二人が、“働く”を通して得られたもの。それは「成長」と「出会い」。~クラウドワークス×推しユーザー対談3~

クラウドワークスの創業間もない2012年から、未経験のライターと、新卒入社の法人案件を担当するディレクターとしてクラウドワークス上で出会い、共に数々の案件に関わってきた梅原さんと倉島。クラウドソーシングの広がりとともに成長・進化を遂げてきた2人のストーリーです!

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プロフィール

ユーザー:梅原ゆいさん(写真右)
大学卒業後、メーカーで事務職として勤務。在籍中にインテリアスクールに通い、インテリアコーディネーターとして住宅会社などで働く。結婚、出産を経て、2012年にクラウドワークスに登録したのを機に、ライターとして活動中。

クラウドワークス:倉島駿(写真左)
2012年10月に株式会社クラウドワークスに入社。 エンジニアに一年従事した後、エンタープライズ事業部の立ち上げに携わる。 エンタープライズ事業部では、制作のディレクションや管理をメインで担当。 現在、法人サポートグループで企業様向けにクラウドソーシング活用の支援担当。 ※案件数 600案件超

常に今の自分の精一杯をやっていかないとすぐに見抜かれてしまうし、なにより自分が成長しない。そこは常に意識していました。(梅原)

梅原:私、登録する前までは文章を書いたことがなかったんです。一番最初にクラウドワークスを通じて受けた仕事は400文字ぐらいの文だったので、倉島さんとやりとりするきっかけになった、看護師さん転職向けの案件は800文字くらいと、その頃でいうとかなり長い文章の感じがしていました。

倉島 :私も当時の案件の中では文字量の多いのライティングだなという印象はありまして。あの時はそれを月2,000本納品していましたね。

梅原:2,000!?

倉島 : はい。2,000本ぐらい。

梅原:そんなにあったんですか。

倉島 :梅原さんをはじめとするみなさんにはものすごい量を執筆頂きましたね。当時はいろいろ無茶を申し上げてしまい申し訳ありません。あの案件は(当時は)文字数が多いだけでなく、求められる質も高くて。その中で私の中の梅原さんの印象として、未経験でありながら、質と量の両方に対応されながらものすごく成長されていったような印象を当時から持っていたんですけど、何か工夫や意識されていたことがあったのでしょうか?

梅原: OLをしながらインテリアスクールに通って、結婚する前までインテリアコーディネーターを3年やっていたんです。その時に実感したことなんですが、手を抜いたときって、やっぱりばれるんです(笑)。

倉島 :(笑)。

梅原: コーディネートプランをつくる時など、常に今の自分の精一杯をやっていかないとすぐに見抜かれてしまうし、なにより自分が成長しない。そこは常に意識していました。また、ライティングの仕事経験こそありませんでしたが、クライアントに何を求められているかを考える点も、インテリアの仕事と通じるところがあると考えていました。当時は、案件をやりとりしているチャット上で、みなさんのやりとりされているメッセージは全部読んでいたんです。

倉島 :すごい(笑)。大量のメッセージがありましたよね?

梅原:自分以外の人がどんな風に仕事をして、どんな修正依頼を受けているのかなどを見ながら学ばせてもらいました。今はさすがにそこまではしていませんが、未経験から追いつくために人の倍以上やらなきゃいけないというのは、インテリアスクールに通っていた時に苦手だった製図を克服したときの感覚に近いかもしれません。

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梅原さんの率直なフィードバックがあったからこそ、自分自身を成長させられた。本当にありがたかったです。(倉島)

倉島 :そこで努力された経験が、ライティングでの成長にも役立ったんですね。私は梅原さんがどんどんやってくださるので、どんどんお願いしてしまっていて、無茶ぶりを多くしたことに負い目がありまして。ぶっちゃけ、どうでしたか。

梅原:それは全然大丈夫でした。

倉島 :大丈夫だったんですか…?!すごく心配していました。結構な短納期でだったり、大量の依頼を短期間でというお願いばかりしていたので…私の振り方とかどうだったのかなみたいなのがちょっと(笑)。

梅原:それは全然。前職のバタバタしていたころを思い出しました(笑)。

倉島 :梅原さんから見て、ウチとのやりとりで「これ大変だったな」「無茶ぶりだな」と思われたのってありましたでしょうか?

梅原:やっぱり過渡期のレギュレーションの後出しですね。

倉島 :すいません、そこは本当に(笑)。

梅原:いえいえ。でも私も言いたいことを言わせてもらってたので。正直「こんなに言って次の依頼くるかな」とは思ってましたけど(笑)。

倉島 :いえ、むしろフィードバックいただいて、ありがたかったです。私含め社会人歴が浅いディレクターも当時多かったので。

梅原:私、倉島さんが当時新卒だったと思わなくて(笑)。

倉島 :(笑)。

梅原:お会いしたこともないし、そんな話したこともないから、勝手な想像で転職しているんだと思ってたんです。でも年齢はどうなんだろう。今おいくつですか。

倉島 :今28歳で入社5年目ですね。

梅原:新卒だってわかっていたら、もうちょっと大人気のある言い方をしてもよかったんじゃないかなって反省していました(笑)。

倉島 :いえいえ。むしろ言って頂けたことで、自分自身が成長できたと感じています。本当にありがたかったです。

倉島 :梅原さんがベストマッチされた案件として、インテリアと不動産のコラム記事がありましたよね。大変失礼な言い方になってしまうんですが、クオリティ・ボリューム共にクラウドワークスでお仕事を始めた当初は受けられなかった仕事じゃないかと思うんです。経験を経たからこそ書けたという実感のようなものはご自身の中であったりしたのでしょうか。例えば、今までライティングで培ってきたものがあったからこそ、好きな分野でのアウトプットを最大限にたかめられたというか。そんな実感はありますか?

梅原:やはり数をこなしていった結果、短期間でライティングの経験と自信がついたという感じですね。

倉島 :そこに自分の専門スキルを上手く乗せることができたというか。そこでいうと、今市場的に専門的×ライターとしての面白味という掛け合わせが本当に求められていて、梅原さんが知見をお持ちのインテリアや不動産の案件は本当にベストマッチでいい事例だったんだなと思っていました。ちなみに専門知識は持っているけれど、ライティングは未経験という方に、先輩としてアドバイスするとしたら、何がありそうでしょうか?

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梅原:WEBならではの文書構成を理解することかと思います。WEBは最後まで読んでもらえるとは限らないので、起承転結ではなく、情報の需要性から大中小で書いていく。あとは、専門的な知識がある方向けではないですが、情報の精度を高くするということに意識を向けるようにすること、でしょうか。きちんと調べて理解して書いていない文ってフワッとしているんです。例えば1,000文字あったとしても、文字数担保なのか、いらない文字が300文字ぐらい入っている。内容が濃くないんです。あと前置きがやけに長いとか。深く調べれば調べるほど広がっていって読んだ方にとって有益な記事になると思います。そこを意識しないと本当にフワッとした記事になるんです。

この先どうしていきたいか、今後どこに目標を置くべきかはちょうどいま考えている所です。(梅原)

倉島 :ちょっと立ち入った話なんですが、梅原さんはずっとお忙しい印象があるんですけど、ご家族もいらっしゃる中、仕事とプライベートの折り合いはどうつけられているのでしょうか。

梅原:子どものサッカーなどがあり、もともと土日に家族で出かける感じではないので、そこを仕事に充てられたのと、私異様に体が丈夫なんです(笑)。例えば、たまに前日友人と夜飲みに行っても、朝4時、5時起きできるので。だからあまり参考にならないですね…(笑)。

倉島 :タフですね(笑)。

梅原:この仕事を始めてから自分の丈夫さに気づきました(笑)。なので基本的には自分に負荷掛けちゃっていますね。もっとちゃんと調整すればいいんでしょうけど、一切何もしてないんです(笑)。

倉島 :できちゃうから、っていうのがあるんですね。私も結構そういう部分があるので、なんだか親近感が沸きます(笑)。

梅原:ただもう反省して、今年の春頃からは土日の予定をちょっと空けるなど、生活を見直しています。この間の土日は久しぶりにゆったりした時間を取れたので、2日間絶対パソコンを開かないと決めて、ネットショッピングもしませんでした(笑)。私はあまり折り合いなどを気にせずやってきたのですが、この仕事を始めて徐々に主人が家事をやるようになりましたね。

倉島 :それはすごい、なにがあったんでしょうか。

梅原:私の収入が増えて、もっと働いてもらわないと困るからですね(笑)。以前はこんなことありませんでしたから。未経験からスタートして、クライアントさんから信頼を頂き、自分の得意分野でライティングができるようになったという自信と、始めた当初の目的ではありませんでしたが、夫が「自分も家事をして、負担分散しなきゃ」と思ってくれるくらいの収入は得られるようになったというのが、クラウドソーシングでの仕事を通じて得られたものでしょうか。その上で、この先どうしていきたいか、今後どこに目標を置くべきかはちょうどいま考えている所です。

倉島 :私は自分自身の成長と、会社や立場・場所に関係なく、仕事のパートナーともいえるような素敵な方々との出会いの機会でしょうか。たくさんの方がいらっしゃる場だからこそ、梅原さんのように一緒に仕事ができてよかった、お任せしてよかったという方に出会えましたし、その上でお互いに一緒に成長していけていることは、自分にとって本当にいい経験になっていると思います。