マーケティング
公開日: 2021.02.24 / 最終更新日: 2023.07.11

中小企業のWebマーケティング課題を考察!解決に有効な施策とは?

数あるWebマーケティング施策のうち、中小企業に適している施策はいくつか存在します。中小企業がWebマーケティングで成果を出すには、起こりうる課題・それに対する解決策を知っておく必要があるため、この記事で具体的に解説していきます。

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中小企業に適したWebマーケティングとは?

中小企業に適しているWebマーケティングの施策とはなにか、ここでは3つに絞って紹介します。

オウンドメディアを活用する

Webマーケティングの代表的なものとしてオウンドメディアの活用がありますが、これは中小企業にも適した施策のひとつです。オウンドメディアとは会社が保有するメディアのことで、発信内容を自由に変更できる・広告費の削減につながるほか、検索上位になることで見込み客を全国へと拡げられる・ノウハウや情報は会社の資産として蓄積できるといったメリットもあります。

また、オウンドメディアを通して運営会社に興味を持ったユーザーが資料請求などを行った場合、会員登録や情報入力を促すことになるため、顧客情報を取得することができるという特性もあります。

商品・サービスの知名度、ブランド力を高める

店舗では魅力的に陳列されている商品が売れやすいのと同様、Web上でも商品・サービスをどのように紹介するのかは売り上げを左右する大きな要素です。そのためには、ユーザーに正しい情報を伝えることだけでなく、なぜ良い商品・サービスと言えるのか、どういうメリットがあるのかをユーザーの立場で考え、明確にしておく必要があります。Webマーケティングを進める上では、このように商品・サービスの魅力を正確に伝えることが、ゆくゆくは知名度・ブランド力を向上させることにもつながります。

中長期的な戦略を立てる

Webマーケティングの施策にはSNSやSEO、リスティング広告などがありますが、一般的なトレンドや社内の意見をもとに簡単に採り入れてしまうと、かえってどれも中途半端になってしまうことがあります。まずはそれぞれの施策の特徴を把握し、効果が出るまで粘ることも大切です。

Webマーケティングは、施策を開始した後にいくつものデータを分析・改善することで成果が出てくるものです。リスティング広告などは打ち出してから短期間で成果を実感できる場合もありますが、一般的にコンテンツマーケティングやSNSの運用となると最低でも半年~年単位の時間がかかるため、PDCAを繰り返しながら長期的に施策を行う姿勢・長期的な戦略が求められます。

Webマーケティングとともに、中小企業にとって重要な施策といえるのがDX(デジタルトランスフォーメーション)です。中小企業における事例を以下の動画で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

中小企業に見られるWebマーケティング課題とは?

大企業よりもタスクの分担があいまいになりやすい中小企業の場合、Webマーケティングにも特有の課題が存在します。それはどのようなものなのでしょうか。

知識やノウハウの獲得

大企業にはWebマーケティングを専任で行う社員が複数名いることが少なくないものの、中小企業はITやWebマーケティングの経歴を持つ社員・専任社員を配置していないというケースが多くあります。特にトップや上層部にITの知識・ノウハウがほとんどない場合は若手の社員へ丸投げしてしまう中小企業も存在しており、若手社員が他の仕事と同時進行で勉強する時間を十分に確保できず、正しい知識を持たないまま業務を進めているケースもあります。

リソース・工数の確保

中小企業は大企業に比べるとWebマーケティングに十分な予算をかけることが難しいといえます。また、セールスページを公開したからといって急に商品が売れ始めることはなく、もともと知名度の高い企業でない限りは段階を踏んだ地道な施策が必要です。このように、Webマーケティングを習得(研修費など)・実践するための予算をかけられない、ユーザーを育てるための工数を確保しなければならないのも中小企業に起こりがちな課題です。

大企業との差異化

大企業はブランド力が強く、テレビCMなどをはじめとするマス広告に多くの資金を投下することができますが、どうしても中小企業は資金力や規模などで差が出てきます。大企業のやり方とは方向性を変え、ニッチな分野に集中したり、ユーザーとの距離を近くしたりしてより親しみやすい存在になるなど、中小企業の強みを活かすことが大切です。

中小企業がWebマーケティング課題を解決するには?

上記に挙げたWebマーケティングの課題を解決するには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

セミナー、勉強会などへの参加

IT企業やWebマーケティングを得意とする企業などが主催するセミナー(ウェビナーを含む)、勉強会などへ参加する方法があります。Webマーケティングをほとんど知識のない状態で取り組むのは効率が悪く、かえって遠回りになってしまう可能性があるため、Webマーケティングの正しい知識・ノウハウを学ぶ機会の提供を社員へ積極的に与えることが大切です。

人員配置の見直しや新規採用

これまでの人員配置で業務に余裕がある社員、ITの苦手意識を持っていない社員を担当に配置するのもおすすめです。このような人材が見当たらない場合は新規採用によって増員するのもひとつの手です。社員が無理なく取り組める環境を整えましょう。

外注によるリソース・ノウハウの補充

社内人材、ノウハウが不足している場合には外注を活用する手もあります。具体的には、Webマーケティング会社・コンサルティング会社・フリーランスなどへの依頼、クラウドソーシングサービスの活用などによってリソースやノウハウを自社へ補填することができます。

Webマーケティングをトータルでサポートする「クラウドワークス」

中小企業がWebマーケティングを外部に委託したい場合には、クラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」がおすすめです。クラウドワークスにはWebマーケティングに特化した人材が多数揃っており、一部の業務を依頼する、Webマーケティング全般を依頼するなど、予算や期間などをふまえて自由に選択することができます。

また、自社にWebマーケティングのノウハウを残したい場合には、マニュアルの作成などを別の担当へ依頼することもできます。自社のニーズや方向性に合わせた外注ができるため、長期的な視点で効果的な施策を作りあげていくのに向いています。

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まとめ

WebマーケティングはITの知識とマーケティングに関する知識が必要であるため、ほとんど知識のないような手探り状態の人が行うと挫折してしまう可能性があります。貴重な時間・限られた予算内で進めるならば、導入期だけでも専門家への依頼を行い、長期的なプランを考えて粘り強く取り組んでいくことが成功への近道になるでしょう。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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