企業インタビュー
公開日: 2019.04.03 / 最終更新日: 2020.01.06

メディア運営する上でのライター選定基準は”誠実”さ。メッセージのやり取りで対応力を判断:株式会社けいけい

アフィリエイトサイトの運営を手掛ける株式会社けいけいでは、主に記事の執筆や既存記事の改善でクラウドソーシングを活用いただいています。首藤さんに、クラウドソーシングで依頼している業務や選定基準などについて伺いました。

 

ライティングを中心に”クラウドソーシングで依頼できる業務”を意識

─けいけいが展開されている事業内容について教えてください。

ウェブ集客コンサルも行ってますが、主な事業は、アフィリエイトサイトの運営です。広告運用と、SEO集客による収入がメインとなります。アフィリエイトサイトは、複数ジャンル実施しており、私はカードローンのサイトを担当しております。

 

─クラウドソーシングはどのような領域で活用いただいていますか。

社員ではやりきれない仕事をクラウドワークスのサービスを活用して補っているという形です。主にメディア運営で、記事の執筆や既存の記事の改善をやっていただける方をクラウドワークスのサービスで募集しています。

自社サイト内でのリンク挿入作業、記事の改善に必要なデータの抽出などの雑務も依頼しています。

 

─企業様によっては、そもそも何の業務を発注すれば良いのかわからないというお話をお聞きすることがあるのですが、どのような基準でクラウドソーシングを利用する業務を決めていますか。

複雑な作業ではなく、やり方がはっきり決まっている業務をクラウドソーシングで依頼しています。クラウドソーシングで発注するのを念頭に置いて考えると、効率的に利用できると思います。どのような業務もどのような工程が必要か意識して、どの作業にはいくらという風に考えることが重要だと考えています。

  

人材を募集しやすく、選定がしやすいのがクラウドソーシングのメリット

─クラウドソーシングの活用を始められたのは、どのような理由からでしょうか。

当社は、社員の人数がまだそこまでは多くありません。(業務がまかないきれないと)社員を増やすか、クラウドドソーシングを利用するか、ということになります。人を一人雇うほどではない細かな業務は多くありますので、そういった場合に、期間の面でも融通が利くクラウドソーシングを選択しています。

また、業務によってはプロフィールやメッセージのやり取りから、経験者を見つけやすく、簡単に多くの人からの募集を受け付けられるため、募集のしやすさからもクラウドソーシングを利用しています。

 

─実際にご利用いただいて、どのような点がメリットだと感じられていますか。

募集をかけると応募者がかなり多くいますし、アルバイトや社員の対面での面接と違い、聞きたいことが出たら、いつでもすぐにメッセージ機能を使って聞けることがメリットだと感じています。

面接ですと、その場で直接聞くことができても、後から確認したい部分が出てきても、聞くことがなかなか難しいですよね。クラウドワークスの場合、メッセージでのやり取りで細かく聞くことができるので、応募者から吟味して選定ができるというメリットは大きいと感じています。

すべての業務に共通する注意点は過去に募集した案件のものを流用して、変えるべきところだけを変更すれば、ワーカーさんを募集するのも簡単です。求人サイトで社員を募集したこともありますが、多岐にわたる業務を担当する社員を採用するのに、1回や2回の面接で決めるのは難しいと感じています。

 

最初にフィードバックをしっかりとやって改善点を共有

─記事の執筆や既存記事の改善は、どのような体制でクラウドソーシングを活用いただいているのでしょうか。

以前は、社内でほぼ記事作成を行っていたのですが、現在は記事の執筆も既存記事の改善も、外部の方にお願いすることが多いです。記事の質だけではなかなか、検索サイトでの上位表示が難しくなっていますので、サイトの認知度を上げる部分を社内で担当しています。

新規の記事の執筆の方は、ライターさんにキーワードを渡していて、検索意図を調べて、上位表示させるのに必要な内容を網羅するように、タイトル、見出し、小見出し作成して執筆していただく流れです。初めの頃は一つ一つ細かくチェックしていましたが、ある程度問題ないと判断した後は、キーワード送り、でき上がった記事に目を通す程度になりました。

また、既存の記事を改善している方のグループは、改善点を洗い出すエディターさんと指示を受けて改善を行うライターさんに分けています。改善内容はエディターさんからライターさんに伝えてもらっています。

 

─新規の記事の執筆では、どの程度チェックされていますか。

そうですね。担当者による違いもありますが、私の場合最初のうちは結構細かく赤字を入れるので、半分くらい赤字で埋まるケースもありました。質の低い記事をいくら書いていただいても意味がありませんので、かなり厳しくやっていましたね。ただし、記事の質が上がった後のチェックは軽くやっています。

 

─ライターさんから納品された記事へのフィードバックは、企業様によってはしっかりとやれていない部分です。もともと、会社の風土としてフィードバックをしっかりやるという意識があったのでしょうか。

そうですね。当社は人数もがそれほど多くありませんので、社員同士のコミュニケーションが活発に取っています。そういった意味でも、改善するべき部分はしっかりと社員間でそれぞれ伝えるという風土はありました。そのため、外部にお願いする際も、失礼のないように言い方には気を使いつつ、あまり遠慮せずに厳しく伝えるようにしています。

反対にワーカーさんからも、何かこちらに落ち度があったり、作業していくうえでやりづらい点などがあったりすれば、遠慮なくおっしゃっていただくように伝えています。やはり顔が見えないやり取りですので、そういった部分は重視していますね。

 

メッセージのやり取りから”誠実”さを判断

─応募された来た方の中から、依頼されるワーカーさんはどのように選定されていますか。

新規の記事を執筆いただく場合は、テーマによっては、たとえば銀行に勤務経験のある方といった明確な基準を設けています。応募いただいた方にいくつかの質問をしまして、受け答えが誠実なことを重要視しました。

顔が見えないやり取りですので、誠実であるかどうかは、通常の面と向かっている状態よりも重要になると思いました。クラウドワークスは私以外の社員も利用していますが、誠実に対応していただけるかどうかは、他の社員も重視していると思います。

記事の改善を依頼するエディターの場合は、実際に作業をやっていただいて判断することができないので、今までの経験を重視しています。簡単な雑務の場合や他にも共通しているのは、作業時間が長く確保できるかという点です。

 

─新規で記事を執筆するライターさんは、誠実さを重視されているとのことですが、どこから判断されているのでしょうか。

メッセージのやり取りから判断しています。たとえば、募集のメッセージで、記載して欲しい項目を書いていますので、そういったものに対してしっかりと回答して、メッセージを送っていただける方ですね。

 

─事前に用意された質問に正しく回答している方は、実際に依頼した後も、誠実にしっかりと対応いただける方が多いのでしょうか。

2~3回メッセージのやり取りを行っていますので、その段階でしっかりとやっていただけそうだという印象を受けた方に関しては、依頼後に誠実な対応をされる割合は多いと感じています。

こちらのフィードバックに対して反感を持って、修正を面倒くさがるような方は、当然ながら、当社の望むようなレベルにまで達しません。フィードバックに対してしっかりと答えてくれる方は、継続的にお仕事お願いさせていただいている割合が高いです。

 

─初めのうちはフィードバックをされるというお話でしたが、どのくらいのクオリティで書ける方を基準に選ばれているのでしょうか。

そうですね。そこまで、最初から完璧を求めてはいませんね。ある程度の文書力があり、問題なく業務に関するやり取りを継続的に行っていただけると感じたら採用して、その後フィードバックで成長していただくというスタンスでいます。

 

─雑務を依頼されているワーカーさんにも、継続的に発注されているのでしょうか。

はい、Aという雑務をお願いして、次にBをお願いしてという形で、長期で継続的に依頼しているワーカーさんがいます。誠実な対応をされる方というのがわかっているので、新たに募集するよりも、数名の同じ方に依頼する方が良いと考えています。何かある度に、ワーカーさんを探して、一から教えていくよりも効率的に利用できていると思います。

 

─最後に、今後、クラウドソーシングを活用されてみたい領域はありますか。

カードローンのサイトを閲覧する方の中には、カードローンの情報はもちろんですが、他の人がカードローンをどういう風に利用しているかといったデータを求めている方もいらっしゃると思います。カードローン会社の情報をそのまま掲載しても意味がありませんので、独自アンケートをとるのに利用してみたいと考えています。

 

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掲載企業

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