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公開日: 2020.08.25 / 最終更新日: 2023.12.08

翻訳代行を詳細解説!サービス内容や料金相場から依頼先を選ぶには?

企業が翻訳代行を利用するケースとして、日本語以外の言語を扱う場合・社内に翻訳スキルを持つ人材がいない場合などが挙げられます。今回は、翻訳代行の依頼先や料金相場、依頼先選定のポイントなどを解説します。

翻訳代行にはどんな依頼先がある?


はじめに、翻訳代行にはどのような依頼先があるのかを紹介します。

個人

まず、翻訳スキルを持つ個人が挙げられます。2か国語以上の言語能力に長けた人(多言語に通じたフリーランス、各言語のネイティブなど)、翻訳関連の職歴や経験を持つ人などへ翻訳を依頼します。個人によって対応可能な文書の種類や翻訳スキルなどが異なるため、依頼前の確認が必要となります。

翻訳専門の会社・サービス

翻訳専門の会社・サービスとは、翻訳関連の業務に特化した会社やサービスの総称です。料金体系や依頼形式、納品までの日数などはさまざまで、手付金が必要なケース、特定ジャンルの文章を中心に翻訳を請け負っているケース、スピード対応を行っていないケースなどもあります。そのため、翻訳を依頼したい文書に対応しているか、納品までの期間はどれくらい見込んでおけば良いのかなどの点についてあらかじめチェックしておく必要があります。

スピード翻訳

スピード翻訳とは、主にインターネットを使って簡易的に翻訳を依頼できるサービスのことをいいます。1文字あたりの対応料金が決まっている場合であれば、翻訳してほしいデータを専用フォームにアップロードするだけで自動見積もりが行えることもあります。また、文字数や難易度よっては30分程度の短時間で納品してもらえる場合や、24時間・365日対応してもらえる場合もあり、急ぎで翻訳を依頼したい際に適した依頼先といえます。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスを利用して翻訳代行を依頼することもできます。クラウドソーシングサービスには、さまざまな言語能力を持つ個人が登録しているため、対応可能な言語や翻訳経験などの情報をもとにクラウドワーカーを検索して翻訳を依頼することが可能です。自分でクラウドワーカーを検索する以外に、希望する翻訳スキルを持つクラウドワーカーをマッチングしてくれるサービスを利用する方法もあります。

翻訳代行の料金はどう決まる?


上記のような依頼先へ翻訳を頼む際、料金はどのように決まるのでしょうか?金額を左右する主な要素を紹介します。

文書の種類や文字数

多くの場合、翻訳代行の料金は依頼する文書の種類や文字数によって異なります。翻訳を依頼する文書には、ビジネスメールやビジネス文書、商品やサービスの取扱説明書、契約書などの種類があり、文字数もさまざまです。特に翻訳専門会社やスピード翻訳を利用する場合、オフィシャルな文書(公的文書や社外の人も閲覧する文書など)や文字数の多い文書は高額となる傾向にあります。

言語

翻訳を依頼する言語の種類や数も料金に影響します。「英語や中国語、韓国語は対応可能であり、それ以外の言語は応相談」という依頼先が多く、マイナーな言語への翻訳や多言語への翻訳を希望する場合は料金が加算されたり別料金になったりするケースも一般的です。

担当者のスキル

依頼先にもよりますが、翻訳を担当する人のスキルに応じて料金が変動する場合もあります。個人的なやり取りに使用するメールの翻訳などは実務経験が短い担当者が安価に請け負い、公的文書や専門文書の翻訳は高スキルの担当者が割増料金・成果報酬とともに請け負うなど、依頼文書の難易度と翻訳者のスキルをリンクさせた料金設定を行っているサービスもあります。

依頼先別・翻訳料金相場


続いて、翻訳代行依頼先ごとの料金相場について紹介します。

個人

個人へ翻訳代行を依頼する際は交渉で料金を決めるため、相場は特にありません。フリーランスなどへ依頼するよりプロの翻訳家に依頼するほうが高額となる場合が多いため、目的に応じて適した個人を選び分けると良いでしょう。

翻訳専門の会社・サービス

翻訳専門の会社・サービスを利用する場合、400文字前後の文書・文章を納期1日で日本語から英語へ翻訳してもらうと5,000円前後が相場です。文字数・納期は同条件で日本語から中国語・韓国語への翻訳は4,000円ほど、インドネシア語は10,000円超など、言語や納期によって相場も異なります。どの翻訳会社・サービスにもいえることは、日本国内にネイティブの多い言語は比較的安く依頼でき、マイナーな言語は高額になる傾向にあるという点です。

スピード翻訳

スピード翻訳を利用して400文字前後の日英翻訳を納期1日で依頼すると、3,000円~5,000円前後が相場です。ビジネス文書は1.5倍、専門文書は2倍ほどの金額設定になっており、依頼時に文書の種類に応じたプランを選択するサービスもあります。英語以外の言語については対応可能なスタッフの数や状況によって異なるため、事前に問い合わせておくと良いでしょう。

また、納品までのスピードを重視したサービスであるため、納期が短いほど料金も加算されます。「納期1日で依頼」と「納期30分で依頼」では料金に倍ほどの差をつけているスピード翻訳もあります。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスを利用する際の料金は、サービスの利用方法によって異なります。依頼する人数やスキル、納期などに応じて料金も変動するためです。依頼先となるクラウドワーカーと直接料金の交渉を行ったり、予算を提示して適した人材を探してもらったりすることも可能で、最終的には相手の合意を得て契約を結びます。

翻訳代行先を選ぶポイントは?


翻訳代行先を選ぶ際のポイントは、依頼する文書の種類や文字数、納期などに応じて依頼先を判断することです。品質を重視しようとしてスキルの高い個人やプロへ依頼すると割増料金や手付金が発生したり、希望の納期に合わせてもらえなかったりする可能性があります。

一方、スピード重視で依頼するとクイック対応料金などがかかるうえ、担当者を指定できない場合もあります。修正が発生した場合は別料金というケースもあるため注意が必要です。また、社内の重要文書の翻訳を任せるような場合であれば、情報の取り扱いに関して信頼のおける依頼先を選ぶという視点も重要となります。

翻訳代行の依頼なら「クラウドワークス」へ

日本最大級のクラウドソーシングサービスである「クラウドワークス」には、プロの翻訳者から元外資系企業社員までさまざまな経歴を持った個人が登録しています。各クラウドワーカーのプロフィールは事前に確認できるため、適したスキルを持つ個人を探せる点がメリットです。

さまざまな文書の翻訳依頼が可能なだけでなく、割増料金なしで多言語対応やスピード対応をリクエストすることもできます。また、情報に関する規定が利用規約に定められており、NDA契約を締結することによって秘密情報の保護もできるため、重要文書の翻訳依頼を安心して行うこともできます。

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まとめ

翻訳代行にはいくつかの依頼先があり、依頼内容や文字数などによって料金も異なります。翻訳代行を依頼したい文書の種類や文字数、難易度などにあわせて適した依頼先を選ぶことがポイントとなるため、予算や希望納期に応じて検討してみてはいかがでしょうか。

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佐藤カイ
オウンドメディアを持つ複数の企業において、WEBチームマネージャーとしてWEBマーケティング、GA解析、リスティング広告などを担当した経歴を持つ。現在クラウドワークスを中心にIT系の記事などを書くライターとして活動中。

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