マーケティング
公開日: 2019.12.25 / 最終更新日: 2020.11.17

【厳選】セミナーの集客方法9選!おすすめのポータルサイトも紹介

セミナーを主催する時にもっとも気がかりなのは集客ではないでしょうか?集客はセミナーが成功するかどうかの生命線とも言えます。今回はセミナーを成功に導くための集客方法について解説します。9つの集客方法に加えて、セミナー集客で使えるおすすめのポータルサイトも紹介します。

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セミナー集客前に押さえるべきポイント


セミナー集客を実施する前に押さえるべきポイントは以下の3つです。

ターゲットやコンセプトを明確化する

セミナーの開催にあたっては、どのようなコンセプトで行うのかを明確化しておくことが大前提です。コンセプトとは「なぜそのテーマで話をする必要があるのか」「どのような目的でどのような結果を目指しているのか」ということ。これらが見えてくることで、誰に何を伝えたいのか、誰に伝えれば良いのかというターゲット像も自ずと明確になってくるはずです。コンセプトとターゲットの2つを再度確認しましょう。

集客活動は計画的に行う

セミナー開催日までの余裕がない場合、どんなに意気込んでいても集客できる人数には限度があります。いつまでに何人を目標に集客したいのか、スケジュールには余裕をもって計画することが大切です。また、目標人数は最終的な人数ばかりではなく、中間目標も立てることが大切です。なぜならば、目標に対する達成状況を随時確認し、状況によっては集客計画を変更する必要も出てくるからです。

ターゲットに合わせた開催日程にする

ターゲット層の生活パターンをしっかりと分析しているでしょうか?ターゲットが忙しい時間帯や日程を選んでしまっては元も子もありません。たとえば、ターゲットが土日休みで、平日の18時以降は比較的空いているのであれば、その時間帯に日程を設定することで集客しやすくなります。

それに加えて、開催日程を決定する際に注意すべき点はその地域で行われる催事です。ほかにビジネス系や同じようなテーマのセミナーが開催されていないか、あるいは季節系のイベントやコンサートなど、ターゲットの興味関心を引くような催事と重ならないかを確認しておくことも重要です。

セミナーの集客方法:無料編


セミナーの集客は、もちろん無料でもできますが、有料の集客には有料ならではのメリットもあります。まずは、リスクが低く手軽に試せる無料の集客方法を5つ紹介します。

ホームページ、オウンドメディア、ブログ告知

ホームページやブログなどのオウンドメディアを運営している場合、そこで告知することができます。閲覧しているのはあなたのファン、もしくは関心を持っている人が多いため、オウンドメディア上で告知することで集客につなげられるでしょう。中には、直接的な参加者にならないとしても、セミナー情報の拡散などをしてくれる人も出てくるかもしれません。

メールを利用する

パソコン、スマホ問わず、発信ツールとして広く使われているのがメールです。電話帳に登録されているメールアドレスに対してセミナーの詳細を送ることで、知り合いに対しても無料でセミナーの告知ができます。それに加えて有効なのが、メールのヘッダーやフッターに詳細をお知らせすること。やりとりが多い相手には、載せている情報が古くないか、リンクを貼るときの遷移先の情報は最新か、最低限の確認はしておいてください。

メルマガを利用する

メルマガを配信している場合、メルマガ購読者に対してセミナーの情報を配信できます。メルマガ購読者はもともとあなたの情報に関心の高い人たちですから、そのままターゲットになるかもしれません。

メルマガ効果を最大化するコツや、メルマガ配信のメリットとデメリットは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:メルマガの効果とは?効果をあげるコツや曜日、効果測定方法を解説!
関連記事:メルマガとは?メリット・デメリット7選、企業の成功事例を紹介!

過去に名刺交換した人を招待する

名刺には、メールアドレスや携帯電話番号などのさまざまな情報が記載されています。このような情報は貴重なリソースとなるので、過去に交換した名刺を再度見直して活用しましょう。

紹介を依頼する

大人数を確保するのは難しいものの、少人数を確実に確保するために効果的な方法は友人からの紹介です。セミナーに興味を持ちそうな人を紹介してもらいましょう。

セミナーの集客方法:有料編


セミナー集客は無料、有料問わずできることをすべて行うことがおすすめです。上で紹介した無料の集客方法だけでなく、以下4つの有料集客方法も組み合わせて、集客するためにできる限りの手を打ってみてください。

集客代行サービスを利用する

セミナー集客は、実は代行サービスを利用することができます。集客を専門に請け負う集客代行サービスを活用でき、日程と目標人数を伝えることで、それにかかる費用や条件などを詰めて契約します。経費は依頼する企業によってまちまちですが、そのほかの方法と比べても高額になりがちなので注意が必要です。

FAX DM、チラシを作成する

集客の基本とも言えるチラシ作成も、セミナー集客に役立ちます。チラシの原本を作ってしまえば、あとはウェブでもFAXでも活用形態によって応用ができるのはメリット。また、ポスティングや郵送用のDMにすることも可能です。それぞれ活用方法によってサイズが異なるので、チラシをリサイズする点には要注意です。

Facebook広告を出す

セミナーを告知する上で親和性が高い方法はSNS広告です。そして、その中でもっとも活用しやすいものはFacebook広告になります。Facebook広告はターゲットの年齢性別のみならず、居住エリア、趣味嗜好など細かな設定が可能なため、非常に精度の高いターゲティングができ、狙った層に対してピンポイントで広告を表示することができます。

Google広告/Yahoo!広告、バナー広告

ウェブ広告としてメジャーな方法のひとつは、Google広告やYahoo!広告にお金を払って広告を掲示することです。PV数が桁違いなので、首都圏、もしくは三大都市圏など人口の多い都市を中心に集客を考えている場合に非常に有効です。もう少しターゲットを絞って広告を出す場合には、特定のWebサイトにバナー広告を出稿するのも良いでしょう。

セミナー集客のポータルサイト5選


セミナー集客として、それに特化したポータルサイトを利用する方法もひとつの手です。ポータルサイトには無料と有料どちらもあるので、ここでは無料サイト3つ、有料サイト2つを紹介します。

セミナー情報.com

セミナー情報.comは、日本全国のセミナーを幅広くまとめている無料サイトで、日程、地域、カテゴリなどのさまざまな角度から検索が可能です。情報量が非常に多いので、ここに登録しておくことでこれまで掘り起こせなかったターゲットにつながることもあります。

こくちーず

こくちーずも、イベントやセミナーの告知ができる無料サイトです。告知だけでなく、申し込みフォームの作成から参加者の集計まで可能な点も特徴で、こくちーずだけでセミナーの集客関連業務を完結させることも可能です。

EventForce

参加型イベントポータルと謳っているのが、EventForceという無料サイトです。登録者へのおすすめのセミナーをマッチングしてくれる機能があるため、ターゲットに対してわざわざ自分からアプローチをしなくても良い特徴があります。SNSとの親和性が高いという点もポイントです。

セミナーズ

セミナーズは日本最大級のセミナー情報サイトで、世界的なイベントや超有名人の講演会などが多数掲載されています。登録料や掲載料は無料ですが、セミナー開催後に手数料を引かれた額の売上が送金されます。

ストリートアカデミー

「教えたい」と「学びたい」をつなぐマッチングサイトが、ストリートアカデミーです。単発セミナーよりも定期的な講座の登録が多い特徴があり、人数もマンツーマン形式が多くなります。月間の売上から手数料が10~20%引かれます。

継続的にセミナー集客するためには?


セミナー集客は、この方法が良かったからこれだけやっておけばOKというわけではなく、「できることは全部やる」というのが大切です。単発の開催で終わるわけでなく、今後も継続的にセミナーを開催するのであれば、見込み客を集める仕組みを早めに作り上げておくと集客が非常にやりやすくなります。

常に新規の参加者を募集し続ける方法は、いつか疲弊してしまうはずです。こうならないためにはコツコツと見込み客を集めておくことがカギとなります。見込み客をコツコツと増やしていく仕組み作りとは、メルマガ読者やブログ記事の読者を増やすなど、自社に興味が高い層を増やすこと。このような読者数をどんどん増やすことで、あらゆる集客方法に頼らなくても、メルマガやオウンドメディアなどで告知することで集客ができるようになります。

まとめ

セミナーの集客にはさまざまな方法がありますが、まずはコンセプトとターゲットを定めて計画的に動くことが大切です。最初の段階ではうまく集客できなかったり、あらゆる方法を試すことになったりするため、スケジュールには余裕をもつようにしましょう。そして、メルマガやオウンドメディアなども計画的に作り、自社のファン層を増やすのも忘れないようにしてください。

マーケティング担当者が
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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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