クラウドソーシングで仕事を始めたい!けれど……
クラウドソーシングとは、インターネットをつうじてクライアントと知り合い、ひとつの仕事を協力して進めていくウェブサービスのことです。「働こう」と決めたその日から参加できることや、ユーザー登録に必要な資格等もないことから、主婦やサラリーマンなど、幅広い層から注目を集めています。しかしクラウドソーシングは、働き方がアルバイトや会社勤めとはかなり異なる面があります。はじめてクラウドソーシングに参加した時は、案件の受注の時点で躓いてしまうことも……。特に案件の受注に欠かせない「報酬価格の設定」は、なかなかひとりで決めにくいポイントではないでしょうか。今回はそんなクラウドソーシングビギナーに向けて、クラウドソーシングの案件を請け負う時の「報酬価格」の設定方法についてご紹介しましょう。
引用元:無料写真素材 写真AC
クラウドソーシングの報酬価格はどうやって決めるの?
クラウドソーシングの案件の中には、クライアントから「見積もりを出してほしい」「希望報酬額を教えてほしい」という案内が出されている場合があります。はじめてクラウドソーシングで仕事をする人にとっては、「そんなことを言われても……」と悩んでしまいやすい瞬間ですよね。ちなみにクラウドソーシングでの報酬は、ワーカーのスキル、作業内容、作業量などによって変動するものです。ワーカーとクライアント双方が納得する価格=報酬となるため、まずは自分が納得する価格を探ることから始めてみるとよいでしょう。
クラウドソーシングでの採用率をあげる価格設定とは
働くからには、希望どおりの報酬額を得たいと思うのはごく当たり前のことです。しかし、自分の理想の報酬額をそのままクライアントに提示してしまうと、クラウドソーシングでの採用率はなかなか上がらないかもしれません。クラウドソーシングの報酬は上記で述べたとおり、クライアントとワーカー双方の合意によってきまります。
たとえば自分が設定した価格帯が、クライアントの予算を大きく上回っていた場合、クライアントはより安い価格を提示した他のワーカーと交渉をはじめる可能性が高くなるでしょう。
クラウドソーシングでは、まず応募の段階でクライアントの関心を勝ち取り、受注にむけた交渉に入る必要があります。報酬価格を決める時は、「これくらいはほしい」と思う報酬価格帯を設定したうえで、クライアントの希望よりすこしお得な額を提示するようにしてみましょう。
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クラウドソーシングの価格設定は慎重に
気をつけておきたいポイントとしては、「クラウドソーシングで一度決めた価格は、同じクライアントと仕事をする限り、変動しない場合が多い」という点です。たとえば、どうしてもやってみたかった案件なので、自分の希望よりも低い報酬価格で契約を結んだとします。順調に仕事を終え、クライアントとも良好なパートナーシップを築けたため、「継続的に仕事をしてほしい」という申し出を受けるにいたりました。しかし、ここで報酬額が劇的にあがる可能性は低いといえるでしょう。クライアントは、最初に依頼した時の価格がワーカーの相場だと認識しやすくなります。
もちろん、中にはワーカーの献身的な働きを評価して、報酬の引き上げを提案してくださるクライアントもいらっしゃいます。しかし、一番始めに設定した報酬額が、ひとつの基準になることは変わりません。クラウドソーシングで長く働くためにも、新しいクライアントとの価格交渉は慎重に行いましょう。
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クラウドソーシングで困ったことがあったら
クラウドソーシングの案件を請け負う時の「報酬価格」の設定方法についてご紹介しました。クラウドソーシングの報酬は、ワーカーの大切な「給料」となります。クライアントの要望に応えることも大切ですが、自分が納得できる価格帯もきちんとつかんでおきましょう。他にも分からないことがあれば、クラウドワークスのお仕事相談所や問い合わせサポートを活用してみましょう。