チーム運営
公開日: 2019.08.14 / 最終更新日: 2020.11.09

生産性の高い組織の作り方とは?必要なスキルやポイントを徹底解説!

少子高齢化や労働力人口の減少が進む中、限られた人数で最大の成果を出すためには、生産性の高い組織を作らなければなりません。そこで、生産性の高い組織の作り方や必要なスキル、ポイントを徹底解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

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良い組織作りでの基本原則とは?


まずは、「良い組織作り」における基本原則について説明します。

コミュニケーションが活発

組織で仕事を行うにあたって、コミュニケーションが必要不可欠なのは言うまでもありません。円滑なコミュニケーションはメンバー同士の信頼関係の構築につながり、組織全体の雰囲気を良くしてくれます。

反対に、コミュニケーションが活発でないと組織はうまく機能せず、効率性や生産性は上がりません。そのため、面談を定期的に行ったりチームでのイベントを開催したりして、組織内のコミュニケーションを活性化させることが重要です。

情報共有の仕組みが整っている

当然ですが、情報共有の仕組みが整っていないと組織の生産性は向上しません。情報共有に関して、以下のような状態に陥っていないでしょうか?

・情報共有に時間がかかる
・情報の伝え漏れが生じる
・情報共有の二度手間が生じる

情報共有の仕組みが整えば、ムダな時間は削減され、仕事の正確性や効率性は格段に上がります。そのため、もし情報共有がうまくいっていないのであれば、その原因を探し出して改善してみてください。また、情報共有に役立つITツールの導入なども検討してみましょう。

生産性の高い組織の作り方


生産性の高い組織の作り方を紹介します。

会社の経営理念を浸透させる

従業員が増えれば増えるほど、さまざまな価値観や考え方が生まれます。多様性が生まれるのは良いことですが、経営層の描くビジョンと従業員の描くビジョンが異なっていると、業務の効率性や生産性はなかなか上がらないでしょう。

一方で、会社の経営理念やビジョンが共有されている場合、組織には一体感や一貫性が生まれて生産性も向上します。そのため、経営理念を明確に示し、浸透させることを意識してみてください。

目標を設定する

明確な目標や方針が定まっていないと、なかなか組織はまとまらず、メンバー一人ひとりが違う方向を向いてしまいます。そのため、チームや組織のリーダーは具体的な目標や方針を設定し、組織全体に示すことが必要です。

また、目標を達成するためにはどのように仕事を進めていくのか、組織の全員が納得できるように説明しましょう。目標までのプロセスを共有させることも大切です。

さまざまなルールを決める

メンバーによって仕事のクオリティーに差があると、組織運営はうまくいきません。そのため、組織作りの初期段階では、メンバーの業務クオリティーを均一化させることが大切です。

特に有効なのは、仕事に関するさまざまなルール(業務フロー、様式、マニュアルなど)を作ること。もちろんメンバーの個性を活かすことも重要ですが、まずは「仕事のやり方・ルール」を整備してみてください。

明確な人事評価制度を構築する

人事評価において平等性が保たれていないと、メンバーの不満が募り、なかなか組織はまとまりません。当然、不平不満が蔓延した状態では生産性は上がらず、組織はいずれ崩壊するでしょう。

そのため、明確な人事評価制度を構築し、公平性を保つよう心掛けてください。適切な評価を受けているとメンバーが実感すれば、組織全体の効率性や生産性も向上するはずです。

生産性向上のための具体的な施策や企業事例はこちらをご覧ください。
関連記事:生産性を向上させるには?取り組みのポイントや企業の成功事例を紹介

組織体制作りに必要なスキル


組織体制作りに必要なスキルを紹介します。

リーダーシップ

リーダーシップとは、設定した目標に向かってチームを率いていく能力のことです。組織のリーダーは組織全体のゴールを設定し、そのゴールまでの道筋を立てなければなりません。良くも悪くも、組織のメンバーはリーダーの背中を見ながら仕事をしていきます。そのため、「良い組織」には高いリーダーシップを発揮できる模範的なリーダーが必要不可欠です。

人材育成能力

組織のリーダーはメンバーをしっかりと育成しなければなりません。メンバー一人ひとりの成長はチームや組織全体の発展につながります。そのため、組織運営を行う者には、高い人材育成能力が求められると言えるでしょう。

若手メンバーにも積極的に仕事を任せ、具体的なアドバイスを与え、あらゆる角度からサポートしてみてください。

組織作りに失敗しないためのポイント


最後に、「組織作りに失敗しないためのポイント」を紹介します。

組織のフレームワーク「7S」を見直す

組織作りにおいては、定期的に、組織のフレームワーク「7S」を見直しましょう。「組織の7S」とは、マッキンゼー社が提唱した組織マネジメントのフレームワークのこと。具体的には以下7つの経営資源を指します。

・戦略(Strategy)
・組織(Structure)
・システム(System)
・スキル(Skill)
・人材(Staff)
・社風(Style)
・価値観(Shared Value)

定期的に上記の「7S」をそれぞれチェックして、課題を洗い出してください。

ノンコア業務を外部化する

業務効率化を進め、組織の生産性を上げるためには、ノンコア業務を外部化することも大切です。定型的な業務や事務作業などに時間を割いていると、従業員が企業の利益に直結するようなコア業務に注力できません。実際、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを活用したり、アウトソーシング会社を利用したりする企業も増えてきています。

外部化においては、アウトソーシング会社を利用したり、クラウドワークス等のクラウドソーシングサービスを活用したりするのが一般的です。ぜひこちらの資料もごらんください。
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アウトソーシングに向いている業務などは以下の記事で紹介しています。実際に外注する前に、注意点なども確認しておきましょう。
関連記事:ノンコア業務の意味とは?アウトソーシングの重要性や注意点を解説

まとめ

生産性の高い組織の作り方や必要なスキル、組織作りを失敗しないポイントを徹底解説しました。組織には明確な目標やルールが必要であり、メンバーをまとめるリーダーの存在が不可欠です。ぜひ当記事を参考にしながら、組織作りを成功させ、業務の効率性や生産性を向上させてください。

実際の成功事例から紐解く、
チームの生産性がアップするポイントとは?

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にしすん
早稲田大学商学部卒業後、コンサルティング会社で人事業務を担当。新卒・中途採用全般に携わる。 その後、フリーランスとして独立。WebマーケティングやWeb広告の分野で活躍中。マーケティング・金融・会計・人事労務など、幅広い知識を持つ。

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