近年、さまざまな種類・ジャンルのアプリが展開されています。既製のアプリをDLするほか、個人で開発して趣味やビジネスに利用している人も少なくありません。では、初心者でもアプリを開発することは可能なのでしょうか?今回は、アプリ開発の方法や流れ、必要なツールなどをわかりやすくまとめました。
目次
個人でアプリを開発する方法は?
はじめに、初心者でも個人でアプリを開発できる方法を紹介します。
プログラミング言語を学ぶ
アプリの開発をする方法の一つ目は、プログラミング言語を学ぶことです。アプリ開発に使われることの多いJava、Swiftなどの言語をスクールや独学で学び、開発スキルを養います。どの言語を学ぶにもある程度の時間が必要ですが、習得すればアプリへさまざまな機能を実装したり、アプリの操作性を高めたりと、自由度の高い開発がしやすくなります。
詳しいプログラミング言語の種類に関しては、以下の記事で解説しています。開発に必要な費用もあわせて紹介しているため、ぜひ確認してみてください。
関連記事:スマホアプリ開発に必要な言語や環境とは?開発費を抑えるコツも紹介
ゲームエンジンを使う
ゲームを作るための基本機能がパッケージングされたゲームエンジンを使用してアプリ開発を行うこともできます。プログラミングに詳しくない人でも扱いやすいのが特徴で、大手ゲーム会社のアプリ開発にも使われています。
ゲームエンジンの中では、UnityとUnreal Engineの2点がよく知られています。どちらも無料なので初心者も導入しやすいでしょう。
アプリ作成ツールを活用する
アプリ作成ツールとは、フォーマットに沿って必要事項を入力していくだけでアプリ開発ができるツールです。多くのアプリで一般的に使われている機能(ショッピング機能・スケジュール機能など)であれば搭載できますが、ツール内にフォーマットが用意されていない機能は実装できないため注意しましょう。
個人でアプリ開発を行う流れ
続いて、個人でアプリ開発を行う際の流れを紹介します。
アプリの企画・アイデアを固める
まず、作りたいアプリに関する企画やアイデアを固める作業が必要です。アプリを作成する目的や、利用者に期待するアクションなどを明確にしておきましょう。
クライアントからの発注でアプリを作成する場合であれば、システム開発と同様の要件定義を経て、必要なドキュメント類を用意してから開発へ着手するケースもあります。
要件定義の内容や必要書類などについては、以下の記事をご参照ください。
関連記事:システム開発で重要な「要件定義」とは?内容や進め方、失敗例も紹介
開発の準備
次に、開発を行う上で必要なものを用意しましょう。開発に最低限必要なものとして、開発アプリに適したOSのパソコン・良好なインターネット環境・サーバーなどが挙げられます。そのほか、アプリの開発方法に応じてゲームエンジン、開発ツールなどを導入することになります。
プログラミング言語を用いて開発を行う場合、アプリの設計図も用意しておいた方が良いでしょう。操作時の画面遷移図や、アプリで実現できる機能をまとめたユースケース図、エラー時の処理方法などをドキュメント化しておけば、アプリのバージョンアップや修正を行う際にも役立ちます。
開発の実施
準備が整ったら、実際にアプリの開発に着手します。どの方法で開発を行うのかによって詳細な工程や手順は異なるため、ゲームエンジンや開発ツールの仕様を確認しながら進めてください。
プログラミング言語を用いて開発を行う際の詳細(言語や開発環境の例、必要コストなど)は先ほども紹介した以下の記事に説明があります。
関連記事:スマホアプリ開発に必要な言語や環境とは?開発費を抑えるコツも紹介
また、ハイブリッドアプリの開発方法・事例などについては、以下の記事で詳細に紹介されています。
関連記事:ハイブリッドアプリの基本情報まとめ!特徴・開発方法・事例等を解説
リリース・改善
アプリが完成したら、操作や画面遷移などが想定通りであるかどうかテストを実施します。必要に応じて修正を加え、問題がないようであればリリースを行います。アプリの種類などにもよりますが、登録や公開に費用がかかるケースもあるため、事前の確認が必要です。なお、アプリのリリース後も継続的に動作確認を行い、改善を加えていきましょう。
個人でアプリ開発を行うのが難しいときは?
「開発を急ぎたいが言語習得の時間がない」「作りたいアプリの要件が高度すぎる」などの理由から個人でアプリ開発を行うことが難しい場合、フリーランスのエンジニアに依頼する方法があります。アプリ開発に適したスキルと経験を持つフリーランスのエンジニアを探したいのであれば、日本最大級のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」がおすすめです。
クラウドワークスでは、アプリ開発経験の有無や習得済みのプログラミング言語名などを条件としてワーカー検索ができ、交渉や契約もWeb上で完了します。アプリの開発自体は特定のエンジニアと相談しながら進められる「プロジェクト形式」で発注し、テストは複数のエンジニアに低予算で依頼できる「タスク形式」で発注するなど、柔軟な依頼ができるというメリットもあります。
アプリ開発に適した発注方法や予算をすぐに知りたい場合、おすすめの発注方法・予算や納期の相場・依頼の流れなどをわずか1分ほどで確認できる「カンタン発注プラン診断」を利用することもできます。
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まとめ
個人・初心者であっても、必要な知識やツールなどをそろえればアプリ開発を行うことは可能です。さらに高度なアプリを開発したい場合はエンジニアなどへ依頼することもできるため、スケジュールや予算なども含めて自作・外注を検討してみると良いでしょう。