「女性向けBLアドベンチャーゲームの企画募集」へのacrinumさんの提案一覧

はじめましてacrinumと申します。
今回、コンペに参加させて頂ければと思います。
何卒宜しくお願い致します。


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【企画の概要（ログライン）】
日本の離島出身の水泳選手である主人公はユース向け水泳強化合宿に選ばれ都会である東京 辰巳のプールにやってきた。今日から4泊5日で始まる水泳合宿。のんびりとした性格の主人公はさっそく気性の激しいアスリート達に目を付けられるが…？　
はたしてのんびりやの主人公は我の強いアスリート達に囲まれて無事に水泳合宿を終えることが出来るのか？

【物語の掴み】
田舎の離島出身で、のんびりとした高校生である主人公はある地方の水泳大会で好成績を残したことから水泳強化合宿のメンバーに選ばれた。この合宿は毎年開催されており、過去の参加者には後にオリンピックの金メダリストになった選手もいるほどレベルが高い合宿で、日本全土から将来を期待された水泳選手が集まる。主人公は気後れしながら水泳合宿に参加する。集合場所が分からず、迷っていた矢先にモブに目をつけられたところを助けてくれた藤間孝臣。迷子になった主人公を集合場所まで案内してくれた宮下紘一。合宿で同じ部屋になることになった野村千尋。彼らとの物語が始まる。果たして主人公は無事に4泊5日を終えることが出来るのだろうか？

【大まかなストーリーの流れ】


水泳強化合宿に選出された主人公は最初のミーティング会場を探すが、どうやら道に迷ってしまったようだった。目的地が同じなのでは？と思い、ジャージスタイルの二人組に道を尋ねるが、おのぼりさんと主人公の知名度がないこと（水泳の実績がそんなにない）を理由に馬鹿にされてしまう。この現場を目撃していた孝臣が間に入り、二人組は去ったが、孝臣は「なぜ、馬鹿にされてるのにへらへらしているんだ？」と鋭く詰問して主人公を放って先に行った。依然として道に迷っている主人公の前に現れたのは紘一だった。彼は主人公と同じくらいの年齢の弟がいると告げ、道案内をする。
　
　２．
ミーティング会場にいる主人公。残念ながら、紘一とは別の部屋で説明を受けるらしい。紘一のような優しい人間にあったことで気をよくした主人公は、隣の席の千尋に声を掛けるが、千尋は主人公を一瞥するのみで話しかけようとはしなかった。合宿の説明を受ける一同。最終日にタイムが一位の者に全日本選手権のシード権が与えられると説明を受け、一同は盛り上がる（とはいえその席は孝臣に決まっているものだということを周囲は理解している）。主人公は大会に興味がなかったため、周囲の熱気に乗り損ねた様子だった。
夜、宿泊部屋が千尋と同室（二人部屋）ということで部屋で二人になる。あまり主人公に関わろうとしない千尋に主人公はお土産を渡す。
＜P＞握手をする/そっとしておく
夜、散歩に行き、孝臣と会う。昼間助けてくれたことを改めて感謝する主人公。
＜P＞助けてくれた理由を訊く/去る


３．
朝起きた主人公。千尋はもうベッドにはいないようだった。一人で朝ご飯を食べる主人公。朝食会場に千尋の姿はない。紘一が居たので一緒にご飯を食べることにした。紘一は優しく、親しみやすい雰囲気だったため、ふいに自分の水泳経験（特にスイミングクラブに所属している訳ではなく、単に海で泳いでいただけ）を話し、「この合宿についていける自信がない」と打ち明けると、「ちゃんとした結果（タイム）がないとこの合宿には来れないよ、自信を出して」と励まされる。
＜P＞どうしてここまでしてくれるの？（朝食後ももう少し話す）/じゃあ、また
部屋でランニング後の千尋と遭遇。
＜P＞朝食食べた？カレーおいしかったよ （会話をする）/ お疲れさま (邪魔しない方が良さそうだ。挨拶だけにしておこう)

4.
合宿中は２つのグループに分けられていた。主人公は下のグループだ。ただ、練習の状況次第でグループ変更はあるらしい。同じグループには紘一が居た。主人公はターンが下手すぎて、一人だけ別練習を言い渡される。休憩時間に紘一が励まし、コツを教えようとするが、紘一の専門は背泳ぎで主人公は自由形の為、ターンの仕方が若干、異なる。
上のグループの水泳風景を眺める二人。専門が自由形の孝臣のターンを見つめる主人公。孝臣のターンは素早くまた綺麗で、水しぶきも少なかった。孝臣にターンのやり方を訊く主人公。そんなの教えるかと一蹴される主人公。

5.
自由時間にターンを練習する主人公とそれをあざけるモブ。しかし、孝臣も隣のレーンでターンの練習を始める。同じタイミングで泳ぐ主人公。水中で間近で孝臣のターンを見る。しばらく練習したあと、紘一にターンがうまくなったと褒められる。オープンウォーターというプールではなく海で泳ぎを競う競技があると教わる。その後、千尋にターンが上達したと褒められる。主人公の強い押しがあって（主人公は田舎の離島出身なので、東京観光がしたい。おいしいカレー屋に行くなどと行って無理やり千尋を誘う）、夜に遊びに行くことにした千尋と主人公。

６．
東京近郊に遊びにいくと、千尋とはぐれてしまう。一人になった主人公はガラの悪い男に絡まれてしまう。主人公を助けたのは孝臣だった。何度も助けられたことに感謝する主人公だが、孝臣は「別に助けた覚えはない。気に入らないやつがいただけだ」といい、「へらへらしてねぇで反撃しろよ」と吐き捨てる。千尋は孝臣を一方的に知っており、孝臣が（金メダリストである）兄としのぎを削る存在であることを説明する。

7.
朝、散歩をしていると紘一に会う。主人公は精神的にも力強くなりたいし、タイムが速くなりたいと紘一に相談する。「スイマーはコンマ１秒を争っている。誰だってタイムが速くなろうと努力している。タイムを速くするのはすぐには出来ないけど、一番大切なのは自分に自信を持つことだよ」という趣旨の内容を話す。主人公はその言葉にハッとしたが、紘一もまたその言葉で何かを断ち切れたようだった。

8.
昨日とは明らかに違う雰囲気の主人公。それは水泳にも現れていた。ターンもうまくなり、コーチが主人公に上のグループに入るように許可が出た。休憩時間中、孝臣からターンがうまくなったと褒められる。水泳でターンはスピード大切だと諭される。水泳においてターンはスピードを加速させるためのもので泳ぎを殺すも活かすもターン次第なのだと孝臣は言った。

9.
スポーツ栄養学のセミナーで、隣に座った千尋に泳ぎが昨日とは明らかに違ってよくなってることを言及される主人公。主人公は今まではがむしゃらにただ泳いでいただけだけど、今は速くなりたい気持ちで泳いでいると答える。「どうやったら速くなるのかを模索しているんだ」と悩みを吐露する主人公に、千尋はスポーツ栄養学や効果的にトレーニングする方法を伝授する。千尋もまた、自身の体格で悩みタイムを少しでも短くするために試行錯誤を繰り返していた。

10.
千尋に教わったテクニカル水泳を意識しながら、主人公は泳ぐ。色々試行錯誤を繰り返したせいで泳ぎが悪くなることもあり、モブからそれを揶揄されることもあったが、主人公はモブなど気にせず自分の泳ぎを追求する。孝臣はちゃんとそれが試行錯誤している経過途中のうえでの泳ぎだと理解していて、主人公に感心していた。また、主人公は積極的にコーチにどんな泳法がいいかなどのテクニックを聞きに言ったりした。偶然、会った紘一に顔つきが変わったと褒められる。「今までのおどおどした主人公じゃなくて、いきいきとした顔になってるよ」

11.
合宿最後の夕食は焼肉屋だった。離島育ちで島に焼肉屋が一軒もなく、焼肉といえば家でホットプレートでやる焼肉しかやったことがなかった主人公はおおはしゃぎする。しかし、主人公は店員が間違えて持ってきてしまったアルコールを飲んでしまう。一口で顔が真っ赤になるほどアルコールに弱い主人公。千尋に甘えたりなどもしてしまう。孝臣は途中から参加しており、主人公はアルコールを飲んだ経緯を知らず、アルコールに酔っている主人公を見て、「未成年のくせにアルコールなんか飲んでんじゃねぇよ」とキレてしまう。

12.
合宿最終日の朝。孝臣に昨日の弁明をする。孝臣も突然キレてしまったことを詫びる。孝臣はアルコールが嫌いで、未成年でしかもアスリートである主人公がアルコールを飲んでしまったことにカッとなってしまったと説明した。誤解が解けたに主人公は安堵した。

13.
レース会場。千尋と会話をする主人公。レースの出場時間の都合上、主人公はウォーミングアップのせいで千尋のレースを見ることは出来ない。残念に思う千尋だが、「仕方がない、ウォーミングアップをしっかりやってレースに備えてくれ」と主人公に伝える紘一のレースが始まる。それを見守る主人公。

14.
最後のレースのレースの直前、主人公は競技プールの隣に併設されたウォーミングアップ用のプールで身体を温めていた。そこで同じレースを泳ぐ孝臣と会話する。また、レースを終えた紘一から応援を受ける。レースに向かう道中で、千尋とすれ違う。お互い拳と拳をぶつけて、挨拶をした。さあ、主人公のレースがはじまる。

15.
最後のレースで1位を取ることは出来なかった。しかし、このレースで主人公という存在を水泳界に知らしめることは出来たはずだ。それに、主人公は自分の力を発揮することができたという充実感でいっぱいだった。主人公はこの喜びを伝える為、気持ちを伝えたい彼の元に向かう…。



【キャラクター設定】
主人公
離島の田舎の高校生でのんびりとした性格。18歳。体格はいい。素直でピュアなため、人を疑うことを知らず裏表がない自分が馬鹿にされていることにも気づかない。お人よしなため、競争心がないのがアスリートとして玉に瑕。身体能力は強く、陸上選手としての実績もあるが、彼のお人よしの性格のせいで、ゴール寸前で失速してしまう癖があり（自分が一番にゴールテープを切れない）、そのせいで友人が離れていった過去を持つ。本当は水泳選手としてのキャリアなんてどうでもよくそれよりものんびり穏やかに暮らしたいが、泳いでいる間は無心になることができるし、自分以外の存在が無になる（と感じている）こともあり、泳ぐことは好き。ずっと海で泳いでいたことから体力に自信があるが、ターンが苦手。スイミングクラブに所属している訳ではなく、単に海で泳いでいただけという異色の経歴を持つ。また、合宿に参加したのは祖父を喜ばせるため。祖父と祖母と主人公の３人暮らし。



1.藤間　孝臣(とうま　たかおみ)
高身長で巨人のような恵まれた体格をしている。専門、自由形。絶対的自信の持ち主で、プライドが高い、俺様気質。年齢は20歳で有名な大学の大学生。次回オリンピック出場が有望視されている皆の憧れの的。女性からとてもモテる。また、有名なスポーツメーカーがスポンサーについており、雑誌の表紙を飾ったりもしている。しかし、実は父親がアルコール依存症で入院中。父親がろくに働いていないことから孝臣が水泳選手として活躍するまでは家が貧乏で、子供時代はよく友人から馬鹿にされていた。そのせいか、見下されることが嫌い。今は孝臣の奨学金や大会の賞金で家族（父親、妹と弟）を養っている。母親は死別した。ちなみにそれがきっかけで父親はアルコールを飲むようになり、自堕落になった。父親はバスケのアスリート選手で、子供の頃はバスケをしていたが、アルコール依存症になった父と比較されることを嫌い、バスケを辞めた。また、父親のことを嫌悪している。


2.　野村　千尋（のむら　ちひろ）　
一般人としては身長が高いが、水泳選手としてはけして恵まれた体格ではない。専門、バタフライ。年齢は18歳。高校生。マイペースで他人と打ち解けようとはしないクールな性格。自分からはけして人に話しかけようとはせず、いつもヘッドフォンで音楽を聴いたりしていて、人と関係を遮断している。年の離れた兄はオリンピックの金メダリストで、兄と比較されて生きてきたため、兄のことを話題にされると無視する。実は情熱的で、密かに特訓をしている。水泳選手として恵まれた体格でないため、テクニカル的な泳ぎを模索している。カレーが好き。


3.　宮下　紘一（みやした　こういち）
高身長で恵まれた体格をしている。専門、背泳ぎ。年齢は21歳。大学生。面倒見がいいタイプで、周囲の気を遣う。時には甘やかしてくれる一面もある。実は自分に自信がない。自分より速い双子の弟が居たが、現在は病気療養中のため、補欠選手だった紘一が選出されることになった。そのことに負い目を感じている。