学生時代に手掛けたデザイン業務を元に、就職せずに独立:細田雄一郎さん

学生時代にデザイン業が軌道に乗り大学を退学して独立

元々デザインやイラストを描くことが好きで、小学5年生の頃に父にパソコンを買ってもらい、独学でコーディングを覚えたり、パソコンでイラストを描いたりしていました。大学に進学後、大学の先輩経由でイラストの仕事や大手の学習参考書のDTPデザインの仕事を頂くようになりました。それらの仕事にのめり込み、気がつけば大学の授業に出る暇がなくなっていました。

学生時代にアルバイトをした際に、毎朝同じ時間に会社に「通勤」しなければならないことや、定時を過ぎても「残業せずに先に帰ると気まずい空気」などを体感し、会社に通勤するという概念が肌に合わないなと感じました。デザインの仕事が軌道に乗り、このまま就職せずにフリーランスとして生きてもいいんじゃないかと思い、大学を退学して独立しました。気づけばそこから16年経ち、フリーランスとして16年ほど活動してきました。

自転車ポータルサイトの制作&運用をメインにデザイン案件を複数手掛ける

webデザインとイラスト制作の仕事を主に手掛けています。現在の仕事の中心はシクロワイアードというサイクリング情報のポータルサイトの運営です。サイト制作や更新の運用を担当しています。シクロワイアードを通じて、いくつかのクライアントサイトの制作や運用も担っています。もともと自転車が好きということもあり、趣味の延長のような仕事になっています。今はシクロワイアードの仕事が労働時間の半分を占めています。

他には2〜3ヶ月単位のイラスト制作やwebデザインのプロジェクトを単発で手掛けることもあり、シクロワイアードといくつかの案件を常時並行して進めています。

実はクラウドワークスのデザインの一部も手掛けており、クラウドワークスのロゴと、公式キャラクターであるクービットのデザインも私が担当しました。 今後はクラウドワークスを通して仕事を発注することも検討していきたいと思っています。

趣味と仕事の境目のないワークスタイルを続けたい

趣味である自転車に携わり続けることができるシクロワイアードの仕事は長く続けていきたいと考えています。好きなものに携わり続けられることの幸せを感じています。週末は時折イベントやレースに行ったり、自分が好きなチームや選手と接する機会もあるため、趣味の楽しみと同時に仕事のモチベーション維持にも繋がっています。

シクロワイアード以外では、以前から絵を書き続けてきたこともあり、絵本を出してみたいなと思っています。絵本自体は仕事になるかはわかりませんが、紙媒体でも、今のようなご時勢であればアプリででも、一度出してみたいです。趣味である自転車に関連した仕事、学生時代から続けてきたデザインやイラストに携わる仕事。趣味と仕事の境目があまりないこのワークスタイルを気に入っており、これからも続けていきたいと思います。