外注ノウハウ
公開日: 2021.01.21 / 最終更新日: 2022.06.28

【基礎から解説】広告運用とは?代行依頼のメリットや必要な費用は?

企業が運用する広告にはいくつかの種類があり、運用にかかる費用もさまざまです。今回は、広告運用の種類や費用の相場、運用を外注する際のメリットやデメリットなどを含め、広告運用とは何かを解説します。

広告運用とは?

広告運用では、広告を掲載する媒体の選定や管理、配信先の設定などが行われます。広告自体の作成・外注・出稿やコスト管理、運用結果の分析・レポートや改善案の策定などもあわせて実施されることが多く、担当者には深いマーケティングの知識が必要となります。社内に部署や担当者を置いて広告運用を行うケースもありますが、広告運用の一部またはすべてを外部へ依頼するケースもあります。

企業が運用すべき広告の主な種類とは?

広告には多くの種類が存在しますが、企業が運用すべき主な広告は以下のような種類です。

リスティング広告

リスティング広告(検索連動型広告)とは、検索エンジンで検索されるキーワードに連動して表示される広告です。検索結果とともに表示され、クリックされるごとに費用が発生することから「PPC(Pay Per Click)広告」とも呼ばれます。他の広告に比べてコストを抑えやすく、検索キーワードと連動させることによって表示ターゲットを選定できる点が特長といえますが、運用の際は専門的な知識が求められる傾向にあります。

ソーシャルメディア広告

ソーシャルメディア広告とは、TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルメディア(SNS)を媒体とする広告です。SNSの持つ高い拡散性を利用することによって、これまで自社の製品・サービスと接点のなかった潜在層へもアプローチがしやすくなります。また、自社製品に興味のありそうな性別・年代・趣味嗜好などの条件でSNSユーザーを絞り込み、合致した人のみに広告を表示するという方法も可能です。

データフィード広告

データフィード広告とは、自社製品のデータを各媒体に適したフォーマットへ変換して配信する「データフィード」という技術を用いた広告です。オンラインにおけるユーザーの閲覧・購入などの履歴をもとに広告の配信を行うことができるだけでなく、製品データのフォーマットを複数の媒体用に自動変換できるという利点があります。

広告運用の代行を頼むメリット・デメリットは?

広告運用の代行を外部へ依頼する際には、次のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリット:高い運用効果が期待できる

広告運用を請け負う事業者や個人の多くは、それまでの実績に応じたノウハウを蓄積しており、代行を依頼すると高い運用効果が期待できるというメリットがあります。

広告運用に付随する作業(ターゲットの設定・広告の入稿・各種メンテナンス・結果分析など)には知識と経験が必要となる場合が多く、社内に適任者がいないケースも見られます。こういった一連の作業にくわえて、広告媒体となるメディアの改善や継続的な運用管理を任せることができれば、広告の成果がさらに出やすくなります。

メリット:時間やリソースを有効活用できる

広告運用の代行を依頼すると、社員の時間や社内リソースを有効活用できる点もメリットのひとつです。外注に頼れば社内に担当部署や専任者を置く必要がなくなるため、広告運用に充てていた工数やリソースを他の業務に使うことができます。

デメリット:自社内にノウハウが残らない

一方、広告運用を外注すると、自社にノウハウが残らないというデメリットもあります。特に、継続的な広告運用を見込んでいる場合は、業務知識やトラブルシューティングの知識を有する人材の確保も必要となるため、次で述べる費用の問題とあわせて何らかの対策を講じておかなければなりません。

デメリット:費用が高額になりやすい

広告運用の外注費用は高額になりやすいという点もデメリットといえます。すでに紹介した通り、広告運用を外注する際には、専門知識が必要となる複数の工程をまとめて依頼するケースが多く見られます。

また、十分な運用効果を得るために、中長期的な契約で外注するケースも少なくありません。このようなことから、広告運用の外注費用はまとまった金額となる傾向にあります。

広告運用にかかる費用と相場は?

続いて、広告運用を外注する際に必要な費用の種類や金額の相場を紹介します。

初期費用

初期費用とは、広告の配信準備をするためにかかる費用全般を指します。広告の設定・管理・入稿などを行うためのアカウント開設費用や実作業にかかる人件費などが該当します。

金額の相場は5万円~10万円程度であることが多く、アカウント開設や各種設定が済んでいる場合には減額できる可能性もあります。

広告費

広告費用とは、外注に頼らず自社で広告運用を行う場合に必要となるコストのことをいい、広告の制作費や媒体使用料などが含まれます。

制作費の金額は広告の種類や内容によって異なり、媒体使用料は広告の単価や掲載期間、表示数などに左右されます。ユーザーが1クリックするごとに費用が発生するケースや、一定の表示回数ごとに課金されるケースなどさまざまな料金体系があるため、予算に応じた運用方法を選択します。

運用手数料

運用手数料とは、依頼先に支払う運用代行手数料のことです。広告費用の20%前後が相場ですが、「広告費用が一定額に満たない場合は一律5万円」などのように最低金額が設定されているケースもあります。

運用手数料を「広告費用が25万円以上の場合は広告費用の20%、広告費用が25万円未満の場合は一律5万円」としている事業者の例を挙げると、月に50万の広告予算を確保できる際の運用手数料は10万円、20万円未満で広告を運用したい際の運用手数料は最低金額の5万円となります。

成果報酬

成果報酬とは、広告運用によって成果を得られた際に代行先へ支払う費用のことです。広告経由のアクセス数・成約数に応じた金額が決められている場合や、「広告費の〇%」などのようにあらかじめ割合が設定されている場合などがあり、初期費用や運用手数料を請求せず成果報酬のみで運営している事業者もあります。

料金体系や報酬発生基準は依頼先によって大きく異なるため、実績・得意分野などを事前に確認してから契約することが必要です。

費用対効果の高い広告運用なら「クラウドワークス」へ


このように、広告運用にはさまざまなコストが発生するため、外注する場合は費用対効果の高い依頼先を見極めることが重要です。

コスト・実績をどちらも重視して外注先を選定したいのであれば、広告運用経験のある個人をマッチングしてもらえるクラウドソーシングサービスを活用するという方法があります。

なかでも、日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」では、広告運用のスキルを持つ人材に絞って検索・マッチング依頼をすることができるため、高い運用効果を期待できます。クラウドワーカーの実績・スキル・経歴などはプロフィールから確認できるので、依頼後のミスマッチが生じにくいというメリットもあります。

短期・長期どちらの契約も可能で、長期契約にした場合であっても手数料・広告費などのランニングコストはかかりません。追加で成果報酬を請求されることもないため、予算が立てやすいという利点があります。

また、いずれは社内リソースで広告運用を行いたい・社内にノウハウを残しておきたいという場合には、広告運用業務と同時にマニュアルの作成を依頼することなども可能です。要件に応じて柔軟な発注ができる点がクラウドワークスの特徴です。

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まとめ

広告の種類や運用に必要な費用にはいくつかの種類があり、運用を外注するにはメリット・デメリットが存在します。広告運用の予算や外注先の料金体系、費用相場なども考慮したうえで、適した外注先を選んでみてはいかがでしょうか。

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佐藤カイ
オウンドメディアを持つ複数の企業において、WEBチームマネージャーとしてWEBマーケティング、GA解析、リスティング広告などを担当した経歴を持つ。現在クラウドワークスを中心にIT系の記事などを書くライターとして活動中。

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