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クラウドワーカー事情!クラウドソーシングの良し悪し~クラウドワーカーMEETUP@熊本:前編~

クラウドワーキングマガジン編集部です。今回は、クラウドワーカーミートアップの様子をお届けいたします。クラウドワークスでは、クラウドワーカーの方同士の交流を目的に「クラウドワーカーMEET UP」を開催しており、子育て中のママさんに限定したママミートアップや、エンジニアだけのミートアップ、TOPクラスのプロクラウドワーカーだけのミートアップなど様々、地方各地でも展開を始めています。

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子育てをしながら在宅で仕事をするクラウドワーカーと、これから在宅でクラウドワーキングを始めたいママを集めたミートアップの様子

今回は、「クラウドワーカーMEET UP@熊本」の様子をレポート!

クラウドワークスがユーザー100万人の感謝の気持ちを込めて、8月~11月にかけて実施しいた「100万人&5周年ありがとうプロジェクト」の一環で行われた、クラウドワーカーの願い事を叶える企画。クラウドワーカーのただ かずひと(Free3s Design)さんから「熊本のクライアントの元に行きたい&熊本のクラウドワーカーとの交流」という願い事をいただきました。クラウドワーカーは、1人で仕事をすることも多く、他のクラウドワーカーの働き方を知り、議論をしてみたかったのだとか。

早速、自己紹介!なんでクラウドワークスをはじめたの!?

たださん:もともと印刷会社に勤務していて、2016年にフリーになったばかりです。イラストを書くのが好きで、まずは小手調べと思って、クラウドワークスでイラストの仕事をはじめました。フリーランスになって改めて感じたのは、つながりの重要性。会社でずっと働いていたときにないがしろにしていたことを改めて、真摯に向き合っていればと気づきました。

ただ かずひとさん(30代・グラフィックデザイナー)
印刷会社勤務後、今年(2016)の春にフリーランスに。イラストが昔から好きで、自分の実力を試したいと思いクラウドワークスでのお仕事をスタート。
https://crowdworks.jp/public/employees/656192

 

江川さん:身体を崩して癌を経験しました、そこから親の介護をしなければならない状況になり、自ら印刷会社を退職して、フリーランスになりました。印刷会社から仕事をもらっていたんですけど、震災で定期的にもらっていた仕事もお断りという感じになってしまって・・・。クラウドワークスなら、自分でも一人でも仕事をできるんだなと思い、今は在宅で仕事をしています。

江川さん(40代・グラフィックデザイナー)
体調を崩し癌を患い、親の介護なども重なり20年以上勤務した印刷会社を退職。震災の被害も受けながら、在宅ワークに切り替えて、デザイナーとして活動中。
https://crowdworks.jp/public/employees/982966

 

園田さん:普段は熊本の古民家の改修をして泊まることができるサービスをつくるべく事業の立ち上げをしています。不動産業7年経験しているので、クラウドワークスでは不動産関連のライティングをしています。

園田真里さん(30代・ライター WEBディレクター)
熊本の古民家を活用した短期賃貸借契約サービスの立ち上げに携わる。不動産会社に勤務経験があり、クラウドワークスでは不動産関連のライティングを主に受注している。
https://crowdworks.jp/public/employees/336747

 

川並さん:新卒で薬局やアパレルなどを経験して、三ヶ月前くらい(2016年夏)にフリーランスになったばかりです。ライターの仕事が楽しいのでスケジュール管理ができないほど、夢中になっています。ライターになるきっかけは、クラウドワークスで、今は他にも仕事を請け負ったりしているので、徐々に仕事の幅が増えていっています。

川並まどかさん(20代・ライター)
新卒で薬局、アパレル、人材派遣でコーディネーターなどを経験。現在は、フリーランスに転身。現在8社程と契約しているフリーライター。
https://crowdworks.jp/public/employees/223715

 

早野さん:今日は、仕事終わりに作業着できてしまいました。普段は、工務店に務めています。シングルマザーなので、収入が心もとなくて、クラウドワークスで仕事をはじめました。フリーランスになることも検討しているので、今日はみなさんのお話をききたいと思っています。

早野愛さん(30代・ライター)
工務店に勤務。シングルマザーで、収入不足を補うために副業としてクラウドワークスで働いている。父が体調を崩し、フリーランスに転身することも検討中。
https://crowdworks.jp/public/employees/689724

 

中村さん:もともと10代のころは印刷会社や出版会社につとめていました。そこで、WEB事業部を立ち上げて今に至ります。今は、福岡の会社に勤めながら、自分の仕事をしたり、デジタルハリウッドのトレーナーも担当しています。他には年間600本~700本バナー制作の仕事もしています。

中村仁さん(30代・WEBデザイナー)
福岡の会社に勤務し、WEB制作を中心に行っているパラレルワーカー。デジハリのトレーナーも担当しながら、クラウドワークスでも受注している。地域活性で廃校を利活用するための動きなどにも参加。
https://crowdworks.jp/public/employees/260186


早速自己紹介を終えて、たださんからの神戸土産と、園田さん差し入れいただいたなかなか出会うことができないというレアなパウンドケーキを食べながらフリーランス事情についてトークをスタート。熊本のコワーキングスペース「未来会議室」をお借りして開催しました。

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今回の参加者の皆さん。左から 園田さん、中村さん、たださん、江川さん、川並さん、早野さん

クラウドソーシングのデザインコンペの話、効率的な方法は?

たださん:震災の影響というのもあるのかもしれないですけど、中村さんは企業で働きながらもフリーランスのような働き方もしているんですね。

中村さん:そうですね。パラレル的に働くことも容認してもらってます。めずらしいですが、最近は増えてきましたよね。熊本の震災を経て、働き方が変わってきている感じがします。

川並さん:震災の前までは、こんな働き方になると思ってなくて。ずっと会社員だったんですけど、求人の質とかが変わってきていて。インターネットを通じてクライアントさんが全国に散っていたので、なんとか支えられてここまでこれましたけど。県内でできることはかぎられていました。

江川さん:震災で熊本では、仕事がなくてね。

川並さん:今はだいぶ戻ってきましたけど。大変でしたよね。

園田さん:そういえば、たださんもともと美大出身なんですか?

たださん:専門学校出身です。イラスト専攻ではなくて、トータルでグラフィックデザイン関係を学んでいました。イラストはすごい好きだったんですけど、就職する15年前はクラウドソーシングのような働き方もなくて、イラストだけでは食べていけないよと言われていた。それから、大阪の印刷会社に就職が決まって、そこからはイラストを書かずに仕事だけをしてましたね。妻もデザイナーなんですが、僕が副業を考えていた時にクラウドソーシングを教えてもらったんです。せっかくなんで、自分のイラストイがどれだけ通用するかを見てみたかったんですよね。思った以上にイラストのコンペが充実していて、最初は採用されなかったですけど、自分の描きたいものだけじゃなくクライアントの思いを文章から読み取って、試行錯誤しながら制作をしていきました。クラウドソーシングのデザインコンペは、誰でも参加でき敷居が低い分、手描きをデジカメで撮った人やラフの様な簡単なものもあります。昔はなんでも考えて絞り出してやっていましたが、今は自分なりの得意なものや描きたいものに挑戦していますね。あんまり時間をかけすぎても、時間に対しての金額が合わないと仕事としてやっている意味が無いので。2、3時間で完成して、値段の条件が会うものを選んで行っています。

園田さん:デザインをやってみようという人がいるので、クラウドワークスなどサービスを紹介するんですけど、デザインはかなり実力勝負ですよね。私は今までのキャリアが活かされてライティングの案件を受注できているんですけど。

江川さん:はじめたばかりのころは、あてずっぽうで沢山コンペに応募していました。コンペの形式は、公開と非公開あって、時間ギリギリになって提出したらいいとわかってきました。お客さんからお気に入りの星印をつけられると嬉しくなって頑張ってしまうけど、採用されないこともありますよね。あとでその会社からすみませんでしたと連絡が来て・・・でも実力勝負だから。出すときはギリギリにするもいいかなとも思っています。

たださん:人によっては、早めに出したものから選んでそこで連絡をくれて、早期終了する場合もありますね。クライアントの中にも、星を付ける人と全然付けない人といるし。付けない人が星を3つ付けたらもう決まっている感じがあるので、その状態だと敬遠しますね。
デザインを決定するのに基準はないし、クライアントの担当者レベルだったりとか、最終的に候補絞る時に、社長から全く違う意見が出たので変わりましたということもあったりするのでひとつの仕事に絞って、そこに全力を注いでしまうと後がちょっとこわいです。次を見て次を見てというスタイルで仕事をしていないと精神的にしんどくなりますね。

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クラウドソーシングのお金の話、報酬金額の設定って?

園田さん:イラストとか、デザインとかって金額をどのくらいなのでしょうか?私は、WEBディレクションの経験があるので、WEBサイトをつくるときの見積もりを出すことがあるんですが、デザインの見積もりをするのって難しいなと感じます。

江川さん:見積もりお願いしますと連絡が来るのですが、自分からは返信をしないことが多いです。地域だったり、クライアントによっても価格がぜんぜん違いますから。あとは、追加依頼や修正が来る場合もありますね。

たださん:修正に対する費用に関しては、実際問題なかなか言いづらいです。フリーランスで仕事を受けている以上は。形がかわってしまったり、キャラクターの表情が全て変わってしまうときは、別途費用がかかるとお伝えしています。

江川さん:クライアントから追加で費用を出しましょうかと言われたことがありますけど、最初にやれるだけやりますからと伝えてしまっていたので、お断りしましたが・・・でも、結局3ヶ月位かかって、修正も8回くらいありましたけど。

園田さん:私のWEBディレクションのやり方が、普通のやり方と違ったんですかね。かっちりと、ここからここまでは決めて、これ以降はいくらでやりますと。

江川さん:それが普通だと思います!

たださん:本来は、それがいいとおもいますけど、そうではないクライアントも多数いるんです。修正費用をもらわずに、結局クラウドワーカーが受けてしまう。クライアントから依頼が来ると、金額を上乗せして提示はなかなかしづらい。あまりにも相場とかけ離れていたら無理と言えるけど。チラシの片面を1万2千円で依頼されているのを、8000円でと言われたら微妙じゃないですか。話をもらえただけでもありがたいということもありますが、もちろん断る勇気も必要!

江川さん:自分は20年以上デザインの仕事をやっているんですけど、今の時代はPCだけど、自分の時代はタイプライターとかワープロソフトとかの時代で、名刺を一つ作るにしてもかなりの時間がかかっていました。今はチャチャチャとできるようになった。昔みたいに作り直ししなくていいから、修正を受けてしまうというのもありますね。

たださん:それにクライアント側も比べる対象が沢山あるので、見積もりだけ送って一番安く提示してきた人にお願いするというのが簡単にできてしまいます。僕が最近感じているのが、紙媒体がいま全部電子書籍になってきていて、デザイン業界が値下がりをしていくこと。WEBもテンプレートのように簡単にできるようになってきていて、昔だったら1件100万だったものが数万円でできるようになっている。クライアントの中には、クオリティにこだわらず、それでOKという人がいるので、クラウドソーシングがその層のニーズを満たすことができてしまっている。それを考えると、デザイナーがクラウドソーシングだけで勝負するのは、自分に強みがないとなかなか難しいと思います。僕も地元企業とかつながりとか、他に仕事ができる環境がないと安心はできないかなと思っています。

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どうすればクラウドソーシングだけでも安心して仕事ができる?

園田さん:WEBディレクションをやるときに、例えばデザインとかシステム開発の業務の工数をだして、依頼する人が受注する側の方が住んでいるエリアの最低時間単価の2割、3割増で報酬を見積もる。そこはある意味、ビジネスとして成立するかどうかはお願いするときに、その人にも家族だったり恋人だったりいるわけなので、削ってしまってはいけないと思います。まずは、そこをベースに提案をしています。

たださん:それはすごい良いと思います。

園田さん:ローカルで仕事をすると不便だなと思うのが、都心部と地方の時間単価の格差ですね。熊本って時間単価700円くらいなんですよ。競争力があって実力がある都心部の人をパートナーに入れたほうが、質はあがるかなと思ってしまうことはある。クライアントに提案するときは、私の場合は一番時間単価が高い人に最適化して提案しますね。

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——後編につづく。
ここまで話をしてきて、クライアントがどのような報酬設定をするとクラウドワーカーが働きやすくなるのかを学ぶことができました。フリーランスにとって仕事の報酬は、月々きまった額面を受け取る正社員にくらべて大きな問題です。後半では、クライアントとの報酬の交渉についてやフリーランスの不安などに迫ります!

クラウドワーカー事情!クラウドソーシングの良し悪し~クラウドワーカーMEETUP@熊本:後編~

クラウドワーカー事情!クラウドソーシングの良し悪し~クラウドワーカーMEETUP@熊本:後編~

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