伊場仙は徳川家康と共に江戸に上がった浜松の商人、伊場屋勘左衛門によって創業されました。当時の屋号伊場屋は初代の出身地が遠州伊場村(現在の浜松市伊場町)であったことからなづけられたものです。 また創業の天正18年(西暦1590年)は初代の生まれた年であって、正確な創業は定かではありませんので当社はこの生誕年を創業としています。
創業当時は江戸日本橋堀江町(現在の東京都中央区日本橋小舟町)にて、江戸幕府の御用を承り、主に和紙、竹製品、などを扱っていました。江戸後期よりうちわ浮世絵を扱い始め、初代豊国、国芳、広重などの版元として「伊場屋」の名を江戸市中に広めました。
現在その当時の「伊場仙版」の絵は国内の美術館はもとより大英博物館、ボストン美術館、メトロポリタン美術館、ヴァンゴッホ美術館等海外の著名美術館でも見ることができます。
十代目三郎より屋号を伊場仙とし、十三代目の吉田直吉の時代にはあたらに暦(カレンダー)の製造販売をはじめ、現在のうちわ、扇子、カレンダー業の基礎を築きました。
創業当時は江戸日本橋堀江町(現在の東京都中央区日本橋小舟町)にて、江戸幕府の御用を承り、主に和紙、竹製品、などを扱っていました。江戸後期よりうちわ浮世絵を扱い始め、初代豊国、国芳、広重などの版元として「伊場屋」の名を江戸市中に広めました。
現在その当時の「伊場仙版」の絵は国内の美術館はもとより大英博物館、ボストン美術館、メトロポリタン美術館、ヴァンゴッホ美術館等海外の著名美術館でも見ることができます。
十代目三郎より屋号を伊場仙とし、十三代目の吉田直吉の時代にはあたらに暦(カレンダー)の製造販売をはじめ、現在のうちわ、扇子、カレンダー業の基礎を築きました。
採用の理由
歌舞伎座を運営する松竹及び伊場仙による厳選なる審査により、採用デザインが決定いたしましたので、ここにご報告させていただきます。
今回採用させていただいたデザインは、瓢箪つなぎの中に歌舞伎の隈取があしらわれた作品です。「瓢箪(ひょうたん)」は昔から三つで「三拍(三瓢)子」揃って縁起が良く、六つで「六瓢=むびょう=無病=無病息災」につながり、「健康長寿」と「家内円満」をもたらす吉祥意匠として知られます。また、「瓢箪の中に入れた種は必ず芽が出る」として、幸福や成功のシンボルともいわれています。そんな瓢箪の中にそれぞれ異なる歌舞伎の隈取があしらわれ、つながっていく様子が時代にあわせて創意工夫をこらし、人々に受け入れられ永続していく日本の伝統芸能「歌舞伎」の繁栄が表現されており、今回募集したデザインのコンセプトにもっともふさわしいと採用させていただきました。
応募者全員へのお礼・コメント
このたびは歌舞伎座と伊場仙のコラボ扇子のデザインにご応募いただき、誠にありがとうございました。どのデザインも大変素晴らしく、甲乙つけがたいものでした。また機会がありましたら、依頼させていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。