企業インタビュー
公開日: 2023.05.23

巡り合いのチャンスを最大化!新たな風を吹きこみたいときは「CrowdWorksまるごと外注」

日本最大級のGPU専用データセンターを石川県志賀町で運営し、IaaSモデルにてGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供する株式会社ハイレゾ。CrowdWorksまるごと外注サービスを利用いただいた際の経緯や、オウンドメディアに懸ける熱い思いについてお伺いしました。株式会社ハイレゾ

発注の背景

まず御社の事業内容を教えてください。

 弊社の主軸事業は、GPU事業です。「GPU」という言葉に耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に言うと、大量のデータを高速で計算処理する装置です。たとえば、AI・ディープラーニング等のプログラムでは膨大なデータの処理が必要となります。この処理をより速く行えるのがGPUです。
 ただし、GPU事業と一口に言っても、弊社で展開しているサービスは多岐にわたります。たとえば、GPUの利用を手軽にするクラウドサービスの提供や、GPUデータセンターのコンサルティング、最新技術を取り上げたWebメディア運営など様々です。

記事制作の発注についてご相談くださった背景を教えてください。

 弊社では、GPU事業の一環として『EdgeHUB(エッジハブ)』というメディアを運営しています。『EdgeHUB』で取り上げているテーマは、主にAIやディープラーニング等の先端技術に関連する話題で、それらの最新の動向から、新しくスタートしたプロジェクトやサービスの情報まで幅広く扱っています。
 このメディアは立ち上げの準備段階からフリーランスのライターに執筆をお願いし、掲載記事の制作を行っておりました。しかし執筆をお願いできる量にも限りがあり、なおかつ、先端技術が急速に普及していく社会状況などを鑑みて、社内で「より多岐にわたる話題を掲載しよう」「記事の方向性を広げていこう」といった話が持ち上がったんです。

 そこで、CrowdWorksまるごと外注サービスにご相談をいたしました。CrowdWorksまるごと外注サービスについては、メールマガジンを通して前々から、対企業のクラウドソーシングサービスとして認知していました。今までと異なる発注先を開拓し、読者に喜ばれる記事を提供できるだろうと、利用を決めた次第です。

■ 発注先を探す際に重視されたことはなんでしょうか?

 『EdgeHUB』の記事方針に共感してくださるか、という点です。私どもは、『EdgeHUB』が媒体としてできる提案は「読者に対して新しい物事をどのように見るか、その考え方を経営や仕事にどのように活かすのか」ということだと考えています。
 先端技術に関する専門的な知識・情報を分かりやすくお伝えするというのは大前提としてありますが、ただ単に事実や経緯を並べるだけではレポートになってしまいます。私どもは「記事」とは、読み終えた後に、問題を解決する次の一歩がみえる文章であると定義しています。
 こういった姿勢を共有して、ともに高品質な記事制作に取り組めるか、というところをもっとも重視していました。

サービスを利用してみて

■ 発注先はどのように決定されましたか?

 まずは応募のあった複数の企業と、オンラインで面談をしました。
 面談ではじめにお伝えしたのは、『EdgeHUB』の編集方針と読者への姿勢です。
 私どもは、持続的な関係を築くために、発注先に負荷がかからないことを編集の行動方針として第一にかかげています。たとえばコミュニケーションツール一つをとっても、ご担当者様が使いやすいものに合わせるなど、些細なことでも執筆の負担が減らせないかと考えています。なので、少し時間がかかる場合もありますが、業務の進め方や執筆の流れなど、どのような形がやりやすいかを小まめに確認しています。もちろん、はじめからベストなやり方が見つかるわけではないので、方針だけお伝えし、一緒にお仕事をしながら調整とすり合わせを繰り返しています。

 そして、先ほどお話しした記事の定義をお伝えし、記事に対する姿勢を共有できるか確認しました。それに対するパートナー企業の反応は、期待以上のものでした。ただ、書けるか書けないかの返事だけではなく、積極的な提案をふくむレスポンスをいただけて、非常に頼もしかったです。
 発注先は迷いましたが、もっとも読者のことを具体的に想定してくださっていると感じた企業に決めました。

■ まるごと外注をご利用いただき、メリットを感じられた点はありますでしょうか?

 今回のプロジェクトのように、方向性を模索しているさなかでも使う意味は大きいかと思います。
複数の企業から多様な提案をいただけるので、自分たちが思ってもみなかった方向へ幅が広がることもあります。
 また、急ぎで解決したい、とくに量を多く揃えたいというニーズにも適しているのではないかと思いました。CrowdWorksさんの方で取りまとめて多くの企業に声をかけていただけるので、発注先を探す時間が大幅に削減できました。
 それ以上に今回は、巡り合いのチャンスを大きくしてもらえるというところに、一番の価値を感じました。

今後の展望

■ 『EdgeHUB』というメディアについて、展望をお聞かせください。

 弊社はGPU事業を展開してきて、AIやレンダリング、シミュレーション等の最先端技術を扱う企業や大学と多く関わってきました。そのなかで感じていたのは、先端技術の社会実装は多様な形で日々進んでおり、その動きを一元化して見渡すのが難しいという課題です。
 それを解決する一助になるべく『EdgeHUB』が公開されました。
 なので、本メディアの役割は読者に「これから世の中がどう変わっていくのか」「今抱えている課題に対して新しい技術や、AI、ディープラーニングがどういった形でソリューションになれるか」など、先端技術が描いていく未来をお伝えし、実際に読者のお仕事で使っていただくことと考えています。

 『EdgeHUB』が先端技術の情報を経営層に届けることで、先端技術のさらなる普及や社会実装を後押しすることが私どもの願いです。今後も、多くの熱心なライターや企業と協業し、良いメディア作りに励みたいと思います。まるごと外注New

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