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公開日: 2020.10.22 / 最終更新日: 2023.11.20

【無料で使える地図作成ソフト】Mac・Windowsそれぞれのおすすめを紹介

PCを使って地図を作成するにはどんなソフトが適しているのでしょうか。よく知られているのが「Illustrator」ですが、有料である点・使いこなすのが難しい点などがネックという声も聞かれます。今回は、無料で使える地図作成ソフトをMac版とWindows版それぞれ紹介します。

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地図作成ソフトには「パスを引く機能」が欠かせない

地図作成を行うために不可欠な機能は、パスを引くことです。パスとは、ポイントとポイントを結ぶ形で線を引くことであり、曲線を引く時でも一定の規則性をもった軌道を描きます。フリーハンドで引いた線よりもきちんとした仕上がりになるため、見やすい地図を作成する時にはあった方が便利な機能です。

「あえてフリーハンドの線で手描き感を出したい」などの意図がなければ、パスで線を引くのが望ましいでしょう。フリーソフトであっても、パスによってベジェ曲線(二点間を結ぶなだらかな曲線)を引く機能がついていれば、地図作成が可能なソフトと考えてOKです。

地図作成ソフトの選び方

ここでは、地図作成ソフトの選び方や、地図を作る際のコツを紹介します。

ホームページなどのWeb上で地図を使う場合

Webサイトなどで地図を使いたい場合、Google マップを埋め込んで地図代わりにする方法があります。スマホの地図アプリを使って目的地を探す人は少なくありませんが、その中でも利用者数の多いアプリがGoogle マップです。Google マップを使えば、シンプルに目的地だけを示す地図を掲載したり、地図のQRコードを埋め込んだりすることもできます。

Google マップで作成した地図を印刷物で使う場合は、PDF(地図のデータを印刷物のような見た目で保存できるファイル形式)に変換すれば、ビジネス文書などへ貼り付けることも可能です。OS(WindowsやMacなど)の異なるデバイスから見ても、地図データのレイアウトが崩れることなくキレイに表示できる点がPDFのメリットです。

なお、Google マップのスクリーンショットをWebページ上へ貼る行為は利用規約違反にあたるため注意しましょう。

チラシなどの印刷物で地図を使う場合

Google公式によると、印刷物にGoogle マップを使うことが禁止されているケース・用途があります。具体的には、道案内を目的とする印刷物や広告物、商品のパッケージなどへGoogle マップを転載することはNGです。そのため、これらの用途に該当する印刷物で地図を使いたい場合は、フリーソフトで自作するか、地図作成を外注する必要があります。

チラシやフライヤーなどで地図を使う場合、印刷物のサイズによって適した地図データが変わるため、ソフトのファイル形式をチェックしておきましょう。あらかじめサイズが決まっている場合、JPEG形式で問題ないことがほとんどです。地図を大きく印刷する可能性のあるパンフレットやポスターなどに掲載する場合は、PNGやGIF、BMP形式にします。PNGやGIFは透過に対応しているので、背景のある印刷物へ地図データを載せる場合にも適しています。

Macで使えるフリーの地図作成ソフト


Macユーザーにおすすめのフリーソフトを2つ紹介します。

まるでIllustratorの無料版「Inkscape」

Inkscape」はベクター形式(※)で編集可能なソフトの中では唯一のフリーソフトといえる存在です。Inkscapeはフリーソフトとは思えないほどの多くの機能を備えており、アンカーポイントを使ったベジェ曲線を引くことができるため、Illustratorの代用として使う人もいます。また、MacだけでなくWindowsでも利用が可能です。

(※)ベクター形式とは、地図の用途に合わせてレイアウトを調整したり、地図を再編集したりする際に適したファイル形式のこと

【ファイル形式】
・PNG、PDF、EPS、DXF、OpenDocument形式など

Illustrator(イラストレーター)の基本機能や使い方、Photoshopとの違いについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:【入門】Illustratorの使い方を初心者向けに解説!基本機能やツールを紹介

画像から地図を起こせる「Pages」

Pages」の主な用途は【レイアウト付き文書の作成】ですが、手書きのイラストや図形なども作成できるソフトです。「地図にしたい箇所のGoogle マップを画像へ落とし込み、落とし込んだ地図に沿って図形で道や駅を作り、背景を白くする」という手順で地図を作成します。実際の地図をなぞるようにして作成できるので、デザインが苦手な人や時間があまりない人におすすめです。

【ファイル形式】
※独自のファイル形式(.Pages)なので、Apple製品のデバイス以外で使う場合は、JPEGやPNGなどのファイル形式へ変更する必要があります。

Windowsで使えるフリーの地図作成ソフト


Windowsユーザーにおすすめのフリーソフトを2つ紹介します。

簡単操作で地図作成が出来る「あんない地図Maker」

あんない地図Maker」は地図作成に特化したフリーソフトです。既存のアイコンを自由に配置するだけで、簡単に地図を作成できます。

標準のアイコンは600種類以上あり、色違いのアイコンも含めると実に2,000以上ものアイコンを使えるため、地図にオリジナリティを出すことも可能です。文字描画機能もあり、個人宅や駐車場、空き地などを目的地とした地図も問題なく作れます。

【ファイル形式】
・JPEG、PNG、PDF、BMP

2D・3Dの地図作成ソフト「EdrawMax」

EdrawMax」は2D・3Dの道路地図や地下鉄路線図、地理マップなどのさまざまな地図を作成できるソフトウェアです。クロスプラットフォームのソフトなので、Mac・Windows・Linuxなど複数のOSで使えます。道路の地図記号やランドマーク(建物・信号・街路樹など)の図形が豊富に用意されており、ドラッグ&ドロップで簡単に地図を作成できます。鉛筆描画機能もあり、地図の用途に合わせて地図記号などのサイズや色も変更可能です。
※有料ソフトですが、15日間の無料体験を提供しています。

【ファイル形式】
・JPEG、PNG、PDF、EPS、GIF、BMP、HTML、SVG、Wordなど

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