会員サイトには、ユーザーとの関係構築や継続的な収益化が図れるといったメリットがあります。多少の知識があれば会員サイトの構築を簡単にできるのがWordPressですが、WordPressで構築するメリットは何でしょうか。プラグインを選ぶコツ、おすすめのプラグインなども紹介します。
目次
WordPressで会員サイトを構築するメリット
会員サイトを作るにあたり、WordPressを利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
低コストで構築できる
公式サイト上で「無料で始めて、4つの方法で成長を可能に。」と謳っているように、WordPressはデザインやサイト構築などを無料でスタートできることが大きなメリットです。無料プランであっても、Jetpackの基本機能、何十種類のテーマ、プラグイン、3GBの保存スペースなどを利用で利用することができます。
有料プランは、カスタムドメインの使用・24時間アクセス可能なサポートつきのプランは月額500円、カスタムCSS・高機能なデザインツールなどがついたプランは月額900円、200GBのストレージなどがついた中小企業向けのプランは月額2,900円、オンラインストア運営に向いたプランは月額5,220円という4つに分かれており、ビジネス形態や規模によって選択できます。
プログラミングなどの知識が不要
従来のサイト構築にはプログラミング言語と呼ばれる複雑な文字配列が必要で、習得するには勉強やトレーニングが必要となり、誰にでも簡単に作れるものではありませんでした。
ところが、WordPressには新しい機能を追加することができるプラグインというプログラムがあり、その中にデザインテンプレートもあるため、そのテンプレートに合わせて写真や文章を当てはめていくことでサイト構築ができます。プログラミングなどの専門的な知識が必要なく、視覚的にサイト構築をできるという点はWordPressの大きなメリットです。
会員サイトを構築する必要性、構築する方法などはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:会員サイトを構築すべき理由とは?無料で構築する方法や費用を紹介
【WordPressで会員サイト構築】プラグインを選ぶコツ
WordPressには数千種類のプラグインがあるため、ここでは条件に合うものを選択するためのコツを紹介します。
会員サイトの目的に合うものを選ぶ
プラグインにはさまざまなテーマがあります。SEOを重視しているもの、画像を多く貼ってビジュアルを重視しているもの、ブログ向けのもの、問い合わせフォームを設置できるものなど、提供されている種類は多岐にわたります。特にメインとなるプラグインは自社の目的・希望に合うものを選択しましょう。
テーマとプラグインとの相性
通常、WordPressのプラグインは1つだけを利用するわけではなく、スマートフォンでアプリを次々とダウンロードしていくように、WordPressでもプラグイン同士を組み合わせて活用することが多いです。ただし、相性の良し悪しがあるため、組み合わせによってはレイアウトが崩れてしまったり機能が使えなくなってしまったりすることが少なくありません。複数のプラグインの組み合わせが心配な方・判断できない方は専門家に相談をすると安心です。
拡張機能の内容とその費用
プラグインには標準機能と拡張機能があります。拡張機能とはオプションのようなもので、課金すればプラスして機能が使える、というサービスです。会員サイトの構築に向いているプラグインの場合、例えばグループごとに違う内容が配信できるなどといった便利な機能を提供していることもありますが、導入するプラグインによって内容・費用は変わるので確認が必要です。
【WordPressで会員サイト構築】おすすめプラグイン5選
それでは、WordPressで会員サイト構築をする時に、使いやすくおすすめなプラグインを紹介します。
WP-Members Membership Plugin
WP-Members Membership Pluginは、設定が簡素で特に初心者には使いやすいプラグインです。ログインページや登録ページの設定などがあり、シンプルな会員サイトを構築する際に向いています。
Ultimate Member
Ultimate Memberは、主にコミュニティ作りを目的にした会員サイトを作る場合に向いているプラグインで、管理者だけでなく会員も自由に投稿することができるようになります。少し設定の項目が多いので、事前に使い方などを調べておきましょう。
Groups
Groupsは、その名のとおりグループ機能が充実しているプラグインです。誰もが登録できる会員サイトとは異なり、管理者の承認が都度必要になるため、社内コミュニティやクローズドな会員サイト向けのプラグインといえます。
Simple Membership
Simple Membershipは有料会員サイトの構築に向いているプラグインで、最大の特徴はPayPalと連携した課金制度にあります。ただし、一部の機能が英語のみだったり、詳細なカスタマイズにはPHP知識が必要だったりと難易度は高めです。
Memberful WP
Memberful WPはコンテンツ販売に特化したプラグインで、クレジットカード決済機能が付帯しています。月額3,000円の有料版を導入するとさらに使い勝手が良くなります。日本語には対応していないため、特に設定時などは注意が必要です。
会員サイト構築や運用のリソースがないときは
社内に会員サイト構築や運用ができる人材がいない場合、プロのフリーランスや個人に外注することがおすすめです。
クラウドワークスでプロに外注
WordPressは確かにプログラミングなどの知識が不要で簡単に構築できるツールですが、テーマによってはプラグインの相性が悪かったり、設定項目が多くて難しいプラグインがあったりと、ある程度の経験や知識がないと苦労する可能性があります。新たに人材を採用・育成するのはコストや時間が発生するため、クラウドソーシングでITフリーランスを探す方法がおすすめです。
クラウドワークスにはWordPressを使ったサイト構築の経験が豊富な人材が多数登録しています。また、デザイン分野、保守・運用、ユーザーサポートなど、それぞれの分野においてのプロへピンポイントで外注することも可能です。個人へ依頼できるぶん納期や費用の融通がききやすいこと、プラットフォーム上で細かくやりとりできて進捗を把握しやすいこともメリットです。
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まとめ
会員サイトを構築するのであれば、低コストで作れるうえ、プログラミングなどの知識が不要であるWordPressがおすすめです。テーマに合ったプラグインの組み合わせが難しい場合があるため、社内にリソースがない時はクラウドワークスでプロに外注してみましょう。