外注ノウハウ
公開日: 2024.01.10 / 最終更新日: 2024.01.18

WordPress制作の費用相場を徹底解説!外注シミュレーションも紹介

WordPress(ワードプレス)は、ホームページやブログなどといったWebサイトを制作・運用するためのシステムです。プログラミングの専門知識を持たない人でも、WordPressの管理画面を操作するだけで本格的なサイト制作が可能です。
今回は、WordPressでWebサイトを制作する際にかかる料金について、費用の内訳や料金の決まり方、Webサイトの種類別・依頼先別の費用相場、依頼できる工程などを紹介します。

WordPress制作にかかる費用の種類

WordPressはオープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)であるため、個人・法人を問わず無料で利用できます。ただし、WordPressでサイト制作を行う際は、自作・外注のどちらの場合でも以下のような初期費用が必要です。

①レンタルサーバーの利用料:月額500~2,000円
②ドメインの取得や更新費:月額100~1,000円
③有料テーマの購入費:1~2万円(買い切りの場合)

WordPress制作には、データ管理を行うための「サーバー」と、Web上にサイトを設置するための「ドメイン」が必須です。いずれも外部サービスを利用することから、月額・年額のレンタル料がかかります。
また、サイトのデザインを決める際に、無料のテーマ(既存のテンプレート)を活用するか、有料のテーマ(セキュリティやSEO対策などが施されたデザイン)を購入するかによって、かかる費用が異なります。
さらに、独自性の高いサイトを作るためのコーディングを外注する場合は、デザインや搭載機能にこだわるほど高額になることが特徴です。

Webサイトを制作する工程や、サイト制作を外注する際の注意点などについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:Webサイトの制作フローとは?工程の流れやスケジュール、費用相場も紹介

WordPressで制作できるサイトの種類と費用

WordPressを用いて制作できるサイトにはいくつか種類があります。ここでは、それぞれの特徴や費用相場について紹介します。

ECサイト


EC(電子商取引)サイトとは、インターネットを通じてモノ・サービスを販売するサイトのことです。「ネットショップ」「オンライン通販」などと呼ばれることもあり、独自のECサイトをゼロから制作する場合と、モールサイト(多数の企業が出店するショッピングサイト)へ利用登録をする場合があります。

【費用相場】(ECサイトを制作する場合)
・50~300万円

コーポレートサイト


コーポレートサイトとは、会社概要や沿革、採用情報などを掲載したサイト(企業の公式サイトのようなもの)です。最低限のページ数とコンテンツで作成すれば費用は安く抑えられますが、デザイン性やオリジナリティを重視する場合は100万円以上かかるケースもあります。

【費用相場】
・20~80万円

ポータルサイト


ポータルサイトとは、さまざまなジャンルの情報やリンク集を設置したサイトのことです。ポータルは「玄関」「入口」といった意味で、知りたい情報を検索・閲覧するユーザーが最初にアクセスするサイトといえます。よく知られているポータルサイトの例として、GoogleやYahoo!JAPANなどが挙げられます。
大規模なポータルサイト、膨大な情報を扱うポータルサイトを制作する場合は1,000万円以上かかることもあり、費用の幅が広いことが特徴です。

【費用相場】
・50万円~

自社サイトやホームページを制作する際に、国や地方自治体からの補助金・助成金を活用できるケースもあります。各制度の概要や注意点については、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:ホームページ制作時に活用できる補助金は?各制度の注意点も紹介

リクルートサイト

リクルートサイトとは、求職者へ向けて自社の求人状況(会社紹介やPR、従業員のインタビューなども含む)を発信するサイトのことです。コーポレートサイト内に求人情報を掲載するケースが一般的ですが、求人・採用のみを扱う専用サイトを個別に制作する場合もあります。

【費用相場】
・20~150万円

WordPress制作の依頼工程と費用

WordPress制作には、以下のような工程があります。依頼時はそれぞれの工程において費用が発生するため、あらかじめ外注コストとして計上しておきましょう。

導入・初期設定・基本ページの制作

すでに紹介したとおり、WordPressには月額の利用料はありませんが、導入のための費用がかかります。管理画面のカスタマイズ(自社に合わせて使いやすい配置へ変更するなど)にかかる初期設定費や、フロントページなどの制作費は工数によって料金が異なります。

【費用相場】
・WordPressの導入や初期設定:5~10万円
・基本ページの制作:1ページあたり5,000円~2万円

WordPressの導入費用や、導入後のランニングコストなどについては、以下のページでまとめています。

関連記事:WordPressの導入費用をまとめて紹介!安く抑えるコツとは?

Web戦略込みのサイト制作

Web戦略込みのサイト制作の場合、SEO対策やマーケティングの強化が必要です。自社や商品・サービスのイメージアップにつなげたい、資料請求や問い合わせの件数を増やしたいなど、サイト制作の目的によってマーケティングにかける費用が異なります。

【費用相場】
・マーケティング施策の費用:10万円~

マーケティング施策別の費用相場や、マーケティングの予算配分の決め方などについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:マーケティング費用の決め方とは?費用相場と予算配分のポイントを解説

既存サイトの更新

既存サイトのコンテンツを更新するための費用もかかります。サイトに掲載する記事・画像などを外注する場合、ライターや編集者の人件費、素材の購入費などが発生します。サイトデザインの修正、サイトのページ数を増やすといった大幅な更新では、料金が高額になる場合もあります。

【費用相場】
・既存サイトの更新費:数万円~

定期アップデート、保守

自社サイトを運営する際は、定期的なアップデートやデータのバックアップ、バグ・エラーの修正といった保守作業が必要です。セキュリティ対策のためのSSL管理や、プラグイン(拡張機能)のアップデートなども保守に含まれ、依頼料金は外注先によって異なります。

【費用相場】
・定期アップデートや保守にかかる費用:月額1~3万円

その他付随作業


そのほか、制作したサイトのカスタマイズにかかる費用もあります。プログラミング言語を用いてカスタマイズ(サイトを階層化する・スマホやパソコンのどちらでも見やすいようにレスポンシブ対応にする場合など)は、コーディング費やデザイン費がかかります。

【費用相場】
・その他の費用:1万円~

WordPress制作の依頼先と費用の傾向

ここでは、WordPress制作の依頼先について、それぞれの特徴や費用相場を紹介します。

Web制作会社

自社サイトのデザインや機能性にこだわりたい場合は、プロのWebデザイナーやエンジニアが在籍しているWeb制作会社へ依頼する方法が一般的です。打ち合わせや進行管理などの費用(ディレクション費)がかかることもあり、料金は比較的高めになります。
制作するサイトの規模や作業内容によって費用は大きく異なるため、複数社で料金の相見積もりをとるなどして、コストパフォーマンスの高い制作会社を選ぶようにしましょう。

【費用相場】
・一般的なサイト制作:30~100万円
・機能性やデザインを重視する場合:100~500万円

個人のエンジニア

WordPress制作は、フリーランスで活動する個人へ依頼することもできます。Web制作会社の場合、複数人のチーム体制でサイト制作を行いますが、フリーランスのエンジニアやWebデザイナーは1人で作業するため、比較的安い料金で依頼できます。
ただし、Web制作会社と比べると対応可能範囲が狭い傾向にあるため、簡易的なホームページ制作や自社サイトの導入サポート、重要なページのカスタマイズのみ単発で依頼する場合などに適しています。

【費用相場】
・一般的なサイト制作:10~30万円
・機能性やデザインを重視する場合:20~50万円

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのことです。フリーランスのWebデザイナーやプログラマーなどが登録しており、WordPress制作に関する作業をオンライン上で依頼することができます。
登録ワーカーのプロフィール(実績や経歴、保有資格、得意ジャンル、他クライアントからの評価など)を事前に確認できるため、自社の要望に合う人材を探すことができます。

【費用相場】
・一般的なサイト制作:5万円~

※クラウドソーシングサービスの費用相場については、この後に詳しく紹介しています。

クラウドワークスに依頼したらいくらでできる?

クラウドソーシングサービスのなかでも、業界最大手の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、さまざまなスキル・実績を持つ人材が多数登録しています。ここでは、クラウドワークスの発注事例やWordPress制作の費用相場をそれぞれ紹介します。

WordPressのサイト制作

WordPressを用いたサイト制作を依頼する場合、以下のような費用が目安になります。

【クラウドワークスの費用相場】
・WordPressによる簡易的なホームページ制作:5~10万円
・自社のポータルサイト制作(10ページ分、レスポンシブ対応必須):10万円~
・サイト制作の進行管理を任せられるWebディレクター募集:月額3~10万円

WordPressのコンテンツ制作

WordPressのコンテンツ制作は、以下のような費用が相場です。

【クラウドワークスの費用相場】
・サムネイルやヘッダー、アイコンなどのデザイン制作:1枚あたり1,000円~
・サイト内のロゴやバナー制作を任せられるWebデザイナー募集:時給1,500円~
・JavaScriptでの開発(動的なクイズ形式のコンテンツ作成):1~3万円

WordPressの記事制作

WordPressの記事制作が得意な人を探すこともできます。

【クラウドワークスの費用相場】
・自社サイトに掲載する記事の執筆代行:文字単価0.5~2円
・記事の校正やリライトなどを任せられるライター募集:時給1,000円前後
・広告用のLP(ランディングページ)作成:1ページあたり2万円~

WordPressの導入

WordPressの導入や初期設定、導入後のサポートなどを依頼することも可能です。

【クラウドワークスの費用相場】
・WordPressの導入や初期設定、SEO対策など:1~3万円
・ECサイトの構築や進行管理を任せられるWebディレクター募集:時給2,000円~
・サイトリニューアルに伴うデザイン制作やコーディング代行:時給1,000~1,500円

WordPressの運用・保守

中長期的に、WordPressの運用・保守に関する業務の代行を依頼することもできます。

【クラウドワークスの費用相場】
・WordPressの運用や保守、定期的な更新作業を任せられる人募集:月額5,000円~
・自社サイトの分析や改善を行ってくれるシステムエンジニア募集:時給1,500~2,000円
・既存サイトの改修作業の進行管理ができるWebディレクター募集:月額3万円~

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WordPress制作の外注先はいくつかありますが、比較的安くスピーディーに依頼できる「クラウドワークス」を利用する方法がおすすめです。エンジニア・プログラマー・Webデザイナー・ライターなどが多数登録しており、単発での依頼・中長期的な依頼のどちらでも契約でき、小ロットの業務から発注できます。オンライン上で、依頼内容の相談・契約・報酬の支払いなどの一連の流れが完結し、システム利用料や登録料などの手数料が一切かからないため、コストを抑えながら必要な業務のみスムーズに外注することが可能です。

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