企業インタビュー
公開日: 2019.03.20 / 最終更新日: 2020.01.06

自分たちでできないことはクラウドソーシングで実現。VTuber事業でのクラウドソーシング活用とは:株式会社デュエット

今話題のVTuber事業をはじめとして複数の事業でクラウドソーシングをご利用いただいている株式会社デュエット様。

共同代表の高野さんに、クラウドソーシングで依頼されている業務やワーカーさんを選定するときの基準などについて伺いました。

VTuber事業やイベント運営を展開

─デュエットが展開されている事業内容について教えてください。
基本的には好きなことをやっていいというスタンスで事業をやっています。自分と共同代表の2名でやっている会社です。

イラストの仲介業は、もともと仲のよいイラストレーターさんがいて、法人でなければ受けられない仕事であれば、当社で受けて流すとか、マッチングしたりするとかしています。最近では、今話題のVTuber事業もやっています。当社のメインになる事業は、今年から始めたイベント事業で、大手出版社と3月か4月に一緒にイベントをやるために動いています。

 

─どういったイベントを開催される予定でしょうか。
トークイベントを行うことを重点的に考えています。今、やろうとしているのは、(将来の)道がわからなくて止まっている方が、夢を目指しながら、「あ、こういう道もあるんだ」とわかるきっかけになるものです。

たとえば、目指しているものになるためには「あ、こういうのが求められているんだ」とわかるようなことを提示できるようなイベントになればと思っています。自分の好きな方々が出版関係ですので、その辺りの職種から始めようと考えています。

「自分たちでできないこと」はクラウドソーシングで依頼

─様々な事業を展開されていますが、クラウドソーシングはどういった領域で利用されているのでしょうか。
VTuber事業で、自社ではCG関係ができないので、クラウドソーシングで力を借りています。自社ではスキルがなくてできないことをできるようにするのが、クラウドソーシングなどのサービスだと思っていますので。

今の時点で、放送できるプロットは作ってもらってありますので、後ほかに何かあれば依頼しようと考えています。ペーパーフィギュアの型も1回お願いしたことがあります。自分たちではできないものに関しては、人のスキルを使おうという考えで利用させていただいています。

 

─自社ではできないことが、クラウドソーシングを依頼する基準なのですね。
たとえば、(自分たちではできない)ものを作るのに、勉強して10年かかるのであれば、お金を払った方が早いです。そして、いろいろな方々とつながれたら、また違う仕事もできるだろうと考えています。

 

─クラウドソーシングを知ったきっかけを教えてください。
自分は芸能関係の仕事をしていたのでビジネスに疎いのですが、もう一人の共同代表がクラウド系に詳しくて、クラウドソーシングについても知っていたので活用することにしました。クラウドワークスを選んだのは、仕組みが自分たちにフィットしてやりやすいだろうと感じたからです。

 

─実際にクラウドワークスを使われてみて、便利だと感じられた点はありますか。
(募集の)案内を出すとすぐにいろいろな方からの応募や問い合わせが来たので、これだけレスポンスがよいなら便利だろうと感じました。たとえば、急にやって欲しい仕事があるときに、ワーカーさんをすぐ探せるのではと感じています。

 

契約後はリアルなコミュニケーションでスムーズに

─最初にクラウドソーシングで発注されたのは、どのようなお仕事でしょうか。
最初に発注したのは、ペーパーフィギュアです。クラウドワークス上でワーカー検索機能を使って探したところ、すぐに見つかりました。

ペーパーフィギュアは簡単なものと、すごくリアルなものがあるのですが、リアルなものを作れる方を求めていて。それができる方というのは非常に少ないのです。最初はTwitterでも声を掛けていましたが、見つかった方が主婦でできないということでしたので、クラウドワークス一本で探すことにしました。

 

─CGはどのように依頼されましたか。
CGはUnityを使える方を探しました。何人か応募いただいたので、(クラウドワークスのメッセージ機能を使って)メッセージのやり取りをして、どんなことができるのか提案いただいたり、サンプルを見せていただいたりして、実績も踏まえて決めました。依頼する内容については1回でわかった方がよいのではと考えたので、できるだけ詳細に伝えました。

 

─クラウドワークスでは契約までは面談を禁止していますが、契約後であれば自由です。対面でのコミュニケーションはとられましたか。
CGを依頼した方は、契約後に実際にお会いしています。目の前で仕事を見ないと、何をしたらよいのかわからないというお話でしたので。作業を見させていただきながら、微調整をしたり、提案をいただいたりしました。「こういうものがありますけど、どうですか?」と言っていただけたので、「では、お願いします!」といった感じでやり取りをしました。

 

─実際にリアルなコミュニケーションをとったのですね。
はい、自分たちだけのコンテンツであればよいのですが、お客様がいるという視点で、こだわらなければダメだと感じていますので。

 

─CGを依頼された方とは、会社にも来ていただいてコミュニケーションが活発にとれたので、比較的齟齬もなく進んだのでしょうか。その後も継続して依頼されていますか。
はい、そうですね。VTuberの事業の中でほかの分野の仕事もお願いしました。ほかにも何かあれば、違う分野でも是非お願いしたいと話しています。

 

「ビジョンを持っていること」が見極めのポイント

─企業様によっては、なかなかよいワーカーさんに巡り合えないとお聞きすることもあります。ワーカーさんを選定する際の見極めのポイントや、気をつけていらっしゃる点がありましたら教えてください。
「何かしたいことありますか」と聞いたときに、すぐに返ってこない方はビジョンがないと思います。そういった方は一緒に仕事しても、多分どっかで頓挫するというのが見えています。それなら、具体的にビジョンを持っている方々と触れ合いたいので、ビジョンを持っていることを基準にしています。

 

─ビジョンを通じて仕事へのこだわりが見えるのでしょうか。
そうですね。やっぱり下手なものは作れないというのは自分たちもあるので。たとえば、作詞の場合でも、好きなことを(仕事に)したい方々の中でも、明確なビジョンがない方は消えていく方が多いのです。その経験を踏襲していて、どんなことにも真剣に向き合える方でないと、仕事はできないだろうと考えています。

「これがしたい」ということに対して突き詰めている人間はやっぱり強いので、そこに触れ合いたいですね。もし何か(スキルが)足りないのであれば、そこは一緒に相談しましょうというスタンスです。「この仕事をしてもらえる」というよりは、「できればこの方と仕事がしたいな」と思えるワーカーさんに依頼したいと考えています。

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