。 ~~~ 【 仕様 】 ・サイズ: A4サイズ(300dpi以上) ・ページ数: 2 ・カラー:モノクロ ・利用用途:書籍のPR 【 希望するタッチ 】 シリアスなタッチでお願いします。 【 納品形態 】 最終的には完成した漫画原稿として納品していただきたいですが、まずは下描き(ラフ)で結構ですから、コマ割、セリフ(ネーム)、そして作者のタッチががある程度わかるものとして提示して頂きたいと思います。 そのラフ原稿の段階で採用を決めさせていただきます。 採用後に、最終的な仕上げそして納品を、お願いします。 【 納期 】 依頼から2週間 で納品希望 【 報酬 】 1万円でお願いします。 【 応募方法 】 ・簡単な自己紹介や絵のタッチが分かる資料をご提示ください。 その他ご質問等ありましたら、気軽にお問い合わせください。 ご応募をお待ちしております! |
採用の理由
こちらの作品が、一番求めるイメージにかなっていました。
応募者全員へのお礼・コメント
本当に、みなさんありがとうございます。
どれも心のこもったいい作品ばかりでした。
またの機会、どうぞよろしくお願いいたします。