行きたくない飲み会の本当の理由は、むなしさや孤独があるからだ

f:id:p-journal:20171104194629j:plain

こんにちは、現役女子大生のヌイと申します。

突然ですが、あなたが「飲み会に行きたくないな?」「飲み会って嫌だな〜」と感じるときは、どんな理由がありますか?

お金がかかる、そもそもお酒が弱い、仕事とプライベートを分けたいなど、さまざまな理由があると思います。

実は私も大の苦手です。でもそんな私が、「行ってよかったな」とポジティブに思える飲み会ってあるんですよね。

それはシンプルに、「孤独やむなしさがなかった」飲み会です。

孤独を取り除けた飲み会であれば、多くの人は楽しめると思うんです。これが本当の、飲みにケーションではないかと。

今回はゆとり世代でゆるりと育った私が、若者視点で「行きたくなるような飲み会」を綴ってみたいと思います。

どうぞ最後までお付き合いいただけるとうれしいです。

行きたくない本当の理由はお金や時間ではなく、もっと根底的な問題

f:id:p-journal:20171104194758j:plain

冒頭にも言ったように、飲み会に行きたくない理由としてよくあげられるのが、金銭的な問題やプライベートの時間の確保、お酒が飲めないといったこと。もちろん私も、経験済みです。

でも視点を変えて考えてみると、そういった理由って、意外と楽しくなかった飲み会の「後づけの理由」だった気がします。

もし心の底から楽しめた飲み会だったり、行ってよかったと思えるポジティブな飲み会だったとすれば、お金や時間の問題って「まあ、いっか。楽しかったし!」ってなりませんか?

シチュエーションが変わりますが、私は友達と遊びに行ったときに有意義で楽しかったら、すごくポジティブな気持ちになるし、お金のことはあまり気になりません。

楽しかった時間に、投資した気持ちになるんです。明日からまた頑張ろうと思えますし、活力になる。

なので必ずしも「お金」や「時間」の問題ではなく、もっと根底的な理由は何かと考えてみました。

その結果、「孤独」や「むなしさ」なのかなと、個人的に感じました。

孤独やむなしさを感じるシチュエーションを考えてみた

f:id:p-journal:20171104194829j:plain

孤独やむなしさを感じる瞬間を、2つのケースで考えてみました。「人数」と「愚痴」の角度から綴ってみたいと思います。

大人数でいると空気化するむなしさ

人が増えればたしかに賑やかになり、一見雰囲気は楽しそうかもしれません。でも増えればふえるほど、高まるのはたのしさではなく、不安や疲労ではないでしょうか。

人数が増えるほど1人1人に向き合う時間は、一気に少なくなります。個よりも空気が大切になってくるからです。

ただ周りに合わせて笑ったり反応したりといった空気化によって感じるのは、「私ってここにいる意味ある?」「この飲み会に参加する意味って何だろう?」といった、疑問やむなしさです。

ほかにも、集団と個人とで態度が変わる人もいますよね。「個別で話せば悪い人ではないんだけどな」という人です。

集団になるとなぜか、調子に乗って超毒舌キャラになったり、部下や後輩をいじり倒す人もいます。でもそういった場って、みんなが本当に楽しめているのかと言えばちょっと違う。ここでも、むなしさを感じている人は少なからずいるはずです。

愚痴だけで、何も得ることができなかったむなしさ

行きたくない飲み会の、大きな1つの要因になる愚痴。ここでの問題は、「なんのための飲み会だったのだろう」といった、大きな虚無感ではないでしょうか。

年功序列や上下関係があるので、日本独特の問題かもしれません。対等に話せる関係にはなりにくいので、上司が愚痴れば部下はその話を聞かなければいけませんし、避けては通れない問題です。

また愚痴を言い合うことで、妙な「結束力」や「仲間意識」が生まれますよね。これがなかなか厄介で、言い合えばあうほど深みにはまっていきます。「私だけじゃなかったんだ」と安心感があるからです。

この仲間意識が一時のうっぷんや不安を取り除くことができるので、何度も何度も繰り返してしまう。麻薬に近いですね。

でもポジティブな関係性ではないので、時に俯瞰的になった時に「これでいいのか?」といった、疑問です。そして、「何言っちゃったんだろう、俺」とか「あの時間意味あったのかな、私」と、冷静になってもっと深く考えてしまうのです。

愚痴を言う方も聞く方も、むなしさや妙な孤独を感じてしまいますよ。

充実した飲みにケーションにするために、まずは孤独やむなしさを取り除くことからはじめよう

f:id:p-journal:20171104194845j:plain

では、「有意義な飲みにケーション」とはどんなものなのでしょうか。シンプルに孤独やむなしさを、すこしずつ取り除くことからはじまります。

いつも大人数ではなく、少人数で1人1人ともっと親睦を深められるような会にするのは、1つ効果的な方法です。

そして1回ですぐに仲良くしようとする人もいますが、いろんな人がいますしそんなの困難です。毎回たとえちょっとでも、双方が歩み寄れたなら大きな収穫ではないでしょうか。

飲み会って別に騒がしくなくていい。むしろ静かな雰囲気だからこそ、もっと相手の良さを知れるものです。

若者の私が大変恐縮ですが、上司や先輩の方からやさしく歩み寄って頂けると、うれしいですし居心地がいいです。そして無茶ぶりはできるだけなしで、愚痴もほどほどに。

時には悩みを聞いていただけると、収穫が得られて「行ってよかった」と思います。すでに社会で結果を出している方にからのアドバイスは、とてもうれしいからです。お金や時間の問題も、少しずつ緩和されると思います。

もちろん若手はマナーを守ったうえで、雰囲気に合わせることは大切です。でも日本に上下関係があるからこそ、もっと対等に話せる環境ができれば仕事にも影響して、もっと素敵な飲みにケーションになれえるのかなと思います。

そしてその結果、自然とむなしさや孤独も薄れてきて、素敵な飲み会・飲みにケーションになるはずです。

充実した飲み会や飲みにケーションにするために、まずはシンプルにむなしさや孤独を取り除くことから、はじめてみてはいかがでしょうか? 

▶︎ヌイさんの他の記事を読む

【執筆者】
ヌイ

f:id:p-journal:20171104195327j:plain

94年生まれの現役女子大生。自分メディア「ヌイの脳内」では、エッセイ、大学生活、就活、複業を中心に綴っています。ここ2年間ほど、複業がしたいと言い続けてきました。春から社会人なのでコツコツ積み重ねていきます。

▶ヌイさんのブログ:ヌイの脳内

▶ヌイさんのTwitter:@nui_nounai