転機は「子どもの爪」だった。ママフリーランスなつみとさんが好きなことだけを仕事にするまで

今月からお送りする「フィークルインタビュー」。

フィークルインタビューでは、活躍するフリーランスの本音や経験した困難、その乗り越え方など、あらゆる角度からフリーランスの生態系に迫っていこうと思います。ここでしか聞けない話題に躊躇なく突っ込んでいくこの企画、今回のターゲットはこの人!

クラウドソーシングをキッカケに活躍の場を広げているフリーランス、「なつみと」さんです!
<聞き手:とっとこランサー>

【なつみとプロフィール】
1984年生まれ、ライター歴7年目。クラウドソーシング内で実施された表彰にて受賞歴あり(2015年)。2016年にはフジテレビ系列「バイキング」に「在宅ライターとして月収50万円稼ぐ主婦」として出演、2017年にはWebライター向けの本を出版(「頑張ってるのに稼げない現役Webライターが月収20万円以上稼ぐための強化書」)。セミナー講師としても活動しており、初心者・中級者向けのセミナーが好評を得ている。中学1年生の息子がいる「ママフリーランス」でもある。

なつみとさんのフリーランス人生は「お小遣い稼ぎ」がキッカケだった

 

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とっとこ

今日はよろしくお願いします!

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なつみと

よろしくお願いします!

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とっとこ

早速ですが。なつみとさんって結構フリーランス歴長いと思うんですが、今で何年目ですか?

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なつみと

えーと、7年目ですね。

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とっとこ

ということは、今までのキャリアの中でフリーランスが一番長いということですよね。フリーランスになったキッカケってなにかありました?

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なつみと

私の場合、キッカケは「副業としてのお小遣い稼ぎ」でした。

離婚して母子家庭になったときはまだ会社員として働いていましたが、給料がどんどん下がっていって。
「これじゃ生活できない!」と思っていた頃に出会ったのがクラウドソーシングで。

最初は「生活費の足しになればいいな~」ぐらいの感じで始めたんですよ。

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なつみと

その後会社員を辞めることになり、お小遣い稼ぎでやっていたクラウドソーシングが、次の仕事が見つかるまでのつなぎになったわけです。
当時は「次の仕事を探そう」と思いながらクラウドソーシングを使っていましたが、次第に仕事を探すヒマも無いぐらい忙しくなっていって。

そんな状況が続いた半年後ぐらいに、フリーランスになりました。

クラウドソーシングの0.1円未経験ライターからフリーランスを決断できた2つの理由

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とっとこ

なるほどなるほど。では、「フリーランスになろう!」と決断した瞬間ってどんなタイミングでした?

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なつみと

私の場合、

①仕事はいくらでもあると痛感した
②年単位の仕事を確保できた

という2つのポイントが決断のタイミングでした。

私はもともとフリーランスに対して不安定なイメージがあったんですよ。だけど、いざお仕事してみると決してそんなことはなくて。フリーランスになることを決断できたのは、予想以上に仕事があると認識したからという点が1つ。

ただ、最初は未経験だったから文字単価0.1円とめちゃくちゃ低くて。
それでなんとなく「もうちょっと単価上がらないかな?」と思って伝えてみたらポコポコと単価アップしてもらえて。そのまま案件獲得と単価アップを繰り返してたら、段々と仕事も選べるようになってきたんです。
その結果、年契約で月10万円の仕事を獲得できた。これがもう1つの理由です。

私がフリーランスになることを決断できたのは、この2つが大きかったですね。

フリーランスで1番過酷だったのは独立初期

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とっとこ

なるほど…。少し質問を変えて、なつみとさんにとって過酷な時期っていつでした?

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なつみと

フリーランスを決断した初期の頃でしたね。当時、文字単価0.5円で月30万円稼いでいたんですよ。

毎日30,000文字くらい書いて、月間60万文字で月収30万円。時には1日10時間ぶっ続けで38,000字書いた日もありました。
今から思えば過酷だったと思いますが、当時はフリーランスの友人もいなかったので、それが普通だと思ってたんですよ。


1日3万字が普通だったと語るなつみとさん

 

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とっとこ

確かに、フリーランスになりたてのときって孤独ですし、「普通」がわかんないですよね。

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なつみと

そうそう。当時私は文字単価の相場観もさっぱりで。めちゃくちゃ書きまくって1ヶ月30万円が私にとっての普通だった。だけど0.5円で月30万円ってかなり過酷なんですよ。

そうやってお仕事してたら、ある日ベテランライターさんから相談が来て。「仕事振ってください!1日5,000字書けます!」という内容だったんですけど、1日30,000字書いてる私からすれば、「え!?それだけの仕事量で生活できるの!?」とかなりの衝撃を受けて。

そこで初めて、自分の単価を疑うようになった。その出来事をキッカケに単価交渉していった結果、1年間30万円が限界だった月収が、ついに50万円を超えるように。

しゅごい…

なつみとさんにとって転機は「子どもの爪」

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とっとこ

さらに深く聞きたいんですが、なつみとさんが多忙な毎日を過ごしていた頃に、「子どもの爪」がキッカケで働き方を見直したとおっしゃっていましたよね。具体的にどんな出来事があったんですか?

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なつみと

私が直接誰かに怒られたというわけじゃないんですけど、教員をしている友人が、「親の目が行き届いていない家庭の子をどうやって判断するか」というテーマで話していて。その判断基準の1つが「爪」だったんですよ。爪が伸びている子は、親の注意が行き届いていないことが多いと。

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とっとこ

ほうほう。

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なつみと

その時は「へぇ~そうなんや」って思って聞いてたんですけど、いざ子どもの爪を見てみたら伸びてしまっていて。「あれ…そういえばこの前いつ切ったっけ…」と思い出そうにも思い出せない。この出来事でこのままじゃダメだと気づきました。

もしかしたら、激務の頃は画面を見たまま子どもの話を聞いていたかもしれない。画面を見ながら話されるって、大人でもイヤじゃないですか。始めは稼げるというだけで嬉しかったけど、それだけじゃダメだった。そこから私の中で働き方改革を断行し、今のように好きなことだけを仕事にする状態に落ち着きました。

好きなことだけを仕事にするために大切なのは「案件を選べる状況を作り出すこと」

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とっとこ

なつみとさんって好きな仕事だけチョイスするスタイルで、フリーランスをしてるじゃないですか。これって、多くの人にとっては「理想」だと思うんですよ。その理想を作り出すためのコツとかあるんですか?

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なつみと

うーん、コツがあるとすれば「案件を選べる状況を作ること」だと思います。私はもともと、0.1円というめちゃくちゃ安い単価で書いていた。
そしたらいつのまにか案件依頼が殺到していて。その中から好きな仕事だけ選んでいった。これって、選べる状況を作ったからこそできたことだと思うんですよ。

私の場合、自分から営業して仕事を探すのは苦手だった。だから、文字単価を下げて案件量を確保し、その中から好きなものだけを選んでいった。
だから、好きなことだけを仕事にするコツがあるとすれば、選べる状況を作ることにあるのかな、と。

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とっとこ

今の話を聞いていると、なつみとさんって「継続率」が高いんじゃないかなって思うんですよ。継続率が低いと案件量を一時的に確保できたとしても、取引相手はどんどん去っていってしまう。結果、常に新しい仕事を探さなければならなくなる。

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とっとこ

対してなつみとさんの場合、文字単価が安かったというメリットももちろんあったと思いますが、「継続したくなる何か」があったからこそ、継続率を維持できた。結果、雪だるま式にどんどん選べるような状況ができていったんだと思います。

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なつみと

確かにそうかも。

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とっとこ

結局、継続率って「返信の早さ」がめちゃくちゃ重要だと思うんです。なつみとさんも返信鬼早いし。返信を早める工夫とかしてますか?

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なつみと

私の場合、常に通知に気づけるようにアップルウォッチを設定してたり、チャットワークの通知を常にONにしてたりなど、「気づくための環境作り」を徹底していますね。

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とっとこ

なるほど…。

休日ってどうやって作ってる?

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とっとこ

個人的にガチで聞きたいことなんですが、ぶっちゃけ休日ってどうやって作ってます?

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なつみと

私の場合、やる気にならなかった日が休日って感じですね。日によっては1時間ぐらいゴロゴロしてたらやる気が出てきたりもするけど、そのままやる気が出ない日もある、そんな日は1日オフにしちゃいますね。

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とっとこ

なるほど…。ただそうなると、「仕事でもないけどオフでもない」みたいな時間が増えません?後ろ髪引かれながらもダラダラしてる、みたいな。

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なつみと

あはは、確かに(笑)。私みたいな休日のとり方をすると、「仕事しよっかな~でもやる気ないな~」みたいな状態で1時間も2時間もダラダラ過ごすこともあります。

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とっとこ

ただ、なつみとさんは仕事大好きだから、別に常に仕事の状態でも平気なんでしょうね。

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なつみと

そうそう。私は「育児をしながらこんなに働けるなんてこの働き方最高!」と思ってる側の人間だけど、中には「子どもがいるからできるかぎりセーブして働きたい」っていう人もいるじゃないですか。

これって、どっちが良くてどっちが悪いというわけじゃなくて、自分に合った働き方を選択するのがフリーランスにとって大事なことだと思うんですよね。

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とっとこ

確かに。「合った働き方をする」。これはすごく重要なキーワードですね…

なつみとさんにとってやりたくない雑務やその解消方法は?

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とっとこ

なつみとさんにとって「やりたくない雑務」ってなんですか?

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とっとこ

イメージとしては、

①細かいお金の計算
②大枠から具体的な内容にするための綿密なプロセス
③請求書の管理

が苦手そうに見えます(自信満々)

 

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なつみと

たしかに大枠作るのは得意なんだけど、その後が苦手。お金の管理はわりと好きなんだけど、現金の細かい管理は苦手かな。請求書出すの忘れたこともあるし(笑)。

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とっとこ

そうそう!請求書を出し忘れるフリーランスってめちゃ多い。今回フィークルの連載を一緒に書かせていただいている「佐々木ゴウ先生」も、3ヶ月前の請求書まだ送ってくれないですし…(笑)。

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とっとこ

逆に、報酬を請求したけど支払ってくれないクライアントもいたり。

そういう意味では、今回お仕事させていただいている「フィークル」を使うのって結構アリだと思うんですよ。

株式会社クラウドワークスが提供する、請求代行サービス「feecle(フィークル)」

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とっとこ

フィークルを使えばクラウドワークスがクライアントの代わりに先に報酬を払ってくれるので、「請求書を送ったけどずっと払ってもらえない…」と悩む心配もない。手数料はかかりますが3~10%程度ですしね。新規で契約するクライアントの場合は積極的に利用したいところです。

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なつみと

確かに、新規の契約先だと不安も大きいし。お金が払われないというケースもよく聞きます。トラブルはなんの得にも繋がらないからね…。トラブるよりは、手数料を払ってフィークルを使ってるほうが何万倍も得だと思います

今後の目標や今やりたいことは?

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とっとこ

今後の目標とか、今やりたいこととかあります?

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なつみと

ん~…。とりあえず働く!

まだ食べちゃダメです

 

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とっとこ

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なつみと

あとは、やっぱり私は教えることが好きだから、もっともっとみんなに「実はチャンスってあるんだよ!」って教えたいかな。

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とっとこ

なるほど…。私自身、なつみとさんと 一緒にお仕事してわかったことですが、なつみとさんって相当面倒見いいですよね。

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なつみと

それ、1番大きいフォントで書いといて!

今からフリーランスになる人に向けて本音のメッセージ

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とっとこ

最後に、今からフリーランスになる人に向けて本音のメッセージをください。

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なつみと

ちゃんとお金の知識をつけておいたほうがいいよ!!!ってことかな。まずは、自分が生活に必要な金額を把握するべき。

なぜかというと、結局生活に必要な金額を把握できていないから、「いくら稼げばいいのかわからない」とか不安になっちゃうわけで。
生活に必要な金額を正確に把握するにはお金の知識が必要不可欠だから、フリーランスにとって大事なことだと思う。

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とっとこ

精進します…。 ありがとうございました!

フリーランス7年目のなつみとさんは、様々な困難を乗り越えて今に至った。そんな彼女だからこそ講師としての説得力もあり、たくさんの人から信頼を得ている。フリーランスのロールモデルとして、これからも彼女から目が離せない。

▼記事中で紹介された請求代行サービス「フィークル」はこちら
https://feecle.works/

ライター:とっとこランサー
撮影協力:小方賢治

 

【執筆者】 とっとこランサー



2015年5月にクラウドソーシングに登録、未経験から兼業ライターを始める。2016年7月、会社に勤めながらライター業で65万円超を稼げるようになり、フリーランスとして独立。2018年にはサイト運営、SNS運用、講師等に活動の幅を広げ、事業全体の月間収益額が400万円を超える。2019年2月株式会社を設立し法人化。前世はナマケモノ。

 

▶ブログ:とっとこランサーのブログ

▶とっとこランサーさんのTwitter:@Tottokolancer

 

 

 

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