女性若年層をターゲットとした女性幹部候補の育成マネジメント・営業・採用コンサルティング事業を行っている株式会社プラスカラー。
今回、新規事業となる「ADORE★college(アドレカレッジ)」のブランドロゴを学生のインターンがクラウドワークスを活用して制作。その背景や、インターンがクラウドソーシングのクラウドワークスのようなサービスを活用した事例から、新しい就業体験のカタチを紹介します。
目次
インターンの主体性を引き出し、新規事業の運営やクラウドワークスの活用を一任
ーまずはプラスカラーの事業内容からお知らせください
佐久間:「毎日が充実していて楽しそう」そう思える女性社員は、あなたの周りにもいませんか?
私たちは、女性がもっと輝きながら働ける世の中にしたいという想いから、「ロールモデル女性社員」を育てる事業を運営しています。
具体的には、企業で働く女性社員に対して営業のアドバイスやメンタル面での相談、ファッションコーディネートなどの外見の部分まで、お手本になる女性像を目指しトータルコーディネートを行っています。
それにより、女性社員の戦力化や定着率の向上、社外へのブランディングなどにも効果を生み出しています。
また、私自身は起業する前にベンチャー企業の広報などを担当しており(「攻めの広報」としてメディアにも何回か取り上げていただきました)、30歳を機に、仕事もしながら結婚もし、女性としての幸せを手に入れているヒトを増やしたいと想いから当社を立ち上げました。
ー今回、クラウドワークスの利用をインターンに手伝ってもらったとお聞きしました
佐久間:手伝ってもらったというより、インターンの山形を信頼して全て任せていました。
主力事業に加え、新たにはじめた若手女性の教育をサポートするための育成塾「ADORE★college」は、彼女がサイトの制作や企画なども担当していて、そろそろサービスのロゴがほしいね、という話になって。
クラウドワークスは以前から知っていたのですが、まずは低価格のコンペなら、そこまで金額面のリスクはないので、発注からロゴの決定までをインターンの山形に任せようと考えました。
ーでは、山形さんがプラスカラーでインターンをするきっかけを聞かせてください
山形:実は、佐久間さんとの初めての出会いは就活の相談にのっていただいた時で、インターンというのは二人とも頭に無かったと思います。
ただ、お話を聞いていてすごいパワーをいただいてしまって(笑)特に女性の社会進出について、私のやりたいことともマッチしていて、ぜひ佐久間さんのもとで働きたいなと思い、私の方からインターンをお願いしました。
ただ、教えていただくことはいっぱいあっても、私には何ができるかわかりませんでした。所属していた学生団体ではホームページをHTMLなどを使ってコーディングしたり、SNSでの広報活動やアクセス解析を使ってのマーケティングなどをしていたので、サイト制作や事業の企画など、できることから携われればと思いました。
実際、何かをやれと言われるのではなく、自主性に任せていただけるため、最初は佐久間さんの営業アポに同行したり定例のミーティングで意見交換をするなどして、何が事業で求めれているのかを考えながら、1つひとつコンテンツをつくっていきました。
制作者としっかりコミュニケーションがとれるから、はじめての発注でも安心
ー実際、クラウドソーシングのクラウドワークスをインターンとして活用してみて、いかがでしたか
山形:まず一言で感想を言うと、面白かったです!なんかストレート過ぎますかね(笑)でも、お客様や制作会社へお仕事を発注する経験なんてまったくなかったのに、コンペに発注後に多くの提案が集まり、最終的にはとてもいいロゴができ上がりました。
特にデザイナーさんとのやりとりは勉強になりましたね。最初、当社の社員でコンペにでてきたロゴ案を多数決で決めようとしたのですが見事に意見が割れてしまって…。そこで、お願いしようと思ったデザイナーさんとはクラウドワークス上で何回も修正のやり取りをおこない、最終的には皆が納得するロゴができ上がりました。
また、東南アジアなどの海外や国内の在宅ワーカーに仕事を外注するクラウドソーシング事業や、場所や時間にとらわれないフリーランスやノマドワーキングといった働き方が話題になったりして、私自身もその流れに注目していました。
今回、クラウドワークスを通じて実際にお会いしたこともない方と一緒に仕事ができたのは良い経験になりましたね。
ーでは、実際クラウドワークスを使ってみて良かった点、悪かった点はありますか?
先ほど少し触れましたが、Web上でもしっかりコミュニケーションができることですね。発注の際にも参考イメージなどの画像を添付できますし、制作過程で要望を追記できるので、コンペで出てきたデザイン案を見ながら方向性を絞っていくことができるのは良かったです。
悪い点は特にないのですが、今回最終決定した案は最後の方に出てきたので、場合によってはいい作品に出会わないリスクはありますよね。今回は結果オーライなところもあったのかもしれませんが、最適な発注額や公募の際のテキストなどは、今後もクラウドワークスを利用しながら工夫していきたいと思います。
しっかりとした“体験”を提供できるクラウドワークスは、インターンとして最適な場
ー今後、インターンプログラムでクラウドワークスを使うことをどう思いますか
佐久間:使えるリソースが限られているベンチャー企業にとって、クラウドワークスは本当にいいサービスだと思いますよ。今回はインターンに任せてみるという試みでしたが、新しい就業体験のカタチになるなとも感じました。
「私がつくりました!」と言える成果物ができるインターンって少ないと思うんですよ。先輩社員のお手伝いで終わったり、営業のアポ取りの電話だけやらされたりなどもよく聞く話ですが、それが就活やその後の社会人になってから役に立つかといえば疑問が残りますよね。
だからこそ、インターンを雇う企業も、しっかりした“体験”を提供していく必要があると思います。
その点、クラウドワークスはネットを通じて社会との接点を生み出し、プロダクトを一緒につくっていく過程を学ばせるのにはとてもいい場だと感じます。実際にロゴなど目に見えるカタチの成果物ができれば就活時のアピールにもなりますよね。
私たちもこれから女性のロールモデルをつくっていく事業を通じて、自主的に動ける社員を多く育てていく予定です。その上で、今回インターンながら自らサービスの企画や運営も担当してくれた山形のような素敵な女性を増やしていきたいですね。
山形:そういってもらえると嬉しいです(笑)私も、新規事業である「ADORE★college」をもっと多くの方に利用していただき、キラキラ輝く毎日をおくれる女性を一人でも増やしていくために、インターンとして事業に貢献していきたいと思っています。目指すは全国展開です!そのための足がかりとして素敵なロゴができて良かったです。