私のバッヂデザインはアザミをモチーフとして作成しました。
野アザミの強く凛とした姿とアザミの花言葉「私に触れないで」が今回のプロジェクトのイメージとぴったり合致すると考えたためです。
570mmと、かなり大きめのバッヂです。
花をしっかりと見せれば、大人しい人からオシャレな人まで着けやすいかと思います。
痴漢抑止バッヂの件は、様々なメディアで拝見しました。
「抑止につながる、良いと思う」という賛成意見の一方、
「こんなものをつけなくてはならないのはかわいそう」という同情的な意見や、
「痴漢冤罪の恐れがある側にとって、何もして無いのに断罪されているようで不快」というような批判的な意見も見ました。
私自身は少し同情的な見方をしてしまっている一人です。
実際につける痴漢被害者達にしてみると、「痴漢NO」「触ら無いで!」のメッセージが前面に出すぎているのは
恥ずかしくて着けたくなくなってしまうというのが本音だと思っています。
こんな思いから、なるべくオシャレで着けていることがかっこよくなるデザインを目指しました。
他の方に比較して「痴漢」へ対するメッセージ性は少し劣る可能性はありますが、
それよりもこのバッヂが広まることを優先したいと考えています。
背景色及び手前の花、文字の色などは変更可能です。
どうぞよろしくお願いします。
メンバーからのコメント
No.345と対になる、このプロジェクトに賛同する痴漢被害者以外の方向けのバッヂです。
同様に花言葉を用いて「あなたを見つめる」「正義」というメッセージを伝えます。
前回のメッセージでも記載しましたが、痴漢の被害者であるということは公にしたくない個人情報であると考えます。
それは性犯罪の被害者がその体験を隠してしまうことと同様です。
このバッヂの普及を考える上で、バッヂ内に目立つ形で痴漢(ましては性犯罪)という言葉を入れることは、ありえないと私は思います。
一目見た段階では花言葉をあしらったバッヂに見せかけつつ、よく見れば痴漢抑止のメッセージが入っている、そのようにしました。
そのため、まさにその時痴漢行為を犯している人間に対してこのバッヂを見せて撃退するという効果は薄いことは認識していますが、
オシャレなバッヂが広まることで、痴漢行為が行われるよりもずっと前に抑止することができればと思い作りました。