デザイン歴20年の久保田と申します。
提案をさせていただきます。
コンサル企業として信頼されることをベースに考えたロゴとしました。
ロゴのフォルムを見て「コンサル企業だと分かる」ということはないと思いますし、避けたほうが良いものかと考えております。
デザインが説明的になり、その説明のためにデザインを悪くします。
例えば自動車メーカーに車を扱うことが分かるようなロゴはまずありません。
上記の理由からデザインがダサくなるからです。
このように事業に関連するものをモチーフにすることは避けます。
さらに「コンサル」というひと目見て想像するものがない場合、説明が必要になります。
ロゴデザインに多くの情報を持たせることはデザインをよくする手法から外れます。デザインは情報を減らして良くするものなのです。
では「どうするべき」であるかですが、コンサル業に必要な印象を持つことです。
ロゴとは「ブランディングツール」ですので、印象をどう持たせるかが役割です。
なのでコンサル業に必要な印象を持つことがロゴにできることで、逆に言えばそれ以外は期待過多です。
この印象についてはお客様がどのように運営をするかに依存するものではありますが、私が考えるに「信頼」がコンサル業に必要な印象であると考えております。
そこで「しっかりとしたデザイン性」と「シャープまたはスタイリッシュなフォルム」でこの「信頼」を表現しました。
しっかりとしてデザイン性は「プロ」によるデザインであることを示し、企業の象制作に対して注力している=企業の体力を感じさせます。
シャープやスタイリッシュなフォルムは見た目の印象で示します。形には柔らかさや鋭利さなど人に与える印象があり、それを利用したものです。
それらを踏まえてデザインをご覧いただきますと、上記印象のあるデザインであることが分かります。
またロゴは初期想定以外の場所での使用がかなり多くなるとお考えいただくと良いです。
運用期間は長くなり、事業の幅やお付き合いのは幅は初期とは全く異なります。すると印刷など表示の違いで「見た目が違って見える」場合も多くあります。
例えば新聞のような黒で粗い印刷の場合に表現が豊かな細かなデザインでは著しく悪い変化があります。
また時代によってデザインのトレンドもあります。そろそろ「立体風」や「表現でよく見せている」タイプのデザインは古臭くなり始めています。
これら観点からもデザインについて考慮する必要があります。
上記のようなロゴ制作に必要な情報を持った上でデザインされているのが提案デザインです。
末長く共に歩むロゴとして相応しい、良きデザインであると自負しております。
お気に入りいただければ幸いです。
ご査収のほどよろしくお願いいたします。
メンバーからのコメント
ロゴは多岐にわたる記載が想定されるものです。
それらを想像できるような、イメージを用意しました。
合成画像ではありますが、お客様のイメージを膨らます一助になればと思います。
ご確認お願いいたします。