マーケティング
公開日: 2016.03.29 / 最終更新日: 2020.11.12

コラム記事のメリットは?依頼する上でのポイントや書き方を解説!

コンテンツマーケティングの重要性が説かれる中、コラム記事の制作を検討される方も少なくないのではないでしょうか。専門的な切り口で刺さる意見を書くことができれば、たいへん面白いコンテンツになりますよね。

しかし、何に注意しなければならないのか、実際のところどう書けばいいのかをはっきりと認識されている方は少ないのではないでしょうか。そこで今回はコラム記事について、書くメリットとそのコツをご紹介していきます。

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1.コラム記事を活用するメリット

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コラム記事を書く際のメリットとしては、下記の3つが挙げられます。

自社のリピートファンを増やしやすい

ネット上に誰でも情報を発信できる現在、根拠が無いものやいつの情報か分からないものが点在しています。そんな中、ユーザーは企業サイトに対し、根拠があり最新の情報を求めています。

また事実や最新情報だけではなく、専門性があるからこそ書くことができる解釈や分析は、ユーザーの興味を引き、コンテンツマーケティングの観点でも有効といえます。オリジナル性がありユーザーに価値の高いコラム記事の作成は、SEO対策にもつながります。

検索上位表示されればアクセス数も増えるため、価値の高いページであれば好循環となります。そのような記事を定期的にアップできれば、リピートするファンも拡大するはず。専門性・オリジナリティがある記事コンテンツの作成を目指しましょう。

思いがけぬオファーが舞い込む場合がある

専門的でオリジナルなコラム記事を書き続けた場合、思わぬオファーを受けることがあります。具体的には、共感した企業からのビジネス提案や、興味をもったマスコミからの取材、個人からの思わぬ問い合わせなどです。

事実に基づき、自社の見解を明確にすることで、会社の立場がはっきりすることでしょう。さらに記事数を重ねることで、その立場が確立していきます。また、立場が明確で企業が何をしたいか分かると、協力や興味をもってもらいやすくなります。

ずっと言い続けたことから、爆発的ヒットへ

いつどこで何がヒットするか分からない現代。記事執筆当初は全く反響が無いものや考え方が、何かをきっかけにブームになるかもしれません。

そういった場合には、その論をコラム記事で昔から展開していたとなれば、一気に自社に注目度が上がるチャンスにもなり得ます。もちろん、それだけを期待して書くことはおすすめしませんが、あくまで1つのメリットとして覚えておいてください。

2.コラム記事を書く際のネタの選び方

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では、実際にコラムを書く際にどんなネタで書けばよいのか。ネタが思いつかない時の方法をご紹介します。ネタを考える際にまずやるべきことは、キーワード/ターゲットの決定です(例:ダイエット 30代男性)。本来はターゲットはもっと細かく決めるべきですが、今回は例なので簡単に示しています。

次に設定したターゲットが、キーワードに対してどのような感情を抱くかを洗い出します。この時、いくつか案を出した後に案の性質毎にグルーピングしていくとスムーズに作業できるでしょう。

例)ダイエット:30代男性

最初の洗い出し

こちらはイメージに制限をかけず、思いついたものをどんどん出していきましょう。

食事制限は辛そう/運動する時間が無い/健康的に痩せたい/薬を使って急に痩せるのは不安

次にグルーピング

最初に挙がった案を抽象化していきます。

挙がった案の中ではダイエットの種類は「摂取カロリーを減らす」「消費カロリーを増やす」「薬を使う」の3つ

さらに案を出す

ここでグルーピングの際に抽象的だったものを、調査をして具体化します。

・「摂取カロリーを減らす」
ヘルシーなもに代替する(豆腐ハンバーグなど)、食べる量を減らす(1日1食)など
・「消費カロリーを増やす」
本格的に運動する(マラソン、水泳、テニス、ヨガ)、ながら運動をする(○○しながらダイエット)、ダイエット器具を使うなど
・「薬を使う」
脂肪燃焼を助ける薬

案を出し切ったら感情を発想

この際、ターゲットのペルソナ次第で感情が変わってしまうため、事前に細かく設定しておきます。

例えば、食べるのが好きならば、食べる量が減らせないけど運動はできる。運動が嫌いな人や時間が取れない人は、本格的な運動はしたくない。など個人によって異なります。

そこから「もし」を使って広げる

「もし」をうまく使うことにより、場面場面でのターゲットの動きを想定でき、アイデアを広げることができます。

・もし時間をかけずにできる運動があれば
→通勤時間を使って自転車に乗ることや、「他のことをしながら」できるダイエット器具
・もし普段の食事の量を減らさずヘルシーにできれば
→豆腐など色々な食材のレシピ・効果・栄養素など
このように具体的に調べていきます。

この中から自社の製品やサービスにつながり、世間で話題になるものを拾い上げていきます。「もし」を使って出てきたものを調べあげる作業に、記事の出来が左右されます。また旬の話題に関して、自社の専門の切り口から記事を作成することも一時的な効果を見込むことができます。

3.コラム記事の書き方のコツ

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コラムで書くネタが決まれば、次は実際に執筆に移っていきます。その際の注意点を下記に挙げます。

まず結論や骨格を決める

コラムでは特に結論や骨格が重要になります。結論を軸に組み立てるので、ここがしっかりしていないと全てが崩れてしまい、一体何が伝えたかったのか分からない記事になってしまうでしょう。

さらに書き出す前に小見出しや、話の骨格を最初に立てることが必須です。その後にそれを辿るように文章を書いていきます。はっきりと何が言いたいのか分かるように表現するため、結論・骨格を念頭に入れつつ執筆するようにしましょう。

その事象を徹底的に調べる

文字通り、専門的な角度から結論を出すためには、当然それ相応のリサーチが必要です。薄っぺらい内容ではファンは増えません。

単なる事実の報告書にならないように気をつけながら、徹底的に調べましょう。世間でどのように話題になっているか、常にアンテナを張っておくことも、読み手にウケるコラム記事を書く場合に効果的です。

アイディアは思いついた時に書く

コラム記事は一言で言ってしまえば、アイディア勝負の部分があります。人間、いつどこでアイディアを思いつくか分かりません。

例えばアルキメデスが風呂に入っている時に、浮力について思いついたという逸話もあるように。何がきっかけになるか分からないため、いつでもメモを取れる状態が望ましいでしょう。

同じ言い回しを何度も使わない

例えば「子どもと遊ぶことは楽しい。しかし、子育ては簡単ではなく楽しいばかりではない。しかし、それは自分の子どもが嫌いなわけではない。しかし、大変なところも含めて子育ては悪いものではない。」のように接続詞・文中/文末表現に関わらず同じ言い回しを使用するのは、違和感を増長してしまうでしょう。

この例の場合は「子どもと遊ぶことは楽しい。しかし、子育ては簡単なものではなく、楽しくない側面もある。ただ、それは自分の子どもを嫌いということには直接結びつかない。大変なところも含めて、子育ては良いものだ。」のように必要以上に同じ言い回しを使わないことが必須となります。

~だと思うは使用を避ける

「~だと思います」という表現は、とても曖昧です。そもそもコラム記事では見解を書くため、思うと書かなくても執筆者の意見であることは分かります。その際、分かりきったことを書かないことが、伝わりやすいコラムを書くコツです。

さらに、思いますという表現になるだけで、読み手には自信がないのではないかと思われてしまうでしょう。自信のない見解は読み手に、不信感を抱かせたり、なんとなく釈然としない印象を与えてしまうため、せっかくのネタも伝わりきらなくなってしまうでしょう。
関連記事:コラム記事はマーケティングにも有効!書き方や構成を徹底解説!

まとめ

コラムに限らず言えることではありますが、執筆前にしっかり事前準備することが、成功への第一歩です。また、目的の効果が出るまで、かなり辛抱強く記事を書き続けることも重要になります。

しかし、いつ効果が出るか分からないものに、時間・資金・人手を割くことが難しければ、社外に相談することも手段の一つかもしれませんね。

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