企業インタビュー
2019.03.20
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ライターの「得意」を生かしたメディア運営方法とは?ハイブリッド型の外注ノウハウを紹介:朝日新聞社メディアラボ

朝日新聞社メディアラボでは、ライティングでクラウドソーシングを活用いただいています。

記事制作の企画から依頼され、クラウドワークス以外にもクラウドソーシングサイトを活用されているといいます。大内さんにハイブリッド型ともいえるクラウドソーシングの活用のノウハウを中心にお聞きしました。

SEO記事を増やすため、クラウドソーシングを活用


─朝日新聞社メディアラボが展開されている事業内容について教えてください。
クラウドファンディングや自分史事業など複数の事業を展開しているのですが、その一つに私が担当している「moovooがあります。もともとは、フェイスブック向けの1分間程度の動画をメインでやっていたメディアです。今もやっていているので、フェイスブック上で検索していただくと見ることができます。たとえば、皮膚に貼り付けるディスプレーといった少しエッジの利いたものを紹介しています。

「半歩未来」と呼んでいるのですが、こういうものがあったら良いよね、とか、こういう世界が実現したら良いよねと感じられるものです。紹介しているのは、一般に普及していないものが多いので、共感してもらってシェアしてもらうとか、「いいね」を押してもらうことを目的としたコンテンツです。

 

─どのようにマネタイズされているのでしょうか。
フェイスブックの動画のタイアップや動画の制作というところで、マネタイズをしています。

 

─クラウドソーシングはどういった領域で活用いただいているのでしょうか。
昨年の夏に、「moovoo」のサイトの方にも直接集客を図っていくことになりまして、SEOの記事を増やしていくために、クラウドワークスなどにライティングを依頼するようになりました。

 

─SEO記事の制作は、最初は社内でやられていましたか、それとも初めから外注されましたか。
SEO記事の制作を始めた頃は、試行錯誤をしながらインターンの大学生たちと記事を作っていました。インターンへの依頼はハンドリングしやすく、オリジナルのコンテンツが作りやすいというメリットがある反面、記事数を増やしにくく、私がつきっきりでサポートしなければならないというデメリットがありました。

そのため、編集部といっても社内の編集者は2人ですので、インターンと一緒に作っているのでは、記事数を大幅に増やしていくは難しいということになり、8月くらいからクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトや求人情報サイトを活用して、フリーの編集者やフリーのライターさんと一緒にやり始めました。

 

多種多様なバックグラウンドのライターがクラウドソーシングにはいる

─今、何名ほどのライターさんとお仕事をされているのでしょうか。
40名ほどです。うち、クラウドワークスで出会ったライターさんが約10人。クラウドワークス系のライターさんに対しては、フォーマットに沿って企画をライターさんにやっていただいていて、出していただいたものにフィードバックをして直していただくという方法をとっています。月に何本という依頼の仕方をしていないので、継続して企画を出していただけている方が残っている形です。

 

─応募された方からライターさんを選定された際には、どういった点から見極められましたか。
やりながらどんどん変わってきてはいますが、SEOの実績やSEOの考え方、SEOはどのようにやっているかというのを聞いて、得意な領域も確認しています。

「moovoo」はモノ系のサイトですので、その領域に詳しい方に依頼したいと考えています。クラウドソーシングで本当のプロの方に依頼するのは難しいですが、カメラをよく使いますとか、昔に家電量販店の店員をやっていましたとか、趣味で映像を作っていますといった人は多くいるのでそのような方を選定しています。あるいは、SEOで他のメディアでこのワードで何位を取りましたという人には、その時の企画のロジックをお聞きして加わっていただいています。

結構、皆さんが多様なバックグラウンドを持っていらっしゃるので、専門性や知識を活かした形でなるべく書いていただくようにしています。

 

クラウドソーシングサイトの特性に合わせて使い分け

─先ほど、月に何本といった形で依頼する記事数を決めていないというお話でしたが、企業様によっては月5本とか10本とか決めて発注されています。本数をあえて決めずに発注する理由はどのあたりにあるのでしょうか。
ライターさんの使える時間はそれぞれだと思いますので、自分のペースで働いていただければと考えています。ライターさんの数がいれば、ランダムに企画が出てきても、月間としての総量を確保できますので。

 

─月間では何本ほどの記事を制作されているのでしょうか。
4000文字の記事を100記事ほど制作しています。私が担当している記事は20~30本ほどで、クラウドワークスのライターさんに依頼しているほか、インターンとも作っています。フリーの編集者が担当しているのが60~70本ほどで、2つのチームをまとめています。1つは他のクラウドソーシングサイトのチームで、もう1つは直接契約によるものです。

 

─発注先を一つにまとめずに、複数用意しているのはどのような理由からでしょうか。
私が担当している記事は、定型的というよりも少しライターさんの個性とかが出るようなオリジナリティを求める記事です。クラウドワークスは、良いライターさんが集まっている印象があるので、オリジナリティを求める場合はクラウドワークス利用しています。

他のクラウドソーシングサイトで依頼しているライターさんには、ある程度定型的な記事を、その代わり数多く書いていただいています。それぞれのサイトの特性にあわせて差別化されているので、使い分けをしています。ただいずれも、情報ニーズを分析してとらえるという部分では一致しています。

 

─良いライターが多いということでクラウドワークスを活用いただいているのは、SEOの観点からでしょうか。
タイトルと見出しとディスクリプションにキーワードを散りばめますというレベルの方ではなく、SEOの企画のロジックをきちんと自分でお持ちの方、ちゃんとサジェストワードや読者のニーズを読み解いて、必要なコンテンツの切り口を考えますと言ってくださる方が多い印象です。また、モノに対するご自身の経験をいかして書いて下さる方も多いです。

 

得意分野の企画から担当できる面白さにライターも共感

─毎月、ライターさんのリソースを確保するために工夫されている企業様もありますが、ライターさんに続けていただけている理由は何かあると感じていますか。
ライターさんを選定する段階では、当社なりの基準を設けていますが、あとは緩いというか、ライターさんの使える時間を使って、知識を使って、得意分野の記事を作ってくださいという形でやっている点ではないでしょうか。

企画からお願いしていて、一般的なSEOメディアのように、見出しと内容はこれですといった形のガチガチに固められた指示書を渡すということはしてないので。

私は新聞記者出身なので、できれば書く人が自分の知識なり経験なりを活かして企画のところから携わった方が良いのではと思っています。そういった点に共感いただいて、書きたい内容がある程度書けると思ってくださる方は継続していただいているのではないかと感じています。

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掲載企業

朝日新聞社 メディアラボ
日刊紙を発行する朝日新聞社のなかで、新規事業や新メディアの創出を手がける部署。moovooのほかに、40才以上のシングルの方に出会いの場を提供する会員制サービス「Meeting Terrace」やアルバム・古写真のデジタル化サービス「ニッポン写真遺産」など、複数の事業に取り組んでいる。

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