お互いの顔が直接見える仕事を手掛けたくて、独学のグラフィックデザインを武器に独立:moonplants馬上俊さん

 

震災を機に一度は会社に勤めるも、独学したグラフィックデザインを武器に独立

地元が福島で、東日本大震災を機に2011年4月に上京しました。地元では飲食店で働いており、10代の頃には店長を任されていたこともありました。一方で昔から絵を描くことが好きで、高校時代からグラフィックデザインを独学しました。最初はワードやエクセルに絵を描く程度から、フリーソフトをダウンロードして学んでいきました。そこで得たスキルを元に、働いている飲食店のチラシなどを作成していました。

上京して、事務職として会社勤めを始めました。会社組織での関係者が多くて調整が必要な働き方よりも、飲食店のように直接お客様の顔を見て仕事をするスタイルの方が自分には合っているし、やり甲斐を感じるなと思い、退職しました。お客様と直接接することができ、自分で責任を持てる仕事を手掛けたいと思っていました。

2011年10月に独立しました。独立後は勤めていたレコード会社からweb制作の仕事を頂いたり、知り合い伝手に地元の飲食店のHP制作を手掛けたりしました。独立当初は知り合い伝手の案件が多かったですね。知り合い伝手以外では、@SOHOという在宅勤務者向けの掲示板サイトで見つけた仕事を業務委託で手掛けたり、他のサイトでもデザインのコンペに応募したりもしていました。

3件応募すれば1件取れる。応募時に縁がなくても別案件でのスカウトも

クラウドワークスは2012年の9月に知りました。クラウドソーシングという言葉に馴染みがなく、「在宅勤務」などで検索をしていた覚えがあります。採用されなくても気にせずガンガン応募していました。最近は3件応募すれば1件は仕事が取れるようになってきています。案件に応募する時には必ずポートフォリオを付けていました。応募してその時はご縁がなくても、別の案件でスカウトメールでお声掛けいただけることもありました。

印象に残っているお仕事は、web制作案件です。 声の年賀状2013というサイトで、サイトのコンセプトが面白かったです。仕事の進め方も、一度打ち合わせでお会いして、その後はクラウドワークスのメッセージでのやり取りで完結しました。考えたことを丁寧に伝えるために、仕事上のコミュニケーションはwebで完結した方がやりやすいと思っており、クラウドワークスの仕組みは自分に合っていました。

仕事8割が知り合い伝手経由だったのが、今ではクラウドワークス経由が約半分に

クラウドワークスで2012年12月からコンペが始まり、私も応募して1件採用されました。自分のデザインが採用されるに越したことはないですが、発注者の方が求めていることを汲み取る力を磨くことができるので、採用されなくても良い経験となり、楽しみながらコンペに応募しています。
今後もデザインの仕事を続けていきたいと思っていますが、コーディングも多少はできるのでデザイン以外の領域も拡げていきたいです。キャラクターやイラストが得意なので、そういう案件をクラウドワークス上で今後より多く獲得し、継続的に発注頂けるクライアント様を増やせていければと。

クラウドワークスを始める前は知り合い伝手経由の仕事が8割以上でしたが、今では知り合い伝手経由とクラウドワークス経由が半々の比率になってきており、クラウドワークスを今後も積極的に活用していきたいと思っています。