独自のキャラクターやバーチャルYoutuberなどを用いてマーケティング活動を行う企業が増えていますが、このようなキャラクターデザインを依頼するときの費用相場はどのくらいなのでしょうか。ここでは、キャラクターデザインの相場や依頼時の注意点、おすすめの依頼先などを紹介します。
目次
キャラクターデザイン依頼前の確認点
キャラクターのデザインは、一般的にはイラストで書き起こします。そのため、イラストレーターやデザイナーに依頼するのが一般的です。キャラクターを効果的に使用するために重要なのは、オリジナリティ。依頼者の意図が明確に反映された独自性ある作品に仕上げてもらうためにも、発注前には以下の点をしっかりと決めておきましょう。
誰に向けたキャラクターなのか
特にサービスや商品のPRに利用するキャラクターは、そのイメージやメッセージを誰に対して発信するのかを整理します。ターゲットは男性なのか・女性なのか、10代なのか・高齢者なのかなどの違いによって、デザインのテイストが変わってくるはずです。
また、キャラクター設定のモチーフも、あらかじめ数案決めておくことがおすすめです。企業や商品のイメージキャラクターは、その特徴などに意匠を凝らすことが多く、ビジュアルだけでどのような商品かをアピールすることができます。デザインに反映してほしいモチーフをいくつか決めておくと、込めたいメッセージをブラさずに統一することが可能です。そのため、事前にターゲットやモチーフを決めておくと作業が効率的になるでしょう。
ちなみに、メッセージをデザインに込め、デザイン面からブランディングしていくことを「ブランディングデザイン」といいます。キャラクターのほか、ブランドロゴやブランドカラーなどを考える際に重要な考え方です。キャラクターデザインをどうするのか決定していくためにも、ブランディングデザインについて理解しておきましょう。
関連記事：ブランディングデザインとは？成功事例やおすすめの制作会社を紹介
キャラクターを作る目的はなにか
キャラクターに担わせる役割や目的も明確にしておきます。企業や商品のシンボルとしてPRを行うのか、チャットボットに使用するのか、グッズとして販売するのかでもデザインが変わります。必ず目的を決めてから発注するようにしましょう。
キャラクターの使用媒体はなにか
キャラクターを露出するメディアも、ある程度決めておきます。パンフレットに使うのか、Webサイトに使うのかによってデータの作成方法が変わり、納品データが増えることになります。これによって見積りも変化するため、事前に想定できるメディアの種類や必要なサイズなどを伝えておきましょう。不備のないデータ納品と正確な見積り算出が可能となります。
キャラクターデザインの相場
続いて、実際にキャラクターをデザインする際の費用相場を紹介します。
デザイン制作会社の相場
デザイン制作会社に依頼する場合の相場は、おおまかなイメージや用途などを伝えてキャラクター化するケースでは2～3万円程度となります。もちろん、その内容やポーズの展開数などにより異なるため、具体的な料金はデザイン会社と詳しく打ち合わせをすることが必要です。
ただし、修正作業の繰り返しと数パターンのポーズ、メディアごとのデータづくりなどを含めると、キャラクター1体の制作費用は10万円前後になると想定しておくと良いでしょう。なお、会社によってはデザインパッケージを用意しているところもあり、その中から選ぶスタイルだとコストダウンにつながります。一方、有名なイラストレーターを起用する場合は、知名度のぶんだけ高くなる傾向にあります。
フリーランスの相場
制作会社以外に、クラウドソーシングサイトなどに登録しているフリーランスのデザイナーに依頼する方法もあります。料金的には制作会社とあまり変わらない、もしくはフリーランスのほうが少しコストを抑えられる程度ですが、個人で請け負っているぶん追加オプションや追加ポーズなどに関して柔軟に対応してくれることもあります。
クラウドソーシングサイトを通すと、サイト上でフリーランスや個人と直接メッセージでやりとりできるようになるため、制作会社に依頼するよりもやりとりの工程は少なくなるのもポイントです。フリーランスに依頼する場合も、正式な契約前に費用相場をすり合わせしておき、依頼したい内容はきちんと固めておくことが重要です。
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キャラクターデザインはクラウドワークス
クラウドソーシングサイトの中でも、ユーザー数業界No.1の300万人、利用企業が70万社以上のクラウドワークスには、キャラクターデザインが得意なクラウドワーカーが数多く登録しています。
キャラクターデザインが可能な個人が多数
クラウドワークスでキャラクターデザインを依頼する場合、「キャラクターデザイン・募集の仕事を依頼・発注する」というページで、登録クラウドワーカーの一覧を見ることができます。
ここでは、クラウドワーカーの実績や評価、得意分野、発注費用などを確認でき、条件検索で希望するクラウドワーカーを絞り込むことも可能です。なお、キャラクターデザインを依頼できるクラウドワーカーは30,000人以上登録（2020年2月現在）しており、依頼できるフリーランスの数の多さもクラウドワークスならではの特徴です。
キャラクターデザインのスキルを持つフリーランス（個人）の一覧ページを見る
コンペ形式で多数の案から選定できる
クラウドワークスでは仕事の依頼形式が3種類に分かれています。特定のクラウドワーカーに依頼する「プロジェクト形式」、公開状態で不特定多数のクラウドワーカーに依頼する「タスク方式」、公開状態で不特定多数のクラウドワーカーが提案した作品の中から気に入ったものを採用する「コンペ形式」です。
上記の中でも、キャラクターデザインを依頼する場合はコンペ形式がおすすめです。希望する要件や報酬金額、応募締め切りなどを設定することで、たくさんのクラウドワーカーからさまざまな提案を集めることができ、より希望に近いデザインを選ぶことができます。
キャラクターデザイン外注時の注意点
最後に、デザインを外注する際の注意点を確認しましょう。
修正回数やポーズ数で相場が変わる
上でも少し書きましたが、デザインは、修正回数やポーズの展開数が増えるほどそのぶん費用もかかると考えておきましょう。たとえば、デザイン制作会社では修正1回につき2,000～3,000円程度、複数のポーズを作る場合はポーズごとに5,000円程度が必要となることが多いです。
そのため、事前に修正回数の上限を決めておく、または回数に応じた料金設定をあらかじめ両者ですり合わせしておくことが重要です。修正回数を最低限に抑えるためにも、事前の目的設定やキャラクターイメージの具体化などが重要となります。
相場はデザイナーの知名度に比例する
有名デザイナーや人気のイラストレーターなどを起用すると、当然ですがそのぶん依頼相場は高くなります。しかし、ネームバリューがあるぶん注目度や話題性も高く、拡散などの宣伝効果が期待できます。そのデザイナーのファンを獲得することも期待できるでしょう。また、実力が評価されているデザイナーであれば、ある程度のクオリティが約束されます。費用対効果を考えて、必要であればこうした有名クリエイターの起用も検討してみましょう。
得意分野の見極めも大切
キャラクターのデザイナーは、絵柄やタッチなどにおいてそれぞれ得意分野があります。たとえば、女性向けの商品をPRするのに、迫力ある猛々しいイラストが得意なイラストレーターに依頼すると、その人の良さが発揮されません。中には複数のタッチを描くことができる人もいますが、自社のキャラクターにマッチするテイストが得意なイラストレーターを探すようにしましょう。
まとめ
キャラクターデザインの制作費用は、制作会社であってもフリーランスであっても、おおむね1体10万円前後が相場です。クラウドワークスには多数のクラウドワーカーが在籍しており、コンペ形式でアイデアを募ることにより、たくさんの案の中からもっとも希望に合ったデザインを選ぶことが可能です。ぜひ検討してみてください。
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